
気まぐれな秋の空の夕焼けを修理する
秋の空は気まぐれというのは今は昔。今や気まぐれな秋の空という景観月間予定通りに全天にデータを日々展開する近未来。
ところが今日の夕方は、夏の入道雲が表示されたままフリーズしている。ここは全域が風致保全地区に指定されている古都。本来なら月間予定通り、今日は秋晴れの鱗雲から山の端の夕暮れのグラデーションに移行する予定だった。
季節外れの暑さの中、後輩と僕は山の端の裏の制御室へ急ぐ。雅な景観を裏で支えるのが僕ら修理チームの仕事だ。
「あ、秋の夕焼けっすね、りょ」
破損したコードを書き換えるよう後輩がAIに手早く指示する。夕焼け…夕暮れ…後輩の若い感性が少し眩しかった。
「復旧っす」
景観システムを再起動すると、夏雲はたちまちとけさり、マジックアワーの夕暮れのグラデーションが表示され、月間予定通りの三日月が、沈んだ太陽を追いかけるように西の山の端にかかろうとしていた。
いつまでも気まぐれならむ秋の空
その夕焼けを修理するひと
なんとなくAIと作成。
読んでくれた方、ありがとうございます〜