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薬膳カレーを想像していたら、ミンチが入っていた(高野山編)

    高野山で、精進カレーを食べた。
    想像していたのは、薬膳カレーだ。

    出てきたのは、ミンチ入りのカレー。大豆ミートらしい。見た目も食感も、ひき肉そのものだった。
    オクラ、茄子、カボチャの素揚げは、精進らしさが出ていた。カレーとしては及第点だ。

    肉を食べない妻が一口試すと、「肉の味がする」

    そこまで肉に寄せるなら、肉でいいのでは?
    私が精進に求めていたのは、野菜とスパイスで胃を休めることだった。素揚げの野菜だけでよかったのに。

    とはいえ、高野山まで来てカレーを頼んだ私に言われたくないだろう。

    伝統的な精進料理のお店は、予約や行列で入れなかった。入れる店を探して、たどり着いたのがカレー。セットには、申し訳ない量の胡麻豆腐が付いていた。

    唯一高野山らしさを味わえたのは、胡麻豆腐だった。

     
     
    安いから、正しいから、じゃなくて。自分が価値を感じるかどうか、それだけを基準に選んでいます。旅、鉄道、競馬、暮らしのこと——そのときの思考の過程をゆるく書いていきます。「No value, no life.」

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