
就活中の子どもに、親は何を言えばいいのか〜15年間、3つの大学で学生を支援してきたキャリアセンター職員が考える、保護者の声かけと距離感〜
はじめに
「就活どう?」
そう聞いただけなのに、
「別に」
と返ってきます。
「何か手伝おうか?」
と声をかけても、
「大丈夫だから」
と言われます。
かと思えば突然、
「もう就活やめたい」
「全部落ちた」
「どっちの会社にすればいいと思う?」
と相談されることもあります。
そんなとき、親は迷います。
励ました方がいいのか。
アドバイスした方がいいのか。
本人に任せた方がいいのか。
僕はこれまで約15年間、3つの大学でキャリアセンター業務に携わり、多くの学生の就職活動に関わってきました。
その中で感じてきたのは、
親の言葉は、内容だけでなく「タイミング」と「距離感」で届き方が大きく変わる
ということです。
正しいことを言っていても、届かないことがあります。
逆に、たった一言で学生の表情が少し変わることもあります。
だからこの記事では、
「親は見守りましょう」
「本人に任せましょう」
という抽象的な話だけでは終わらせません。
実際に、
就活を始めないとき、何と言えばいいのか。
ESで悩んでいるとき、どこまで手伝えばいいのか。
面接前後、不採用、内定、迷っているときに、どんな言葉を選べばいいのか。
場面ごとに、具体的な言葉まで落とし込んでまとめます。
就活中のお子さんに、
「何を言えばいいのか分からない」
と思ったときに、もう一度開いていただける記事を目指して書きました。
目次
1.親の声かけに「万能な正解」はない
2.まず覚えておきたい3つの役割
3.就活を始めようとしないとき
4.ESや自己分析で行き詰まっているとき
5.面接前日の声かけ
6.面接から帰ってきたとき
7.不採用が続いているとき
8.「もう就活をやめたい」と言われたとき
9.内定が出たとき・複数内定で迷っているとき
10.親が聞いていい質問・避けたい質問
11.親自身が不安になったときのセルフチェック
12.僕が学生に身につけてほしいと思っている力
13.最後に