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“女やのに”と言われた日、父のことを見直した話

    「女やのに、なんで放射線技師になったんや!」
    「親は何も言わんかったんか!」

    20年前、今の職場で事務のおっさんに言われた一言。

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    正直、めちゃくちゃ悔しかった。

    なんでお前に(いや、あなたに)そんなこと言われなあかんの?って思ったし、
    『女をなめんなよ』って、心の中で何回も思った。

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    新人の頃、こんなこともあった。

    メーカーの人に、

    『男の技師さんいますか?』

    って言われた。

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    初めての女性技師として入った私に向かっての言葉。

    なんで男?
    上の人でも、技師長でも良くない?!

    あのときの空気も、感情も、今でもはっきり覚えてる。

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    当時は、まだ女性技師も少なくて、
    そういう言葉が普通に出てくる時代だった。

    でも、今でも忘れられない。

    悔しかった。

    私も技師ですけど?!
    って、思う場面は他にもあった。

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    そのとき、ふと思った。

    👉「うちの親、何も言わんかったな」って。

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    うちは、いわゆる九州男児の父。

    姉の私は、厳しい父が怖くて、あんまり会話もできなかった。

    話をするのはいつも緊張していた記憶しかない。

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    でも、診療放射線技師になるって決めたとき、
    父は何も言わなかった。

    反対も、否定も、何も。

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    あのときは、それが当たり前やと思ってた。

    でも外であんな言葉をぶつけられて、

    👉「あれって当たり前じゃなかったんや」って気づいた。

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    何も言わなかったのは、

    👉信じてくれてたんかもしれん
    👉任せてくれてたんかもしれん

    そう思うようになった。

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    そして、あのとき思い出した。

    👉自分がこの仕事を選んだ理由。

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    女性技師だからこそ、できることがあると思ってた。

    大きな機械を前にして、不安になる患者さんは多い。

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    そんな中で、

    👉女性技師の私が対応することで、
    👉少しでも安心してもらえるんじゃないか

    そう思って、この道を選んだ。

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    あれから『女性技師さんで良かった』って、言ってくれる人がたくさんいた。
    👉「やっぱりこの仕事でよかった」って、改めて思ったし、めちゃくちゃ嬉しかった。

    そして、女性技師で良かった、じゃなく、あなたで良かった。って言ってもらえた言葉は、今でも宝物のように、ほんとにほんとに嬉しかった🥹

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    去年、その父が急逝した。

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    私にとったら怖くて取っ付きにくい父で、
    正直、ちゃんと向き合えてたとは言えない。

    子どもが生まれてから、
    やっと少しずつ話せるようになってきたところだった。

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    だからこそ思う。

    もっと話せばよかったなって。

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    あのとき何も言わなかったこと、
    今なら「ありがとう」って言えるのに。

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    でも、きっと。

    👉何も言わなかったあの選択があったから
    👉私は今もこの仕事を続けてる

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    20年前に言われたあの言葉も、
    今の自分を作ってる一部。

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    👉今も現場に立ってるのが、私の答え。

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    誰かの何気ない一言に傷つくこともあるけど、
    支えてくれてる人の“何も言わない優しさ”に、
    あとから気づくこともある。

    お父さん、ありがとう。


    診療放射線技師として頑張っています✨
    私の武器であるマンモグラフィ
    マンモ撮影中の思考・判断・声かけを
    そのまま言語化しています👇

     
     
    20年目の現役放射線技師(CT・マンモ認定)。2児のやんちゃ男子の母。現場で培った「教科書に載っていない撮影のコツ」や、仕事・育児・認定試験を両立するサバイバル術。20年前の自分に教えたい「ゆるく長く働き続ける知恵」をアップしていきます。noteがあたたかい場所で驚いてます😌✨

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