
【運動療法×機能解剖】慢性内転筋損傷による股関節周囲筋の代償メカニズム〜中殿筋活動低下の影響と理学療法アプローチへの示唆 〜
一般の方だけでなく、スポーツ選手に対してリハビリを行う方も多いと思います。
中には内転筋損傷の方を担当した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんな、慢性的な内転筋損傷の方の筋活動パターンについて、研究論文を要約し共有したいと思います。
タイトル
“Coronal plane hip muscle activation in football code athletes with chronic adductor groin strain injury during standing hip flexion.”
訳すと
「慢性的内転筋損傷を有するフットボール選手における立位股関節屈曲時の前額面の股関節筋活動」
となります。
どんな活動パターンが特徴なのでしょうか?
では、要約です。
1.【研究目的】
慢性的な内転筋損傷を有するフットボール選手において、前額面(コロナルプレーン)の股関節筋活動パターンの変化を明らかにする。
2.【対象と方法】
• 対象:
• 慢性的な内転筋損傷を持つフットボール選手9名
• 損傷のない健常な対照群9名(年齢・競技レベルをマッチ)
• 方法:
• 立位股関節屈曲動作中の筋活動を表面筋電図(sEMG)およびモーションキャプチャを用いて測定
• 特に中殿筋と長内転筋の筋活動比を評価