
発達障害と不登校――学校に行けないのは努力不足ではなく、特性と学校の環境が合っていないからかもしれません【音声解説11分】
「うちの子は発達障害の診断を受けていて、最近、学校に行けなくなってしまって」。診察室で、親御さんからこうした相談を受けることがあります。
教室の音がつらいと言う。忘れ物を何度も注意されて、学校の話をしなくなる。漢字の書き取りに、ほかの子の何倍も時間がかかる。叱るべきか、休ませるべきか、迷いながらこのページを開いてくださった方もいらっしゃるかもしれません。
学校に行けなくなるのは、本人の努力不足やわがままではなく、その子の特性と学校の環境がうまく合っていないことで起きているのかもしれません。
ここまで気にかけてくださっていること自体が、お子さんにとって大切な支えになっていると思っています。どうかご自分を責めないでください。
今回の音声では、自閉スペクトラム症・ADHD・学習障害のそれぞれで学校のどんな場面が負担になりやすいかをお話ししています。そのうえで、毎日の流れをなるべく同じにするなど教室の環境を整える工夫と、親と学校が協力することの意味について順に取り上げています。
素材は私が書いた記事と、出雲の診察室でふだんお伝えしていることです。それをGoogleのGemini Notebook(旧NotebookLM)で生成したAIスピーカー2名による対話形式の解説に整理しました。私自身の声ではありませんが、内容は私が日々の臨床で繰り返しお話ししていることです。
目標を「学校に行かせること」だけに置かなくてもよいのだと思います。その子にとって世界がどう見えているかに目を向けることが、支援の第一歩になります。家庭だけで抱え込まず、学校や専門家と一緒に考えていけたらと願っています。
【お知らせ(2026年10月20日)】音声のうち、アメリカの調査の数字を紹介していた部分(約1分半)を削除しました。この数字は病気やけがで学校を長く休んだ子どもの割合を比べたもので、不登校になる割合を示すものではなかったためです。
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飯島慶郎(いいじま よしろう)
精神科医・臨床心理士・公認心理師。出雲いいじまクリニック院長。島根県出雲市で全国初の不登校専門外来を運営し、これまで200人を超える不登校児を診療。BPSモデルに基づく統合的心身医療を実践している。
著書『不登校は病気?』(2026年1月刊)
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