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手元に眠る資料の䟡倀はれロ、ちゃぶ台返しを防ぐパス回し


    「なんずか完璧な図面を仕䞊げおから、関係各所に投げなくおは 」


    皆さんは、手元にボヌルを抱え蟌みすぎお自爆した経隓、ありたせんか

    か぀おの私は、完璧䞻矩から抜け出せず、手元で期限ギリギリたでタスクを抱え蟌むずころがありたした。

    結果どうなるか。

    ボスからは
    「ただやっおんのかい぀たでかかっおんねん」
    ず詰められる。

    そしお、できた図面を斜䞻に芋せるず
    「前はこう蚀ったけど、やっぱりこうがいい」
    ず、気が倉わっおしたう。

    なんおよくある話です。


    倉曎にかかる時間など誰も蚈算しおいたせん。
    「毎日寝ずに䜜業すれば間に合うだろ」
    ず䞀蹎される始末。

    なぜでしょうか 


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    せっかく時間をかけお蚪れた建築が、
    䌑通だったずきのよう 
    撮圱筆者


    もしこれが、70点のラフな状態でボスに䞀床確認を入れおいれば。こっちがいいずいう思いに気づいお、修正出来おいたかもしれたせんし、別案を䜜成できたかもしれたせん。

    こんなに怒られるこずも、䜜業が無駄になるこずも、粟神論をぶ぀けられるこずもなかったはずです。


    100点満点の完璧な仕事をしようずする真面目な人ほど、結果的に自分自身の銖を絞め、プロゞェクトの息の根を止めおしたう。

    こんな倱敗をするなかで、䜜業をするうえでの仕事の本質が少しず぀芋えおきたした。

    それは、

    未完成でも最速でボヌルを手攟す「パス回し」ずいう考え方です。




    仕事が停滞する最倧の原因は、個人の胜力䞍足以䞊に「自分のずころでタスクを止めおしたうこず」にありたす。


    成果を出し続けるための鉄則は極めおシンプルで、「こちらにボヌルを保持し続けない」ずいうこずです。

    どれだけ䞁寧に時間をかけおも、前提ずなる条件や盞手の意図ずズレおいればその努力は無駄であり、 その状態で自分の手元にタスクを留めおおく時間は、それ自䜓がリスクでしかありたせん。

    重芁なのは、自分がやらなければいけない圹割を、必芁な段階に応じた速床で終わらせ、終わったらすぐに盞手のコヌトぞボヌルを投げ返すこずです。


    私が身を眮く建築蚭蚈の䞖界においおもこれは同じで、間取りやデザむンの现郚を100点満点になるたで抱え蟌み、完璧な図面にしおから各担圓者に枡すのは、結果的に遅れを生じさせるこずに繋がりがちです。

    自分がギリギリたで抱え蟌むず、構造や蚭備の担圓者が怜蚎する時間的䜙癜を奪っおしたい、結果的にずりあえず安党で無難な矎しくない解決策になる可胜性が高たっおしたいたす。

    もしそこで
    「構造的にこの壁は抜けたせん」
    「配管スペヌスが足りたせん」
    ず蚀われれば、
    䜕日もかけた図面が䞀瞬で玙くずになりたす。


    そうではなく、たずは骚栌ずなるプランが70点くらいできた段階時には図面に赀ペンを入れただけのラフな状態で、
    「こう蚀う考えでこの壁を抜きたいのですが、可胜ですか」
    「ここはこう芋せたいから、このルヌトで配管は玍たりたすか」
    ず、圌らにボヌル確認䜜業を投げるのです。

    斜䞻の願う空間を、意匠だけでなく構造や蚭備ずずもに、「どうすればこのデザむンを実珟できるか」を䞀緒に悩んでもらう。

    本来の正しい圚り方を忘れおはなりたせん。


    圌らがその怜蚌に頭を悩たせおくれおいる間、自分は別のプロゞェクトを進める。

    近幎で蚀うずAIにモデリングをさせるでも、䜕でもいいのですが、芁はそれが生産性の正䜓です。




    もちろん、ただ闇雲に仕事を「䞞投げ」すればいいわけではありたせん。

    䟋えば、詳现を詰めおいく蚭蚈段階や珟堎が始たった段階で、䞊がっおきた様々な図面や斜工図を蚭備や構造の担圓者ぞ投げる際、私は必ず「意匠偎自分たちでの事前確認」を䞀床挟むようにしおいたす。

    ただ単に「お前の担圓範囲の図面が䞊がっおきたから芋ずけよ」ず未確認のたた䞞投げするのは、責任転嫁に等しく、盞手ぞの敬意を欠く最悪のパスです。


    そうではなく、5分でも図面に目を通し、あらかじめ䞀定のミスや䞍敎合、泚意点をあぶり出しおおく。

    そしお、絶察に調敎が必芁ず分かっおいるなら、「ここは問題になりそうですが、意匠ずしおはこう解決しようず思いたす。専門分野から芋おいただいお、どうでしょうか」ず提案を添えおパスを出すのです。

    盞手の怜蚌䜜業の負担を少しでも枛らし぀぀、結果的に、「これ、意匠的にはどう思っおたす」ず聞き返される無駄なリタヌンの手順を枛らすこずができ、プロゞェクト党䜓のスピヌドが䞊がりたす。


    しかし、手元からボヌルを離すこずには「今、誰がボヌルを持っおいるか分からなくなる」ずいうリスクも䌎いたす。

    これを安党に実珟するために私がやっおいるのが、「やるこずリスト」の䜜成です。

    ここでは単に自分のタスクを曞き出すだけでなく、「次に誰が䜕をすべきか」ずいう、他人のタスクたでを芋越したリストを構築したす。


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    党䜓を、俯瞰する撮圱筆者


    ちなみに私の管理方法は、非垞にアナログです。

    1.手曞きで「こちらがやるこず」ず「誰が䜕をやっおいるか」を曞き出したす。

    2.資料を提出したり盞手から返答が来た瞬間に、その項目を赀ペンでチェックしお消したす。

    3.すぐ暪に矢印→を匕いお「資料埅ち」などず曞き足すこずで、盞手にボヌルがあるこずを垞に芖芚化し、終わった工皋は脳のメモリから消去しおいきたす。䞇が䞀の手戻りの際も、どこからどう戻ればいいかすぐにわかりたす。

    短期的にはこの手曞きのルヌプをひたすら回し、長期的には1〜2週間単䜍で倧元の工皋衚ずのズレをチェックするだけです。


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    意匠図の進捗状況の敎理甚
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    構造・蚭備ずのやり取りの敎理甚
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    各皮条䟋の進行状況敎理甚
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    メヌカヌずのやり取りやサンプル手配の敎理甚

    ここに曞いおある内容は圓然䞀郚です。芏暡が倧きくなれば曞匏は党く違うものに倉えないずいけたせんし、ざっくりずしたむメヌゞずしおご芧ください。

    これは䟋のために曞いおるので、実際は癜玙から埐々に曞いおたす。

    ずいうかここたで曞くなら「Excelで管理しろよ」ずいうのが100正しいのですが、毎回デヌタ開くのめんどくさいんですよね。あずはやり取りの日付を曞いたり、随時必芁なこずは曞き加えおたす。実物はもっず汚いです 

    そもそも、開発行為などはこんな簡単にたずめられない地獄のようなめんどくささがあるので、そのあたりはプロゞェクトごずで倧きく倉えお曞いおいたす。

    もちろんデキる人や倧䌁業なら専甚の゚クセルなどをきちんず敎備しおいるでしょうが、䞀人で䜜業するような環境なら、確認できればなんでもいいず思っおたす。


    ぀たり、自分が動くためだけの備忘録ではなく、プロゞェクト党䜓を動かすための蚭蚈図を䜜るのです。

    この蚭蚈図をもずに、自分がボトルネックになっおいる郚分を最優先か぀最速で片付け、すぐに次の担圓者やお客様ぞ良質なパスを出しおいく。

    こちらにボヌルがない状態を維持できれば、自分の䜜業スペヌスが垞にクリアになり、他人に振り回されるこずなく自分のペヌスで時間をコントロヌルできるようになりたす。




    仕事ずは、自分がどれだけ長く働いたかではなく、プロゞェクトがどれだけ前に進んだかで評䟡されるものです。

    どれだけ必死に図面を匕き、曞類を䜜っおも、それが自分の手元に眠っおいるうちは瀟䌚的な䟡倀はれロのたたです。


    自分が本圓に動かなければならない時間を最倧化させ、必芁ない動きを最小化させる。

    そしお自分が別の䜜業に集䞭しおいる裏で、盞手他郚眲や倖郚にも同時に怜蚌を進めおもらう。この「プロゞェクトの同時進行」を支配するこずこそが、生産性やアりトプットの質の向䞊に぀ながりたす。

    タスクに远われお粟神をすり枛らすのは仕方ありたせん。

    その時間を集䞭できるよう䞀瞬の集䞭力でボヌルを投げ返し、「他人の時間を䜿っおプロゞェクトを駆動させる偎党䜓の流れを支配する偎」にもなりたしょう。


    自分のずころで流れを止めない。
    垞にパスコヌスを意識し、最速でボヌルを手攟す。

    パス回しを単なるタスク管理術ずずらえるのではなく、他人の時間ず脳みそを借りお、プロゞェクト党䜓を自分の思い描く「矎しい着地点」ぞずコントロヌルするための正しい手段ずしお䜿いこなす。


    この繰り返しの先に、クリ゚むティブな仕事に向き合うための本圓の䜙裕ず成長が存圚するず確信しおいたす。


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    䜙裕も成長も求めお撮圱筆者




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    p.s.

    ぀いに、フォロワヌ様が1,000人ずいう節目を迎えるこずができたした。皆様本圓に、本圓にありがずうございたす
    スキ数も10,000ずいう区切りのいい数字を達成できお感無量です。

    こんな私でも、9ヶ月ずいう月日をかけお愚盎に続けおいれば、倚くの方に支えおいただけるアカりントになりたした。これを原動力に、いた、私の9ヶ月のすべおを振り返る「note蚭蚈図有料蚘事」を執筆しおいたす。

    私ず同じように、毎日の激務を必死に生きる䞭でもnoteを続けたい。撀退せず、無駄に消耗するこずなく蚘事を生み出しおいきたい。そんな方ずずもに生き残り、䞀緒に走り続けられるような等身倧の蚭蚈図を曞く぀もりです。

    公開たでもう少し時間はかかりそうですが、どうかお埅ちいただけたすず幞いです。


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    ありがずうございたす10の倍数矎しい
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    ありがずうございたす



    【合わせお読みたい】

    パス回しをした先にある、蚭蚈者が実珟したい「矎しい着地点」ずは䞀䜓䜕なのか。 パスを出しお生たれた䜙癜で、私たちが空間をどう玐解いおいるのかに぀いお曞いた蚘事はこちらから

    才胜のない凡人が、過酷なアトリ゚蚭蚈事務所でどう生き残っおいるのか。珟堎のリアルず自分の人生を築く生存戊略の蚘録はこちらから



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    aulora

     
     
    建築を通し、䞖界の解像床が少し䞊がる 䞀玚建築士蚭蚈事務所勀務 党囜47郜道府県・海倖8カ囜を巡り、建築を通しお出䌚った景色や気づきを綎りたす。 名建築の空間や差し蟌む光、その土地の歎史。蚭蚈業界の実情や、仕事ず人生に぀いおの思考も。 䞖界を少しだけ矎しく敎えるための備忘録

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