
【播磨国伝承物語】播州皿屋敷
播磨国、姫路。
姫路城の中に、
お菊井戸と呼ばれる井戸がある。
播州皿屋敷に出てくる井戸と伝わる。
話は、戦国のころにさかのぼる。
姫路を治めていた小寺氏の重臣に、
青山鉄山(あおやま・てつざん)という者がいた。
鉄山は、
小寺氏に代わって、
自分が姫路城主になろうと考えていたという。
その企てを探るため、
お菊という女性が、
鉄山のもとへ召使いとして入った。
お菊は、
鉄山の企てを知り、
主君へ知らせた。
一度は、その陰謀を防いだとも伝わる。
やがて鉄山は姫路城を手に入れる。
そのころ、
小寺家の家宝に、
十枚そろいの皿があった。
宴のために出された、
大切な皿である。
鉄山の家来、
町坪弾四郎(ちょうのつぼ・だんしろう)は、
お菊に思いを寄せていた。
お菊は応じなかった。
弾四郎は、
十枚の皿のうち一枚を隠した。
皿が一枚足りない。
その罪を、
お菊に着せた。
お菊は責められ、
ついには井戸へ投げ込まれたという。
夜になると、
井戸のあたりから声がした。
一枚。
二枚。
三枚。
四枚。
五枚。
六枚。
七枚。
八枚。
九枚。
そこで声は止まる。
十枚目がない。
何度数えても、
一枚足りない。
その声は、
皿を探す声であり、
無念を数える声でもあった。
皿屋敷という名は、
そこから残ったという。
姫路城の上山里丸にあるお菊井戸。
今も、
石に囲まれて残っている。
一枚足りない皿。
井戸の底から数える声。
播磨国姫路に残る、
お菊の伝承である。
【観音龍詠唱】播州皿屋敷・お菊
オン・ネ・ノ・ネ・ヨ
姫路ノ城ニ残リシ
一ツノ井戸ヨ
一枚
二枚
三枚
四枚
五枚
六枚
七枚
八枚
九枚
九ツニテ止マル
お菊ノ声ヨ
罪ナキ身ニ
罪ヲ着セラレ
井戸ノ底ヘ
落トサレシ者ヨ
オン・ヒーリャ・ヒーリャ
奪ワレシ一枚ヨ
消エヌ無念ヨ
皿ヲ数エル声ヲ
恨ミノママニ
残スナ
お菊ノ名ヨ
静カニ残レ
井戸ノ底ニ
鎮マリテ
播磨ノ城ニ
長ク伝ワレ
オン・ナリ・ト・アマ・ノ・ネ・ヨ
ヒビケソワカ

前回の記事👇️
響きの国シリーズ👇️
魂覚醒ガイドブック※音声動画解説付👇️
宇宙曼荼羅👇️
魂航路👇️
第5宇宙航路👇️
封印されし四法大意👇️
#播磨国伝承物語 #播州皿屋敷 #お菊井戸 #姫路城 #播磨国 #姫路 #怪談 #伝承 #民俗