メインコンテンツへスキップ
見出し画像

<2025花スケッチ>府中・寿中央公園の古代蓮:照り付ける陽光の中に秋を感じる

     7月20日の日曜日、朝から快晴。照り付ける日差しの中、スケッチ教室の野外スケッチに出かけました。

     場所は、「府中市・寿中央公園ひょうたん池」です。京王線府中駅から大國魂神社の参道である欅並木を北へ歩き、欅並木が途切れる十字路を左に200メートルほど西に歩くと到着する小さな公園です。
     おそらく近くの府中市民しか利用しないと思われるごく普通の公園です。

     しかし、実はその中にある「ひょうたん池」には、全国的に有名なある植物が群生しているのです。その植物の名は昭和26年に大賀博士により発見された古代蓮、「大賀蓮」です。

     なぜ、この池に「大賀蓮」が植えられているのか、私も6年前に初めて知ったのですが、大賀博士は戦災のため自宅が消失し、都内から府中に移住し、自宅がこの池の近くだったため、古代蓮を近くの小学校と、この公園の池に植えたのが始まりだそうです。大賀蓮は、ここから全国に広がりました。

     さて「大賀蓮」は通常6月半ばから末が花の盛りで、今回の野外スケッチの7月20日はおそらく咲き終わっているだろうと予想していました。

     実際、集合時間前に来てみると、確かに花弁が散ったあとの蓮根状の中心部分(花托というらしい)が何本も突っ立ていて花の終わりを示していましたが、それでも幸いなことに幾つもの蓮の花が咲いていました(図1)。

    画像
    図1 2025年7月20日(日)当日の池の様子

     参考までに、2019年の6月19日(水)に撮影した、花の盛りの様子を下に示します(図2)。

    画像
    図2 2019年6月19日(水)のひょうたん池
    手前の白い花は、「舞妃蓮」、奥のピンクの花が「大賀蓮」

     さらに、その時にスケッチした作品を下に示します(図3)。

    画像
    図3 《府中・寿中央公園の古代蓮》 2019 アルシュ 23cm x 31cm ペンと透明水彩

     さて、集合時間に生徒さん全員が集まり、スケッチ開始です。

     6年前と何か違うものはないかとしばらく様子を見ていうと、なんとまだ7月だというのに、トンボが舞飛んでいます。そして、水面から突き出た花も葉もついていない茎やつぼみにとまることに気が付きました。
     カンカン照りなのに、秋を感じる何とも変な気持ちです。

     ということで、一つは、蓮の花の重なりと、つぼみにとまっているトンボの風景(図4)と、二つ目に茎にとまったトンボ(図5)を描くことにしました。

    画像
    図4 《府中・寿中央公園の蓮》 2025 アルシュ 23cm x 31cm ペンとインク


    画像
    図5 《府中・寿中央公園、ひょうたん池のトンボ》 2025 アルシュ 23cm x 31cm ペンとインク

     ひょうたん池のまわりは、日差しを遮るものはなく、カンカン照りの中、2時間が限界です。

     木陰に全員集まって作品を並べて紹介し、解散しました。

    (おしまい)

     前回の記事は下記をご覧ください。


     
     
    線スケッチ講師。下書きなしにペンで線描、透明水彩で彩色。誰でも簡単に描ける方法です。 世田谷区, 立川、府中、調布でスケッチ教室を開催(詳しくはブログを参照)。 ブログ:http://sensketch.blog56.fc2.com インスタグラム:@wataei172

    あなたへのおすすめ