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AIを使っていることを「隠す社員」が増えている―問題はAIではない。「手を抜いていると思われそう」な職場だった―

    「この資料、ずいぶん早くできたね」

    上司からそう言われた。

    本当はChatGPTを使った。

    構成案を出してもらい、

    文章を整理して、

    最後は自分で数字を確認して完成させた。

    以前なら2時間かかっていた仕事が、

    40分で終わった。

    ところが、

    「AIを使いました」

    とは言わない。

    なんとなく言いにくい。

    「手抜きしたと思われないかな」

    「自分で考えていないと思われないかな」

    「評価が下がったら嫌だな」

    だから、

    「ちょっと工夫しました」

    くらいで終わらせる。

    2026年。

    こんな働き方をしている人が、思っている以上に増えているのかもしれません。

    9月22日に公開された、全国の20~50代の働く男女301人を対象とした調査が興味深い結果を示しています。

    仕事でAIを使った経験がある人は、

    70.1%。

    現在「頻繁に使っている」「たまに使っている」を合わせても66.1%。

    ところが、

    AIを使っていることを職場で「積極的に共有している」人は、

    28.4%しかいません。

    そして、AI利用を周囲へ伝えない最大の理由が、

    「手を抜いていると思われそう」35.1%。

    でした。

    私はこの数字を見て、

    「AIを使う人が増えたな」

    よりも、

    別のことが気になりました。

    会社はAIを導入しようとしているのに、社員はAIを使ったことを隠そうとしている。

    この矛盾です。

    もしかするとAI時代に会社が変えなければならないのは、

    システムより先に、

    職場の空気

    なのかもしれません。

    ⸻

    仕事でAIを使うことは、もう一部の人の話ではない

    まず大きな流れを確認してみます。

    今回の301人調査だけを見ると、「約7割」というかなり高い数字が出ています。

    ただし、これはインターネット調査であり、対象人数も301人です。

    この数字だけで日本の全就業者の利用率と考えるのは適切ではありません。

    そこで別の調査も見てみます。

    NIRA総合研究開発機構が2026年2月時点で行った調査では、仕事で生成AIを定期的に利用する人は27%。

    一度でも仕事で使ったことがある人まで含めると39%でした。

    定期利用者は、

    2023年10月 12%
    2024年12月 14%
    2025年7月 22%
    2026年2月 27%

    と増えています。

    つまり調査によって水準には違いがありますが、

    方向は同じです。

    生成AIが仕事へ入ってきている。

    これはもう間違いないでしょう。

    ⸻

    ところが「会社のAI導入」はまだ追いついていない

    さらに面白い数字があります。

    日本生産性本部が2026年7月に1,100人を対象として行った「働く人の意識調査」では、

    AIが導入されている職場は、

    26.2%。

    従業員規模によって大きな差があり、

    1~100人 14.2%
    101~1,000人 30.0%
    1,001人以上 54.0%

    でした。

    これを見ると、

    特に中小企業では、

    社員個人のAI活用のほうが、

    会社の正式導入より先に進んでいるケースもありそうです。

    つまり、

    会社が、

    「生成AIをどうしよう」

    と会議している間に、

    現場ではすでに使われている。

    これが2026年のリアルなのだと思います。

    ⸻

    「AIを使いました」と言いにくい理由

    ではなぜ隠すのでしょう。

    今回の調査で、共有しない理由の1位は、

    「手を抜いていると思われそう」

    35.1%でした。

    これ、かなり日本の職場らしい問題だと思います。

    例えば、

    Aさん。

    資料作成2時間。

    全部自分で作った。

    Bさん。

    AIを使って30分。

    残り30分で事実確認と修正。

    合計1時間。

    完成した資料の品質は同じ。

    さて、

    どちらが評価されるでしょう。

    本来なら、

    Bさんのほうが生産性は高い。

    ところが職場によっては、

    「AIで作ったの?」

    「楽したね」

    となってしまう。

    ここに問題があります。

    ⸻

    「早く終わる=楽をしている」という古い価値観

    日本の職場には、

    少し不思議な文化があります。

    時間をかける。

    頑張っている。

    遅くまで残る。

    一生懸命。

    こういうものが評価されやすかった。

    でもAI時代には、

    これが逆転します。

    3時間かかっていた仕事を、

    AIを使って30分で終わらせる。

    それは、

    手抜きではありません。

    生産性向上です。

    もちろん、

    AIが作った文章を確認せず提出する。

    数字を検証しない。

    間違った内容をそのまま使う。

    これは問題です。

    でも、

    AIを使うことそのものと、

    仕事を雑にすることは、

    まったく別です。

    ⸻

    電卓を使ったら「計算をサボった」になるだろうか

    少し極端な例ですが、

    電卓を使って計算した社員に、

    「自分で筆算しなさい」

    とは言いません。

    Excelで合計を出して、

    「SUM関数を使ったの? 手抜きだね」

    とも言いません。

    Google検索をして、

    「百科事典を自分で調べなさい」

    とも言わない。

    生成AIも、

    少しずつこちら側へ移っていくでしょう。

    つまり、

    AIを使ったかどうかではなく、結果に責任を持てるか。

    ここが評価基準になります。

    ⸻

    問題は「AIを使う社員」ではなく「隠さなければならない会社」

    ここからが今回、一番考えたいところです。

    社員が、

    会社に内緒でAIを使う。

    会社側から見ると、

    「ルールを守っていない」

    となります。

    確かに問題です。

    でも、

    なぜ隠したのでしょう。

    AIを使うと評価が下がる。

    怒られそう。

    禁止なのか許可なのか分からない。

    誰に聞けばいいか分からない。

    会社の正式ツールが使いにくい。

    こうした状況なら、

    社員は黙って使い始めます。

    つまり、

    シャドーAIはIT問題であると同時に組織問題

    でもあります。

    ⸻

    本当に怖いのは「隠れて使うこと」

    AIを使うこと自体より怖いのは、

    会社から見えないところで使われることです。

    例えば個人アカウント。

    そこへ、

    顧客情報。

    売上データ。

    人事情報。

    契約書。

    社内メール。

    未発表の商品情報。

    こうした内容を入力する。

    これは危険です。

    2026年のPagerDutyの調査では、日米英豪のオフィス専門職1,250人を対象にした調査で、公開AIツールへ業務上のやり取りなどを入力する行動も確認されています。同社は、シャドーAIが情報管理上のリスクになっていると指摘しています。

    日本の別調査でも、会社へ報告せず個人の生成AIアカウントなどを使った経験者の23.1%が、顧客リストや売上実績、契約書など機密性の高い情報を入力したと回答しています。

    ここは笑えません。

    ⸻

    「AI禁止」にすると安全になるのか

    では、

    「ChatGPT禁止」

    にすればいいのでしょうか。

    短期的には分かりやすい。

    でも現実には難しいと思います。

    スマートフォンがあります。

    自宅PCがあります。

    無料AIがあります。

    検索サービスにもAIがあります。

    OfficeにもAI。

    スマートフォンにもAI。

    AIを完全に職場から消すことは、どんどん難しくなります。

    むしろ全面禁止すると、

    使う人が地下へ潜る

    可能性があります。

    これが一番怖い。

    ⸻

    必要なのは「禁止」ではなく「安全に使える道」

    会社がやるべきことは、

    使うな。

    だけではありません。

    例えば、

    会社が許可するAIを決める。

    入力していい情報を決める。

    入力してはいけない情報を決める。

    個人情報の扱い。

    顧客情報。

    契約情報。

    社外秘。

    著作権。

    出力結果の確認責任。

    こうしたものを、

    社員が理解できる言葉で決める。

    そして、

    「ここまでは使っていい」

    を明確にする。

    ⸻

    ルールがある会社ほど、AIを使いやすくなる可能性

    KPMGが国内企業・官公庁で働く2,788人を対象にした2026年の調査でも、約半数が業務で生成AIを活用していました。

    同調査では、AIガバナンスやルール整備が進んでいる組織ほど、業務削減効果との相関が見られたとしています。

    ここは重要です。

    ルールというと、

    「禁止事項を増やすもの」

    と思いがちです。

    でも良いルールは逆です。

    安心して使うためのもの。

    赤信号だけではなく、

    青信号も作る。

    これが必要です。

    ⸻

    例えば会社のAIルールは「3色」でいい

    難しい規程を50ページ作っても、

    現場では読まれません。

    私なら最初はシンプルにします。

    緑:使っていい

    文章のたたき台。

    アイデア出し。

    一般情報の整理。

    メール文章の校正。

    会議アジェンダ。

    公開情報の要約。

    黄:確認してから使う

    社内資料。

    売上分析。

    採用関連。

    契約文章。

    取引先関連。

    社内データ。

    赤:入力しない

    個人情報。

    パスワード。

    未公開財務情報。

    顧客名簿。

    機密契約。

    健康情報などセンシティブな個人データ。

    まずこれだけでも、

    何もない会社よりずっといい。

    もちろん実際には、自社の契約するAIサービスのデータ取り扱い、セキュリティ設定、法務・情報システム部門の判断に合わせる必要があります。

    ⸻

    「AIを使いました」と言える会社は強い

    例えば会議で、

    若手社員が、

    「この資料の構成はAIで30案出して、その中から3案に絞りました」

    と言う。

    上司が、

    「面白いね。どういう指示をしたの?」

    と聞く。

    別の社員が、

    「そのプロンプト、私にも教えて」

    となる。

    すると、

    個人のAI活用が、

    会社のノウハウ

    になります。

    逆に、

    みんな黙って使う。

    プロンプトも秘密。

    成功例も秘密。

    失敗も秘密。

    これでは、

    同じ会社なのに、

    全員が一人でAIを勉強することになります。

    もったいない。

    ⸻

    調査でも「よく使う人」ほどオープンだった

    今回の調査では、

    AIを頻繁に使う人の45.6%が、利用していることを積極的に共有していました。

    一方、

    「たまに使う」人で積極的に共有している割合は9.4%。

    約5倍の差があります。

    これは興味深い。

    使い慣れている人ほど、

    AIを特別なものだと思わなくなるのでしょう。

    Excelと同じ。

    検索と同じ。

    仕事道具の一つ。

    そんな感覚へ変わっていく。

    ⸻

    管理職が最初にAIを見せたほうがいい

    ここで管理職の役割が出てきます。

    部下に、

    「AIを活用してください」

    と言う。

    でも自分は使わない。

    これでは広がりません。

    逆に、

    「今日の会議の論点整理、AIにも一度聞いてみた」

    「この文章、AIでたたき台を作ったよ」

    「でも数字が間違っていたから、ここは直した」

    こう話す。

    これだけで、

    部下はかなり使いやすくなります。

    特に、

    AIの失敗例を上司が話す。

    これは大切だと思います。

    ⸻

    「AIは間違える」を実体験として共有する

    AI推進というと、

    成功事例ばかり紹介しがちです。

    資料作成80%短縮。

    議事録10分。

    メール5分。

    確かに魅力的です。

    でも、

    間違った。

    数字を作った。

    存在しない情報を出した。

    古い情報だった。

    文章が不自然だった。

    こうした失敗も共有する。

    すると社員は、

    「AIの回答は確認するもの」

    と理解します。

    AIリテラシーは、

    講義を一度受けるより、

    実際の成功と失敗を共有したほうが育つ

    のではないでしょうか。

    ⸻

    50代管理職こそ「AIを使った」と言っていい

    これは特に伝えたいところです。

    50代。

    管理職。

    役員。

    部長。

    「若い人みたいにAIを使うのはちょっと」

    と思う必要はありません。

    むしろ、

    上の世代が使う意味があります。

    部長が、

    「ChatGPTでたたき台を作った」

    と言えば、

    課長も使いやすい。

    課長が使えば、

    若手も使いやすい。

    逆にトップが、

    「AIなんて信用できない」

    と言えば、

    現場は隠れます。

    会社のAI文化は、

    上司の一言でかなり変わります。

    ⸻

    ただし「AIを使え」だけでもダメ

    もう一つ注意があります。

    AIを使え。

    AIで効率化しろ。

    生産性を上げろ。

    これだけ言うと、

    別の問題が起きます。

    AIを使うこと自体が目的になる。

    本来30分で終わる仕事に、

    AIを試して1時間かける。

    これでは意味がありません。

    重要なのは、

    仕事を良くすること。

    AIは手段です。

    ⸻

    AIで浮いた時間を何に使うのか

    これは前回の店舗DXの記事ともつながります。

    例えば、

    資料作成2時間。

    AIで1時間。

    1時間浮いた。

    その1時間で、

    もう一つ資料を作る。

    さらにAI。

    さらに仕事。

    これでは、

    仕事量が増えるだけです。

    そうではなく、

    考える。

    部下と話す。

    店舗を見る。

    お客様を見る。

    新しい企画を考える。

    休憩する。

    学ぶ。

    AIによって人間の時間を取り戻す。

    こちらのほうが大切です。

    ⸻

    「AIを使った人」ではなく「AIを使って何を生んだか」を評価する

    人事評価も変わるでしょう。

    AI使用。

    減点。

    ではない。

    AI使用。

    加点。

    でもない。

    見るべきなのは、

    成果です。

    例えば、

    作業時間を50%減らした。

    ミスを減らした。

    企画案が増えた。

    お客様対応が早くなった。

    部下へノウハウを共有した。

    こうした結果。

    ツールではなく価値を見る。

    これなら公平です。

    ⸻

    会社にとって怖いのは「AI格差」が見えないこと

    同じ会社。

    同じ部署。

    同じ役職。

    でも、

    Aさん。

    毎日AIを使う。

    Bさん。

    週一回。

    Cさん。

    使ったことがない。

    仕事の速度がどんどん変わります。

    ところがAさんがAI利用を隠していると、

    会社は、

    「Aさんは仕事が速い」

    だけで終わります。

    そのノウハウを、

    Bさん。

    Cさん。

    へ渡せない。

    結果として、

    個人間の生産性格差が広がる。

    これも隠れAIの問題です。

    ⸻

    AIの上手な人を「先生」にする

    情報システム部門だけがAI教育をする必要はありません。

    各部署に、

    AIをよく使う人がいる。

    営業。

    人事。

    経理。

    店舗。

    商品部。

    その人を、

    AIアンバサダー

    のような役割にする。

    月一回。

    「今月こんな使い方をしました」

    と共有する。

    難しい研修より、

    こちらのほうが実践的かもしれません。

    ⸻

    スーパーでもAI活用はかなりある

    食品スーパーなら、

    POP文章。

    社内メール。

    求人原稿。

    面接質問。

    教育資料。

    クレーム文章。

    商品説明。

    売場企画。

    競合分析。

    会議資料。

    マニュアル。

    Excel関数。

    システム問い合わせ。

    使える場面はいくらでもあります。

    全部AIへ任せるのではありません。

    たたき台を作らせる。

    これだけでも時間は変わります。

    ⸻

    でも顧客情報を入れてはいけない

    ここは何度でも確認したいところです。

    「○○さんからクレームが来た。住所は○○。購入履歴は……返信文を作って」

    こんな使い方は、利用するサービスや会社の規程によっては大きな問題になります。

    名前を消す。

    個人を特定できない形にする。

    会社が認めた環境を使う。

    社内ルールを確認する。

    便利だからこそ、

    入力前の3秒

    が重要です。

    ⸻

    「AIを使ったことを隠す会社」から「AIの使い方を共有する会社」へ

    ここまで考えると、

    会社がやるべきことは意外とシンプルです。

    AI禁止。

    ではない。

    AI推進。

    だけでもない。

    AIについて話せる職場を作る。

    これです。

    ⸻

    管理職が明日からできる7つのこと

    保存用にまとめます。

    ① 自分がAIを使ったことを一度話す

    上司が先にオープンにする。

    ② 「手抜き」と言わない

    時間短縮は生産性向上。

    ③ 入れてはいけない情報を決める

    ここだけは明確に。

    ④ 使っていいAIを決める

    社員が迷わないようにする。

    ⑤ 成功事例を共有する

    メール、資料、企画など具体的に。

    ⑥ 失敗事例も共有する

    AIは間違えることを前提にする。

    ⑦ 浮いた時間の使い道を考える

    ここまでやって初めて効率化。

    ⸻

    AI時代に必要なのは「心理的安全性」

    心理的安全性というと、

    意見を言いやすい。

    失敗を報告できる。

    質問できる。

    そういう意味で使われます。

    これからは、

    ここに一つ加わると思います。

    「AIを使いました」と言える。

    これも心理的安全性です。

    AIを使ったら怒られる。

    評価が下がる。

    隠したほうがいい。

    そんな会社では、

    AI活用は表面上しか進みません。

    ⸻

    「隠れAI社員」は、実は会社の宝かもしれない

    少し見方を変えてみます。

    こっそりAIを使って、

    仕事を速くしている社員。

    会社からすると、

    ルール違反の可能性もあります。

    でも同時に、

    その人は、

    AIを仕事へ落とし込む方法を自力で発見している人

    でもあります。

    だから、

    見つけたら怒る。

    ではなく、

    「どう使っている?」

    と聞く。

    安全性を確認する。

    問題がなければ共有する。

    そうすれば、

    隠れAI社員が、

    AI推進社員に変わります。

    ⸻

    50代の経験とAIは、かなり相性がいい

    AIを使うと、

    若い人に追いつける。

    という話だけではありません。

    50代には、

    経験があります。

    AIには、

    速度があります。

    30年の経験。

    ×

    AIの情報整理力。

    この組み合わせは強い。

    AIが100案出す。

    経験で10案にする。

    現場感覚で3案。

    最後は人間が1案を決める。

    これは若さとは違う強みです。

    ⸻

    AI時代に価値が下がるのは「経験」ではない

    よく、

    「AIがあるからベテランの経験は不要になる」

    と言われます。

    私は逆の部分もあると思います。

    AIが大量に答えを出すほど、

    必要になるのは、

    どれが正しいか判断する経験。

    です。

    おかしい。

    これは現場では無理。

    この数字は変。

    この表現ではお客様が怒る。

    この企画は売れない。

    こうした判断。

    AIにはまだ難しい。

    だから、

    経験×AI。

    ここを会社が作れるか。

    ⸻

    最後に

    2026年。

    生成AIは、

    「使うか、使わないか」

    を議論する段階から、

    少しずつ次へ進んでいます。

    今回の調査では、

    仕事でAIを使った経験がある人は70.1%。

    現在利用している人も66.1%。

    でも、

    積極的に周囲へ共有している人は28.4%。

    そして、

    隠す理由のトップが、

    「手を抜いていると思われそう」35.1%。

    私はこの35.1%という数字が、

    かなり重要だと思っています。

    AIの性能の問題ではありません。

    社員の能力の問題でもない。

    職場の空気の問題です。

    AIを使って、

    仕事が2時間から30分になった。

    それなら、

    「すごいね。どうやったの?」

    と言える会社。

    その方法を、

    「みんなにも教えて」

    と言える上司。

    でも、

    機密情報は入れない。

    数字は確認する。

    最終責任は人間が持つ。

    そこは厳しく守る。

    この両方が必要です。

    AIを自由放任する会社でもない。

    AIを禁止する会社でもない。

    安全に、堂々と、みんなで使える会社。

    おそらく、これが一番強い。

    AI時代の会社の差は、

    どのAIを契約しているかだけでは決まらないでしょう。

    ChatGPT。

    Copilot。

    Gemini。

    ツールは変わります。

    もっと高性能なAIも出てきます。

    でも、

    「こんな使い方をしたら仕事が良くなりました」

    と社員同士で話せる文化は残ります。

    そして50代の管理職には、

    その空気を作る役割があります。

    部下に、

    「AIを使え」

    と言う前に、

    一度自分から、

    「この仕事、AIを使ってみたよ」

    と言ってみる。

    案外そこから、

    会社のAI活用は本当に始まるのかもしれません。



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    anms

     
     
    地方スーパーの現場と経営を30年見てきた、ルポライター/翻訳家です。店長・本部・人事・経営者が、数字の裏にある「人と店の変化」を読み、次の一手を決めるための記事を書いています。採用、店長育成、在庫、人時生産性、店舗DX、50代からのAI仕事術を、現場の言葉で解説します。

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