
俺のスピ道 4
天国のような職場に来てしまった、と思った。
ほとんど未経験の放課後デイサービス。本当は、建設予定の大人向けのグループホームか就労支援施設で管理者とかやるつもりだったのだけど。
それらはあくまで建設予定なのであって、まだ建物すらないのに、管理者も支援員もあるまい。
とりあえずGHや就労Bが建つまではと、既存の放課後デイで半年くらいは見習いということに。そして小学生相手にまさかの悪戦苦闘。
でもここの職場は、みんないい人ばかりだ。本当さ。悪い人間は、すぐに分かる。だが今のところ、この会社に悪人は一人もいない。
若い先生方は仕事もできるが、それ以上に人間として素晴らしい人たちばかりだ。少し驚いている。
会社の補助のおかげで、ほとんど毎日考えられないほどリッチな昼食をもらえる。社則は厳しいけど、あくまで常識の範囲内で、息苦しさとは無縁だ。
学期中の平日は、朝は9時30分出勤でいいし、毎週日曜日は休みだから、久しぶりに人間らしいタイムスケジュールを生きている。
そして何より、先生方が全員美人だ。しかも性格も良い。今までの人生は一体何だったのか。何故この会社にだけ、こんなに美人が集まっているのか。
そして僕は思う。ああ、きっと俺は、もう死んでいるのだと。一度死んで、知らない間に何だか優しい世界でやり直しをしているのだと。
身に覚えはある。
去年の年末、前の職場で、背後から思い切り後頭部を殴打されて、1時間くらい気を失った。
前から襲われてたなら全部かわせる自信はあったけど、無警戒の背後からまともにもらったら、ひとたまりもない。
たぶんだけど、俺はあの時死んだのだ。哀れに思った神様が、夢のような会社で、おまけの人生を続けさせてくれているのだと思う。マジで。
それはそうと今日、子供たちに五行歌を教えた。
せのんが小学生に五行歌を教えただと?柄にもない。血迷ったか。五行歌の普及とか振興なんて、1ミリの興味もなかった男が。
人間は変わるものだな。
まあその、子供たち相手の授業って、毎回ネタに困ってたし、「いっそのこと五行歌教えたらよくね?」と思うのは自然の帰結なのかも。
でも実際、小学生低学年の子たちが五行歌を学ぶのは、少しハードルが高かったかも。ちょっと悪いことした。でも楽しかった。
子供たちに教えるのはいいとして、肝心の自分の五行歌はどうよ?せのちゃん。
去年の2月。体重さえ落としたら、文章にキレが戻って、すごい五行歌が詠めるようになる。
そう思って半年くらいで15kg痩せてみたけど、どうなの?キレのある歌は詠めたの?
正直、分かんないっすね...
全然成長してない気もするし、太ってた頃から本数だけは書けたしね。上手くなったとか下手になったとか、何の実感も感触もない。
っていうか誰も見てないから、自分では全く分からない。
という訳で、せのんはみなさんからのコメントを大募集してます。
ただ異常に傷つきやすい人格なので、おもんなかった時は、華麗にスルーしてあげてください。ちょっとでも面白かった時は、大げさに褒めてあげてください。嬉しくて夜も眠ろうとしません。
それでは今からネットフリックスで「ホットスポット」の続きを観ます。ネットフリックスは素晴らしい。こんなにたくさん観れるなんて、それこそ夢のようさ。あは。
(終わり)
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