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Photo by5ynthaire

残されたメモを探せ

    「時空資源を、そんなに使っていいんですか?」

    時空探偵の俺はあきれた。時空跳躍が従量課金制になり久しい近未来。
    「データ空間が無限すぎて検索に引っかからないんだ。1年くらい前に、来年の今頃に、たぶん絶対必要になると思ってメモしたはずなのに、バレないようにしようと思っていて、自分でも忘れた。でも、たぶん絶対メモしたはずなんだよ」

    どうでもいいデータを溜め込みすぎだ。だが、人間を長くやっていると、たまによくあるらしい。
    俺は時空資源を投入し、依頼人の過去ログに潜入した。だがフックになるべき検索ワードが濁されているためか、一向にヒットしない。
    1カ月前、半年前、1年前……。だが、どの時空でも、メモを書き残したはずだという瞬間のヒントすら見つからない。バレないようにしたいという感情が、過去の足跡さえ曖昧にさせているのだろう。

    戻った俺は、首を振った。
    「ダメだ。あなたの記憶の隠し場所は、時空の隙間に完全に埋もれている」
    「そうか……」
    依頼人はため息をつき、時空資源の支払いのためポケットから端末を取り出した。その瞬間、ポロリと物理的紙片が落ちる。その裏には彼の汚い手書きの文字があった。

    「あ……」


    吾れ十有五にして過目不忘なり。三十にして備忘す。四十にして手記に惑う。五十にして天命を知る。

    “But I feel it’s nice to be 50.” (「人生の扉」竹内まりや)


    (15歳の頃は、記憶力がありメモなど必要なかった。30代、自分宛てのメモを最大限に活用する。40代、過去の自分が残したメモの意味がまったくわからない。50代、昨日メモを書いたような気もするが見つかりはしないだろうからまあいいやという天命を知る。でも、50代になるのも悪くないと思うわ。)

    なんとなくAIと作成。
    読んでくれた方、ありがとうございます〜


     
     
    ちょっとあれこれいまいちで、まったり過ごしています。AIと作った和歌、短歌、ショートショートを載せていくつもりです。好きなものは中島みゆき。永遠の嘘をついてくれ。SFは草上仁。復刊してください、お願いします。

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