
ハイエナは悪いやつなのか
家族で劇団四季のライオンキングを観に行きました。劇なんて何年ぶりでしょう。目の前で繰り広げられる迫真の演技に、何度も目頭が熱くなりました。
劇の中ではハイエナが悪者でした。劇を見終わった帰り道、私が「これじゃハイエナが可哀想だねえ」と言うと、まもなく5年生の息子がこんな考えを伝えてくれました。
「登場したハイエナは悪者だったけど、ハイエナみんなが悪者ってわけじゃないと思う。ライオンだって、主人公は正義のヒーローだったけど、弟ライオンは悪者扱いだったし。」
このお話を聞いて、ハッとしました。お話の中で、ハイエナを悪者と決めつけてしまったのはむしろ私で、お話全体やお話以外のことまで想像して考えた息子を、頼もしく、誇らしく思いました。
ハイエナは悪いやつか。そう、悪いハイエナはいた。でもハイエナ=悪いやつ、ではない。こんな、心の奥に潜む差別の心に気づかせてくれて、ありがとう。