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80歳でもまだまだ伸びる

    53歳でバイオリンを再開しています。

    この5ヶ月ほとんど毎日弾いていて、割と感覚が戻ってきました。

    でも弾いているところを録画して見てみると、まだまだ。

    自分の感覚と外から見た時の様子が違う。

    へたくそなー。

    ブランクの20年という時間は、思ったよりも長かったのだとがっかりします。


    ところで私が通う空手道場には、長年通っているうちに高齢者になった方々がたくさんいます。

    20年やっている人もいれば、30年、40年、師匠達にいたっては60年以上空手を続けています。

    そうかと思えば、高齢になってから道場の門を叩く人も割と多い。

    Oさんという80歳手前の男性がいるのですが、この方が空手を始めたのは5、6年前だからとっくに70歳を超えてからのスタートです。

    Oさんはサザンの桑田佳祐さんに少し似た、海が大好きなおじさん。

    髪の毛は真っ白で一見ヨボヨボしているんだけど、夏は短パンとアロハシャツで冗談好きな気のいい方です。

    Oさんが空手を始めた時は、足元もフラフラで、右も左も間違えるし、頭がこんがらがって型もなかなか覚えられなかった。

    「もう歳だなー」なんて言いながら、自分より年下の人たちにいつも腰を低く教わって、コツコツ、無理せずコツコツ続けてきました。

    継続は力なり。

    それは何歳になっても真実。

    先日久しぶりに一緒に飛び蹴りの稽古をしたら、軽々と飛ぶのです。

    いやー!Oさんすごい!

    来年80歳よ!

    飛び蹴りできる80歳ってそんなにいないよね。


    これはどういうことなのかなって考えました。

    まず、体が健康なのは恵まれてますよね。

    でも、なんといっても気が若い。

    そして、何歳になってもチャレンジするんだ、俺ならできるっていう高いエフィカシー。

    あとはなんだろう。

    自分が低く見られたとしても、Oさんのプライドは傷つかないんだろうな。

    もっと高いところにプライドを置いているんじゃないでしょうか。

    Oさんにしてみたら、私なんてまだまだひよっこです。

    バイオリンも人生もまだまだこれから。

    楽しくやろう。


    高齢になるまで現役だった人といったら、パブロ・カザルスが思い浮かびます。

    カザルスは80歳を過ぎても、毎日4,5時間チェロの練習を続けていました。

    なぜそんなに練習するのかと尋ねられると、

    「まだ、上達していると思うから」

    と答えたそうです。

    こうありたいです。

    これは、カザルス70代のころ↓


     
     
    「バイオリンを弾きなよ。それが1番だよ」 20年間のブランク中、たびたび心の隅でささやかれた言葉。53歳で、ようやく弾こうと思いました。 イギリスの音大卒。子どもの障害に向き合う20年を経て、バイオリンをきっかけに人生ごと復活中です。

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