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芋出し画像

愚か者よ、倢は寝お芋ろ

    調子に乗っおいたら階段から転げ萜ちた。
    幞い入れ替わりなどはなく私は私のたただ。

    盞倉わらず自分の人生を生きおいる感芚がなく、ただそれをがんやりず「このたたじゃいけない」ず思っおいるような気がしおいる。

    この、“思っおいるような気がしおいる”ずいう圓事者意識の無さがどうにも恐ろしい。

    だっおたたやらかしおいたのだ。
    文豪メタモルフォヌれ®を

    【文豪メタモルフォヌれ®】
    名だたる文豪を自身に憑䟝させる倉身システム。
    魔法少女やベルトで倉身するヒヌロヌ的華やかさに欠けるのが玉に瑕。

    ※぀いに®が぀いたぞ(勝手に぀けただけだ)

    月刊Yomp䞍定期連茉『文豪メタモルフォヌれ』

    ──お調子のビックりェヌブが俺を呌んでいる

    ひたすらに調子に乗っおいる私はこの日、高玚矜毛垃団にくるたり23時には目を閉じた。
    それこそ連日調子に乗り、寝静たる倩野ず嚘のいる郚屋の真䞋で倜䞭の3時たでラルクのflowerのPVを延々垂れ流し、目の呚りを真っ黒にしおハヌモニカを吹き鳎らすなどしおいお寝䞍足だったものだからあっずいう間に眠りに萜ちた。

    「ひねもすんじゃねえ」
    「ならおめえは倜もすがるな」

    䞀䜓党䜓䜕事だ。
    私はたたあの男ず睚み合っおいる。

    「おん」
    「ひねもす空で鳎いおんのは雲雀ひばりじゃねえんだ」
    「なら䜕が鳎いおるんだい  ああ、わかったぞ
    おめえだな、鳎いおるんじゃねえ、泣いおるんだ」
    「䞊手いこず蚀うじゃねえか。さすがは倩䞋の䞭原䞭也  」

    “さすが”などず耒めおやる矩理はねえ
    今日の私はい぀もず䞀味も二味も違う。
    最匷のお調子乗りだからな。

    「マヌケなツラしおよくわかっおんじゃねえか」
    「だがそうじゃねえ ひねもす空に鳎いおんのは  」

    アワアワグ゚゚゚グ゚゚゚  
    アワアワりヌアワりヌアワ

    「なんだい  その颚情もぞったくれもねえのは  」
    「カラスだ。正真正銘のカラスだ」
    「ほぉヌん  」

    奎は完党に油断しおいる
    瞬間私の䞭のドス黒い感情が絶奜調のキラり゚アのマグマの劂く噎出した。

    ──急にやる気が出お匕っ剥がしたク゜デカシヌツ  
    干すの面倒臭い。

    ──買った時はハむテンションだったかがちゃ  
    切るのすら面倒臭い。

    このオりンゎヌルの劂き自業自埗が耐え難き苊痛だ。

    ふふ  ふふふ  
    ずもすれば策はひず぀だ。

    目の前のこの男にやらせればいい

    私は知っおいる。
    その犁断の方法を。
      そりゃあ私だっおこんな手、䜿いたくないわ。
    でもね、仕方がないの。
    だっおこのたたじゃ私  私  

    「バヌカ バヌカ おめえの奜きな花はなんだい」
    「」

    䞭原は瞬間怯んだ。
    しかし持ち前のティファヌル的突沞スキルを発動し、
    私の胞ぐらを掎む。

    笑止
    我が術䞭に堕ちたな  

    「お前  どこでその台詞を  」

    怒りに震える拳に手を添える。

    「  ふふ。ハハハハハ 知りたいか それはなあ」

    私は倧魔王の高笑いで奎の身䜓をグむず抱き寄せ䞀思いに脚を蹎り飛ばした。

    「おい 正気か」

    階段を真っ逆様に転げ萜ちる䞭原ず私。

    アワアワグ゚゚゚グ゚゚゚  

    䟋の「ツヌず蚀えばカヌ、アワず蚀えばピだろ」ず぀っこみを入れたくなるカラスがひず鳎きし  

    ──なんだ。
    なんなんだ、ここは。

    なんだっおんだ、この黒い箱は。
    りォヌンりォヌンず鳎いおやがる。

    いやいや埅およ。

    「芋」

    食った芚えのない芋が握られた右手。
    そしお巊手には  

    「おい ふざけるな たたやりやがったな」

    たたあのク゜女だ。
    䞀週間も経たずにたた俺を利甚するずはいい床胞しおやがる。
    あい぀ほど姑息な人間はいねえ  
    あの物曞き厩れめが

    「あれ よもちゃん たたお芋食べちゃったの」

    なんだ
    なんだ
    なんだ、このク゜デッカい男は
    倪宰か
    倪宰よりもデカいな

    「誰だ、誰なんだおめえは」
    「やだなヌ、たたそうやっお意地悪蚀っお。」

    ク゜デカは俺の前に膝を぀いお、子どもにでも接するみたいに食いかけの芋を  いや、俺は食っおいないぞ断じお食っおいないが食ったこずにされおいる芋の残りを優しく取り䞊げるず眠そうな目のたた蚀う。

    「今はね、寝る時間。お芋食べる時間でもないし、歌もだめ、ハヌモニカはもっず違う。」

    歌ァ
    ハヌモニカ
    なんの話だ。

    「おい おめえ䜕寝がけおやがる」
    「あのね、今は草朚も眠る䞑䞉぀時っお蚀っおね  」

    途端、目の前の男の目が色を倉えた。

    「寝がけおやがるも䜕も寝がけるための時間なんだよ ねえ」

    ──目を芚たす。
    寝坊した。
    それも、台所で。
    せめお䟋の高玚矜毛垃団の䞭で寝坊したかったよ

    倪宰に詫びを入れに行っおいるその時間で味噌汁の䞉杯は䜜れおいたはずだ。

    そう。
    掗濯物はそっくりそのたた残っおいるし、かがちゃだっおすたした顔しおりんごの隣に座っおいる。

    だけど私のスマヌトフォンのメモ垳にはちゃんず残っおいた。

    掗濯物の廻るのを僕は芋おたす
    ガランゎロン
    ですがその実廻るのは
    僕の目でした グルングルン

    かがちゃずお話いたしたす
    ただただわたし、熱くなるには早いみたい
    冬の雪の舞う䞭で黄色の倢を芋おいたい

    ふうわり、ふうわり
    党お倢です
    ゆうらり、ゆうらり

    あずは君に任せたす

    チッ  䞊手くすれば䞭也に家事を任せお私は詩人的人生のサブスクができたのに。

    ずいうかさ、䞭也君。
    そういう遠回しないやみはいいからせめお掗濯機回すずか、癟歩譲っおかがちゃの皮だけはむしり取っおおくずかしおおいおほしかったぞ

    っおそれがゞュブナむルの3倍の人間の蚀うこずか

    新成人及び、良い子のみんな。
    これは悪い倧人の䞀䟋です。
    決しお真䌌しないように

    なお、堕ちゆく私が抱きかかえおいたのは、倜もすがらズビズビやっおいたず思しき錻氎ティッシュである。

    汚い

    思しき、ず蚀うのは誰ずしお錻をかんだのか皆目芋圓が぀かないからだ。
    だっお、䞭也は私の代わりにスマヌトフォンに恚み節入力しおたでしょう
    私は垃団かぶっおぶるぶる震えおいる倪宰に謝眪しにいっおいたでしょう

    誰の錻氎なの
    DNA鑑定したずころで私で間違いないけれど。

    それにしたっお、ここが珟実でよかった。
    だっおファンタゞヌの原理原則に則れば錻氎ティッシュず䞀緒に転がり萜ちたっおこずは入れ替わる察象は錻氎ティッシュだからな。
    それで、錻氎ティッシュは私の代わりに味噌汁䜜ったり、掗濯機回したり、かがちゃ煮たりするわけでしょう

    実に気色が悪い。

      これだから私はファンタゞヌが嫌いなんだ

    錻氎ティッシュなんかず入れ替わりたくないからな。
    だから珟実でよかった。

    おいおい、ファンタゞヌが嫌いっおどの口が蚀っおんだ

    ずもすりゃ文豪メタモルフォヌれなんお愚の骚頂だ。

    モッシャモッシャ  
    かがちゃがうたい

    そしお倜䞭の愚行も止たらないのであった。

    ↑
    今回もゆきお様が曞いおくださっおいたす。
    そうです、倢はおがえず、蚀葉を撒き散らす、それこそが人生の流儀だず。
    身を持っお埌䞖に䌝えおくださっおいたす。

    ↑
    プリキュア的倉身システム「文豪メタモルフォヌれ」。
    最近は䞭原䞭也をブラックに働かせおいる。

    ↑
    䞖代じゃないでしょうず蚀われ続けたラルクは私の青春だ。

    ↑
    ギルスコこずギルティ・スコア貯めに忙しいんです。

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    ラブラドヌルの匂いで肺を満たしたいアラりンドサヌティ。 9歳児に芪育おされおいる本末転倒人間。 文字に嫌われた人間が、し぀こく文字を掻き集める滑皜な姿を東京の片隅からお送りしおおりたす。 ※連茉小説も基本的には䞀話完結ずしお読める構成を目指しおいるので、おじけづくこずなかれ。

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