
2026年6月 投宿備忘録【福島市 旅館やまと】
6月中旬、労働関連の用事で宿泊した旅館の家庭料理バイキングに度肝を抜かれたので、備忘録として残すことにしました。

福島県立美術館の目の前に位置する「旅館 やまと」
木金の1泊ののち、土日を挟んで月火水木の4泊で計5泊6日滞在しました。
前半1泊目

労働に係る滞在とはいえ、異常旅屋たるもの、宿選びに抜かりはありません。安易にビジネスホテル取ったりしませんから、任せてください


通されたのは6畳間の「たけ」

荷物置いてすぐ蒲団敷いた


渡り廊下に自販機完備。アルコールもありますから異常飲酒者でも安心です。

中々良心的な価格設定だと思う


辺りを軽く散策。福島交通飯坂線の沿線


美術館沿いということもあり、並木道や石畳が美しく整備されている

前半は素泊まりの為、ラーメンを供する近所のチェーン店にて夕餉とした

山◯家で 見つけた
とんこつ ぐつぐつ じっと待つ
スープの優しさ あふれる幸せ
みんなで
「いただきまーす」
クセになる味 ラーメンの◯岡家


宿に帰還し風呂。大浴場は2箇所あり、好きな方に入ることができる


広々としたFRP浴槽と畳1枚分くらいありそうな巨大な鏡。使い勝手は良好です

今回の用事は平たく言えば講習の受講。酒飲んで軽く資料に目を通して寝た


金曜のお勤めを終え、一時的に宿を離脱。帰路の途中、郡山市「日和田製麺所」の特製中華そばとチャハーンを喰らい、前半終了
後半1泊目

久方ぶりの土日連休が明け、再び月曜日から4泊。この日からは夕餉付にも関わらず、価格はまさかの1泊5,350円。べらぼうな安さ


前半と異なる6畳間「やなぎ」に通された

密かに愉しみにしていた食事の時間がやってきた。次々と配膳される食器の音が聞こえる中、食堂の扉を開けた


和洋中とバリエーション豊かな手作りバイキングがテーブル一杯に配膳されていた。思いのほか品数が有り、初日はその迫力を上手く写真に収められなかった

とても良かった
好きなものをチョイスして、自分好みの定食を生成。工事関係の長期滞在男性客が多く、彼らは巨大な皿に次々と料理を盛り、混沌一歩手前のワンプレートをかっ喰らっていた


気になる御菜を少しずつ小鉢にして愉しんだ結果、無事に腹がはち切れた。値段の話ばかりするのは性分ではないが、1泊5,350円の内容とは到底思えねえ


食後に講習の復習をしようと思っていたがそれどころではなくなった。初夏の夕べをぼんやり眺めながら食休み

酒飲んで寝た。もう何しに来たのか分かんねえな
後半2泊目

講習を終えて宿に帰還。初めてもう一方の大浴場に入ってみた

シャワー3基完備。さっと汗を流すのならこちらの方が使い勝手がよろしい


特徴的な形状のタイル浴槽。タスクを済ませて16時台から入る風呂は心までさっぱりする




2日目の夕餉。まるで味のデパートみてえで、ワクワクが止まりませんよねえ


刺身とカレーとしじみ汁と天ぷら………取り合わせの無秩序さが家のご飯感をより増幅させている。

蒲団の上で不規則に横転しながら、下宿生の気持ちになったりするのもまた一興。だんだん身体と心が宿に馴染んできた
後半3泊目

夕餉前のひとっ風呂サイクルも板に付いてきた3日目の午後。日頃繰り返される労働禍から一時的に離れることで、労働に係る講習で労働の疲れが取れるというなんとも皮肉めいたことになっている

煮炊きの音と香りが漂う中、旦那の「はいお疲れさん!」の声に迎えられて帰宅し、風呂入って夕餉。これほど幸せなことがあるのか。


米が美味くて、ついついおかわり定食を生成。毎日喰い過ぎておねむになっている

部屋の窓から、福島交通飯坂線の往来を見守り続けた今回の滞在。まるで東急沿線の古アパートに住んでいるかのような感覚に陥る
後半4泊目

もう一方の浴室も良かったが、結局滞在中はほとんどこちらの浴室で湯浴みしていた。四方に手足を伸ばして入浴できて気持ちいい


4日目の夕餉。毎日これほどの料理が並びながらも、肉体労働に勤しむ大食漢が多いからか中々のペースで消費されていた

ヴッフェの盛り付けと取り合わせには一家言ある拙者が、最終日にして「旅館 やまと」におけるひとつの答えを導き出した。ご馳走様でした

雷様(らいさま)の音を聴きながら寝(ねんね)
最終日


後半4泊を過ごした部屋を整え、領収書を貰って「旅館 やまと」を後にした。

他の部屋の音は筒抜けレベルだが、良い意味で閉鎖的でない雰囲気で、総合的にリラックスして過ごすことができた。個の空間がしっかり確立されたビジネスホテルではあまり味わえないような、あたたかな宿泊体験だったと思う。


無事講習を終え、福島市「らーめん成川」の成川中華そば(大盛)とミニ温玉チャーシュー丼を喰らって帰還。生活するかのように滞在した、普段とは一味違う投宿録でした。
完