
攻殻機動隊を想ふ

士郎正宗の世界展を観に行ってきた。
実は漫画マニアの俺が高校の頃から何度もチャレンジしてきたが毎回、途中で読むのを断念してきたのが士郎正宗の作品なのだ。
士郎正宗の存在しないモノもある様にみせる圧倒的な画力。
どこまでも精密でどこまでも緻密だが、それらは実在はしない。
しかし正確…実在しないモノの正確さなど計り様などないのだが。

大友克洋、鳥山明、秋本治、さいとう・たかお…先達は存在していた。彼らの精密な描写は存在しないリアルを生み出し、そして表現方法は違えど彼らも人間の本質を描き続けていた。
が、士郎正宗のそれはもっと奥を圧倒的な画力と共に哲学的なまでに追求していく。
それで毎回途中で挫折しちゃうんだよな。

だから今回は作品の世界を深堀りするよりも士郎正宗の世界をのぞき見する感覚で行ってきました。




当然、最初の挫折もアップルシード

勉強不足ですんません

あんなに細かい線まで下書きしているのに全然消しゴムの跡がない
…信じられない


神・手塚治虫や藤子不二雄ですらホワイトは使っているのに…
天才にも程がある



1991年の作品



士郎正宗といえばその圧倒的な画力で成人向けの絵も描いているが、それについてはほぼ触れられてはいなかったな。個人的には残念だ。うひ。
俺が何故これまで完読することが出来なかったのか?画の上手さに圧倒されて話の巧さに気付けていなかったということがよく分かった。その前に俺の人間としての経験値が少な過ぎたのもあると思う。
今なら完読出来る気がする。