メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bybluefield045

オポジションは対人として現れる

    オポジションは<月の数である2>で割ったものです。(360度➗2🟰180度)月の影響を受けているので「分裂・分離」を示します。ジオセントリックのチャートは真ん中に地球があります。つまり、出生図のど真ん中に「主人公である私たち」がいる。その<私>に関わる意識の構図が出生図です。すべての天体は私たちの一部です。太陽も月も土星も冥王星も・・・私たちの中にある「一側面」です。




    それなのに、自分の一部同士が「分裂している」状態を示すのがオポジションです。この心理的分裂は<同一化&敵に回す>というセット構造です。あるいは<同一化しつつ敵に回す>こともあります。たとえば、太陽・土星のオポジションであれば、太陽=アイデンティティ・自立と個性化・自己実現の意識と土星=責任を引き受ける意識、長い時間をかけて確かなものに育てあげていく研鑽の意識が<内部分裂している>ことになります。




    太陽と土星のオポジションの場合、太陽側に同一化し、土星側を敵に回すケースがとても多くなります。つまり、太陽意識が「私は私でありたい、私は私としての喜びや栄光を手に入れたい」と主張する。しかし、まだ未熟な太陽はそのために必要な責任や重圧、現実的重荷を背負うことは避けてしまう。つまり、土星を引き受けることが怖いんですね。(人間だから当たり前の心理です)




    逆パターンもあるでしょう。土星側に同一化するケースです。この場合、「私はどう生きたいか、私としてどうしたいか(太陽)」よりも「正しくあること、親や世間から非難されないこと(土星)」を優先して、本質的自己が置き去りにされたりします。外側から見ると「責任感があり、分別があり、きちんとした人」に見えても、実は大切な太陽という生命力が輝けない状態になり得る。




    でも、土星だって私たちの一部ですから、これ(太陽)は私だけど、こっち(土星)は私じゃないーーと排除する(敵に回す、逃げる)と<投影>が起こります。すると、投影された土星は外側から現象化します。土星的人物が人生に登場してきて、『あなたが逃げている土星が、ほら、ここにありますよ』と教えてくれるのです。




    土星的人物は「(制限や重さを与える存在としての)父親、夫、権威者、目上の人、厳しい態度を取る人物、受け入れ難いことや鬱陶しいことを言ってくる人」などです。(太陽を外側に投影した場合の太陽的人物は「自分勝手で自由な人、責任感は薄いけれど堂々としている人など」です)初めはその相手が目の上のタンコブのように感じられると思います。遠ざけたくなる。(太陽の場合は怒りや劣等感や嫉妬心を刺激される)でも、オポジションの重要な作用は「無視できないこと」です。




    オポジションは真正面から見つめ合っているような緊張状態です。分裂しているし、避けたいわけです。でも、お互いを強く意識しているために、「だんだんと近づいていく」ことになります。ゆっくりと相手を受け入れていく。相手の意図を汲み取り、自己の一部として回収していくことになる。




    すると、どちらか一方だった働きが「どちらも」になっていく。太陽側は土星の意図を汲み取り、責任や逃げたくなるようなしんどいこと、現実的耐久性の獲得を受け入れていく。反対に、土星側は太陽の成長を汲み取り、太陽を保護して応援する働きが強くなっていく。




    基本的にはこの作用が共通して存在しています。どの天体同士がオポジションになっているのか、さらにサインとハウスによって、現れ方が様々に変わるだけです。オポジションであれスクエアであれ、ハードアスペクトは「エネルギーが極端でコントロールが効かない」のです。一方のソフトアスペクトは「自然に流れる」ために抵抗が少ないしスムーズです。




    言葉で言うと簡単ですが、ハードの苦しさはなかなかのものがありますし、それなりの事件やドラマが生まれます。でも、ゆっくりと融合されていきます。初めは「分裂・排除・抵抗・逃避」するしかなかったけれど、爆発することなく小出しにしたり、小回りが効くようになる。「内部分裂」を激しく扱わなくなり、エレガントに器用に対応できるようになります。




    現実が激しく崩壊する前に、毎日、コツコツと土星をやっていけば、それでよかったんだーーという当たり前の、呆気ないくらいの「気づき」ですw重荷や責任は引き受けた状態で、自分らしく自由に堂々と生きていいのだと気づく。




    どこまで行っても、出生図のオポジションはオポジションのままだし、スクエアはスクエアのままです。でも、人生経験や気づきによって、自由度が格段に上がる。選択肢の幅がグンと広くなる。特定の決まったパターンでしか反応できなかった状態から「自分でどう行動するか」を選べるようになります。




    そして、苦しい人間関係が劇的に変わります。外側に投影していたものを「対人で経験する必要」がなくなるからです。自分自身のオポジションがどう働いているのかを一度理解してしまうと、もう呆気ないくらい楽になれます。一度気づいたものは一生使えますし、どんなケースにも応用ができるのです。



    ああ、自分は極端だったんだな、頑なだったんだなとわかる。その根底には「恐れ」があったんだなと自分を抱きしめる。何事も「激しく一気に」ではなく、小出しに、臨機応変に、受け入れてやっていくだけでよかったんだなと気づく。アスペクトは原理原則だけを理解しても難しいのですが、自分の中のオポジションやスクエアがどう働いているのかを理解することで、格段にその作用は変化します。アスペクト自体は無くならないけれど、扱い方がわかるからです。




    出生図は自分自身なので、終わることも始まることもありません。この私でやっていく!この私でいい、この私がいいーーそうやって、全ての私を受け入れて愛することが重要です。


    あなたへのおすすめ