過去制作 #1 『Mela!』 ♪緑黄色社会
私が前任校で、最初に生徒と作り、広く公開した動画作品を紹介します。
映像を始めたころの作品なので、フォーカスが合っていなかったり、色味がおかしかったりします。
ただ、あまり考えず自由にカメラを回している感じが、逆に今にはない味になっているなと思いました。
2021年1月のこと
コロナが始まり、対面での三送会の中止が正式に決まりました。
前任校ではそれまで、複数の部活動が合同で1つの曲を演奏する
「三送会部活動合同ステージ」がありました。
それがリモート開催(録画した映像を流す形式)になることになり、
「どうにかできないか」と考えました。
そこで思いついたのが、
全部の部活を撮影して、それを1つの動画にまとめる
という企画でした。
今思えば結構トンデモな試みだったと思います。
当時は、部活でコロナが出ると活動停止になる条件だったので、
撮影予定日に撮れなくなったり
撮れても重要な役割の生徒が欠けていたり
撮り方を工夫しないと成立しなかったり
困難は多くありました。
※ちなみに音源はすべてオリジナルで、レコーディングしています。これも大変だった…
技術的にイマイチなところ(今見ると気づくこと)
今見て気づく点を整理しておきます。
①フォーカスがあいまい
全体的にピントが合いきっていません。
描写すべきところと、ボケるべきところがちゃんと分かれていない感じです。
ボケの量を決める「F値」も、当時はあまり気にしていなかったと思います。
※ちなみにこれを撮ったのは
Blackmagic Designの「BMPCC4K」というシネマカメラです。このカメラにはオートフォーカスがありません。
(これについては別で記事を書こうと思いますが、初心者が1台目に持つのは正直おすすめしません)
②色味が地味
作品のテーマ的には、もっと明るい色付けをするべきだったと思います。
当時はそのあたりを気にしておらず、かなり適当に色を付けています。
(BMPCC4KはRAWという色編集前提の「色が抜けた画」を撮るカメラなので、その点でも難易度は高かった。)
③無意味な手ブレ
ブレは時に臨場感を出しますが、
この作品のブレはマイナスに働いています。
ブレさせないところは、素直に三脚を使った方がよかったです。
逆に「いいな」と思った点
①ストーリーが明確
コロナ禍での生徒の活躍と、卒業生へのエール。
飾らずに表現したことで、素直に伝わってくる気がします。
今なら「スタイリッシュに見せよう」と考えすぎて、
回りくどいことをしてしまいそうです。
この時の素直さを思い出せてよかったです。
②素直な編集
ワイプや複数枠のカットなど、
今なら「ダサくならないか?」と気にしてやらない編集も入っています。
でも全然そんなことはなく、むしろ伝わりやすい。
変にトランジションでブンブン回したりするより、ずっと良いと思います。
③Web素材を活用している
イントロのニュース場面など、
Webで公開されている素材をちゃんと使えています。
グラフィックス系は、最初からプロが作ったものを借りた方が早いですね。
④グラフィックスを自作している
これには驚きました(笑)
イントロの謎の光の筋みたいなCGを、自分で作っています。
当時必死にチュートリアル動画を見ながら作った覚えがあります。
しかも意外と自然に映像に入っていて、
相当頑張っていたんだろうなと思いました。
『出会いの動画』になった
これが皮切りになって、その後、学校でミュージックビデオを撮っていくことになります。
面白いのは、「この動画を見てこの学校に来ました」と言ってくれた生徒がいて、その生徒とまた一緒に動画を撮っていくんです。
さらにその後も、動画を見て入ってきた生徒と一緒に新しい作品を作る、という流れが続いていきました。
見た人に届いて、また次の人へつながっていく。
リレーみたいに、創作が続いていったんです。
ちなみに、実はこの動画に着想を得ています。