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EAを作ろう #7「有料EAに勝つ方法」

    前回の最適化、やってみましたか?


    前回(#6)では過去2年分のデータを使った最適化をやりました。「試しに10年でやってみたよ!」という方もいるかもしれませんね。

    やってみるとわかるんですが、10年バックテストを完走させてPF(プロフィットファクター)を高い水準でキープするのは、想像以上に難しいんです。

    GogoJungleなどで販売されている有料EAの審査基準は「7年以上のバックテストクリア」(Tick Data Suite使用なら2年以上)。


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    有料EAがそれなりの値段をしている理由、少しわかってきた気がしませんか。

    「やっぱりAIで作ったEAじゃ、有料には敵わないのか……」

    そう思った方に朗報です。今回はそんな空気をひっくり返しにいきます。

    そもそも、なぜ10年バックテストは難しいのか


    10年というのはFX相場にとって、ものすごく長い期間です。その間に何が起きたか思い出してみてください。

    • コロナパンデミック(2020年)

    • ウクライナ戦争(2022年〜)

    • その他、数え切れないほどの地政学リスク


    これらの大事件が起きるたびに相場の動き方は大きく変わります。さらに、FX市場に参加している機関投資家の顔ぶれや戦略も年々変化しています。


    こうした変化を経て、チャートの「構造」そのものが変わっていく。これを相場の構造変化と呼びます。

    「EAには寿命がある」という話を聞いたことがある方もいるかと思います。

    あれはこの構造変化が原因です。正確には「死んだ」のではなく、「今の相場に合わなくなった」だけで、また相場の流れが戻ってくれば復活することもあります。

    ちょっと冬眠みたいなイメージですね。


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    10年バックテストを乗り越えるEAの秘密


    では、10年の荒波を乗り越えられる有料EAはどうなっているのか。

    主な理由は2つです。

    ① ロジック自体が突出して優秀 シンプルに、エントリーの精度が高い。これはもう実力の話です。

    ② ボラティリティ連動の可変ロジック 相場の荒れ具合(ボラティリティ)に合わせてパラメータを自動で調整する仕組みをEA内部に組み込んでいます。構造変化に自動追従できるため、EAの寿命が延びます。

    ⚠️ ただし可変ロジックは使い方を誤ると前回説明したカーブフィッティングに近づく危険もあります。「賢い設計」と「ズルい設計」は紙一重です。


    本題:AIで作ったEAで有料EAに勝ちにいく


    ここからが今回の核心です。


    AIで作ったEAは、10年の長期バックテストでは成績が振るわないことが多いです。これは事実です。


    でも、直近の短期間に絞ったバックテストなら、十分に良い成績が出せることも多い。


    「じゃあ短期間は勝てても、すぐ使えなくなるじゃないか」


    そう思いますよね。普通はそうです。

    でも今回はプログラムのコードには一切触れずに、この問題を解決する方法を紹介します。

    答えは「手動可変パラメータ」です


    難しそうに聞こえますが、やっていることはシンプルです。

    1週間ごとに最適化をやり直して、パラメータをアップデートし続ける。

    それだけです。


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    具体的な手順

    1. 最適化に使う期間を決める(例:直近3ヶ月)

    2. 前回(#6)でやった最適化を実行して、成績の良いパラメータを割り出す

    3. そのパラメータでEAを運用する

    4. 1週間後の週末に、期間を1週間ずらして再度最適化を実行

    5. 新しいパラメータに書き換えて、また1週間運用する

    6. 以降、毎週末にこれを繰り返す


    期間のずらし方(直近3ヶ月の例)

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    テスターのここに日付を変更(右側が直近の日付)

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    週ごとに変更します

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    最適化を実行し、結果が出たら良い成績のパスをダブルクリック、「スタート」して「結果」「グラフ」「レポート」を見て自分で分析。

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    ※損益やPFだけではなくDD、総取引数もチェックして、3ヶ月で何回取引したいか等


    「エキスパート設定」ボタンをクリックし値の列のパラメータをEAに設定

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    1週間ずつスライドさせながら「直近3ヶ月」を常に最新に保つイメージです。


    メリットとデメリット、正直に話します

    ▶ メリット

    • 相場の構造変化に追従できる

    • EAの「使える期間」を大幅に延ばせる

    • EAの能力を常に最大限引き出せる


    ▶ デメリット

    • 毎週末に最適化作業が必要(ルーティン化が前提)

    • 他人に渡して使ってもらう、という運用スタイルには向かない。あくまで自分自身で使うEAとして運用するのが前提

    • 相場の急激な変動には対応できない
      (自身で察知して停止するなどができれば理想的)



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    週末に少し時間を取って最適化を回す。その習慣さえ作れれば、継続的に相場に適応し続けるEAが手に入ります。


    注意事項:必ずデモから始めてください


    この方法はすべてのEAに効くわけではありません。相性があります。


    「いけそう!」と思って実際に試したい方は、必ずデモトレードで3ヶ月以上、できれば半年以上のフォワードテスト(※実際の相場で動かして成績を確認すること)を行ってください。

    数字に確信が持てるようになってから、リアル口座での運用を検討してください。

    ⚠️ 投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。


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    今回はここまで


    「AIで作ったEAは有料に勝てない」という先入観を、少し覆せたでしょうか。

    ロジックの質で劣っても、運用の仕方で差を埋めることができる。

    これがAI時代のEA運用の面白いところだと思います。

    次回(#8)VPS導入など、お楽しみに!

    私の作ったEAは全て10年バックテストを行っています。
    現在、作成したEAの総数は100本を超えました。個人で実運用しているのは30本以上。その中でも特に成績の良いものを、ゴゴジャン(国内最大級のEA販売プラットフォーム)で販売しています。

    ゴゴジャンの公式デモ運用でも安定した成績が出ており、出品しているEAはすべてロスカット経験なし。「安全・安定・放置」の方針を、数字で証明できていると思っています。

    👉 ゴゴジャン プロフィールページ

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    Sonop

     
     
    IT業界20年のエンジニアです。裁量トレードに限界を感じ、100種以上のFX自動売買(EA)を開発。バックテストの数値より、リアル口座での「再現性」を最優先に設計しています。 https://www.gogojungle.co.jp/users/600410?via=mymenu

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