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再会の鏡

    再会は鏡の前だった。

    本当に、本当に久しぶりだった。

    昔、私が顔を半分焼いてしまって、その顔で鏡を見たときに、鏡の存在が許せなかった。

    認めたくはなかったが、私は醜くなっていた。

    それまで毎日何度目も何度も鏡を見ることが自分自身に自信と癒しをもたらしていた。

    しかしその出来事があってからは、怒りしかなかった。

    その怒りで私は旅に出た。

    鏡を割っていく旅だ。

    突然他人の家にお邪魔しては、鏡の場所を聞き、一つ残らず割っていく。

    たまに警察に追われたが、私は足が速すぎるので、捕まえることはできない。

    そして5年をかけて世界中の鏡を割った。

    1年目で鏡職人や、鏡を製造する会社は潰した。

    鏡の壊し方は、半分焼いた顔でカチ割るという方法がほとんどだった。

    自分の中の醜い部分は、痛めつけてもいいと考えていた。

    そしてそれで鏡が割れていくなら一石二鳥だった。

    しばらく鏡のない生活を送っていたが、最近できた博物館に行くと、鏡部屋という場所があった。

    そこに入ると、何重もの鏡が、私を出迎えてくれていた。

    そして久しぶりに、私は私の姿と再会した。

    醜いと思っていた顔の半分は、煌めきがあった。

    今までそちらの顔で鏡を割ってきたせいか、皮膚が変化し、光が乱反射するようになっていた。

    詰まるところ、私の顔の半分は虹色であったり、宇宙の星のようなキラキラ出会ったり、それはもう美しい眺めであった。

    そして私が発している煌めきはその鏡部屋を乱反射し、私は美空間の中心にいた。

    いつまでも、ここにいたいと思った。

    すると周りの人々も、その景色を見て感動し、私がいつでもこの場所にいられるように、掛け合ってくれた。

    そして私はこの博物館の中で、”生きた作品”として今日も光を放つのであった。

    fin

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    「余白づくり」をテーマに発信。時間の整え方、AI活用、創作の試行錯誤を通して、やりたいことに集中できる暮らしを探っています。AIと創作と珈琲。

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