
心に留めておきたい言葉・考え方④
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云(い)へり」という有名な一節は、誰もが聞いたことがあると思います。
『学問のすゝめ』は福澤諭吉の代表的な著作で、明治初期のベストセラーで、その「初編」の発行は1872年であり、(2025年。現在からすれば)150年以上も前の著作です。
ここでいう『学問』とは、座学で得られる学問に限る意味ではなく、広い意味での「学び」を指します。
福沢諭吉がこの言葉に込めた真意は、
【社会に出てからも学び続けられるかどうか、それがその後の人生を決める大きな分岐点となる】ということです。
『拝啓、諭吉様』(永松茂久 著)には、そのように書かれていました。「仕事でうまくいく人は、必ず学びの習慣を持っている」と。
ところで、『がんばる木こり』という寓話をご存知でしょうか?
昔、1人の木こりが材木屋に仕事をもらいに行った。いい条件だったので木こりは仕事を引き受けることにした。
初日、木こりは親方から斧を一本渡されて、やる気満々で仕事を始めて、その日1日で18本の木を切り倒した。
「よくやった!この調子で頼むぞ」と親方から励まされた木こりは、明日はもっと頑張ろうと思い、早めに寝床に入った。
次の日、木こりは早起きして、森に向かった。ところが、努力も虚しく、15本が精一杯だった。「疲れているからだ」と感じた木こりは、日暮れとともに寝床に入った。
夜明けとともに目を覚ました木こりは、「今日こそ何としても18本を超えるぞ」と奮い立たせて切り始めた。
ところがその日は、18本どころか、その半分にも満たなかった。
次の日、その次の日、7本、5本と減っていき、最後には、夕方になっても2本目の木と格闘していた。
何と言われるかびくびくしながら、木こりは親方に正直に報告すると、親方は木こりに尋ねた。
「最後に斧を研いだのはいつだ?」と。
木こりは答えた。
「斧を研ぐ?木を切るのに精一杯で、研いでいる時間はありませんでした。」
お分かりのとおり、木こりは「木を切る」ことに精一杯で、「斧を研ぐ」という基本的な仕事をおろそかにしてしまったのですね。
これを現代の我々に引き直して考えると、
「斧を研ぐ」とは、
①心身の調子を整える。
②頭脳を鍛え、新しい知識、知見を取り入れる。
ということかもしれませんね。
成功者と言われる人たちは、あえて意識的に、「仕事と学びを切り分けず、それらが一体となるような状況に身を置くよう努める」のだそうです。
①については、(個人的には)よく寝て、適度に食べて、適度に運動することに尽きると思います。
②については、一番の方法は「読書」だと思います。
本は「先人達の知恵の結晶」であり、それにすぐに触れることができる素晴らしいものだと思います。(そのように思うに至ったのは、40歳を過ぎたあたりですが。。本当にそうだと思います。)
これからも多くの「知恵の結晶」から、
少しでも多くの「学び」を得て、
それを、(我が子達を含めて)できるだけ多くの「次の世代」に繋げていきたいなと思う今日この頃です。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
この記事を読んで下さったことにより、一つでも「学び」があったならば、とても嬉しいです。