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四年という恋愛の意味 (分割版・第二巻)

    こんにちは、ブラキンです。
    本記事は「四年という恋愛の意味」の分割版・第二巻です。
    第一巻では、関係が終わった“はず”の地点までを書きました。
    しかし別れの後に、もう一度だけ「終わりを確定させる出来事」が起きます。
    この巻では、その出来事と、私がそれを「裏切り」と受け取ってしまった理由(=意味を定義し直す入口)までをまとめました。

    ※前巻を読んでいない方へ:別れまでの経緯(価値観の分岐点)を先に読むと、この巻の痛みが立体になります。
    👇分割版・第一巻

    10. 別れてから

    そして4年続いた恋愛は、正式に幕を閉じた――はずでした。
    ただ実際は、そこからが良くなかった。

    私には「別れる理由」がはっきり残っていなかった。
    彼女が幸せになることを本気で願いながらも、彼女との関係性を切り替えられずにいました。

    形式上は別れている。
    でも、別れる前と何も変わっていない。
    そういう状態が続いてしまったのです。

    本気で相手のことを思うなら、黙って身を引き、彼女の前に現れるべきではなかった。
    頭ではそう分かっていました。
    しかし、その判断が簡単にできず、ここから約7ヶ月ほど、この微妙な関係が続きました。

    この間、私は「もう会うのをやめよう」と伝え、実際に距離を置こうとしました。
    それでも、何かをきっかけにまた会ってしまう。
    その繰り返しでした。

    当時の私は本気で退職を考えており、東京に出るつもりでした。
    だから彼女から「東京に行くまでは会う?」という提案を受けたこともあります。

    お互い好きなまま別れてしまった結果、
    会ったり、会わなかったり。
    終わっていないようで、続いているようで、どこにも進まない。
    そんな曖昧な期間が続いてしまいました。


    11. まだ傷つく余地が残っていた

    別れてから現在9ヶ月ほど経ちますが、今の私はこの件に対して強い感情を持っていません。
    構造的にも整理できています。

    ただ、それは「時間が解決した」からではありません。
    むしろ逆で、別れた後にもう一段階、深く傷つく出来事が起きたからです。

    別れてから7ヶ月ほど経ったころ、彼女から「もう会うのをやめよう」という連絡が来ました。
    少し前まで「東京に行くまでは会おう」と言っていたのに、なぜ急に?と思い、彼女に会いに行きました。

    そこで分かったのは、彼女に好意を寄せる人が現れたということでした。
    しかも出会って1ヶ月も経っていない相手。

    そして、彼女の家に着いたときに、私はあるものを見て胸が張り裂けるほど苦しくなりました。

    私の歯ブラシが捨てられていて、
    代わりに新しい歯ブラシが置いてあった。

    そのときの苦しさは、「胸が詰まる」という言葉では足りませんでした。
    心臓を物理的に握られた、という表現も少し違う。

    それは、
    「終わった」という事実を、言葉ではなく“置き換え”として理解してしまった瞬間
    でした。

    私はこれまで色々な経験をしてきましたが、あの感覚に近いものは他にありません。

    第5章|二重に終わらされた感覚


    そこから私は会うのをやめました。
    結局、その1ヶ月後くらいに彼女はその人と付き合うことになります。

    ただ、追い打ちはここでした。

    彼女と話す機会があり、そのとき彼女は、
    「その人と私と、体の関係を持った時期がかぶっていた」
    と平然と明かしました。

    しかも最後に関係を持ったとき、私は彼女に触れないように極力気を付けて距離を取っていたのに、向こうから誘われて乗ってしまった。
    それなのに、まさかその前にその新しい人としていたとは――という事実が、私にはかなりショックでした。

    以降、彼女と会うことはありませんでした。

    第6章|意味を定義する作業


    この日から私は、彼女との4年間の意味を、2〜3ヶ月かけて必死に定義し続ける日々を過ごしました。

    山口から東京へバイクで旅している過程でも。
    東京について家を契約してからも。
    本当に、ほぼ毎日考えていたと思います。

    理由は単純です。
    私にとって彼女の「4年の終わらせ方」が、裏切りのように感じたからです。

    私は前述したように、恋愛とは一貫した誠実性で成立するものだと思っています。
    そして、その誠実性は「別れた後も」守られるべきだと思っていました。

    そうすることで4年という日々を、綺麗な形で終わらせられる。
    もし将来何かの縁で再会が起きても、
    「あれは意味のある4年だった」と取り扱える。
    私はそういう美学で恋愛をしていました。

    だからこそ、私としては別れた後も、この件に筋を通してほしかった。


    12. 私が欲しかったのは“宣言”だった

    本気で次の恋愛に進むなら、
    「もう一度関係を終わらせよう。私は次に行く。応援してほしい」
    そう伝えてほしかった。

    それがあれば、私はきっと辛くても納得できたと思います。

    しかし今回、私が受け取ったものは違いました。

    • たまたま彼女の周りに好意を向ける男が現れた

    • でも私との関係も切りたくない

    • だから限界まで両方をキープする

    • そして遠方に消える私ではなく、より安心できる方に乗り換える

    このような行動をしたようにしか見えなかった。

    だから私は「裏切られた」と感じたのです。

    そして最後に、この行為は、私たちが共に過ごした過去の4年の意味を否定することになる。
    私はそう思いました。

    だから私は、この問題を一人で抱えて意味を定義し続けた。


    13. “大人の対応”の代償

    彼女には気付いてほしかった。
    私は、悪態をつくことも、叱責することも、束縛することもできた。
    でも私は、全部を自分一人で抱えて、大人の対応をして去った。

    現に私は、彼女がした行為のほぼすべてを知っている。
    一方で、新しくできた彼氏は何も知らないと思う。

    それはつまり、信頼の喪失になり得る。
    彼女もそれを自覚しているはずだし、4年かけて積み上げた信頼はもう喪失している。

    だから正直、
    「私は全部を飲み込んで去った。そのことに少しは感謝してほしい」
    と思ってしまう部分がある。

    第二巻・終わりに

    ここまでが、出来事と、その出来事を私が「裏切り」と解釈した起点です。
    次巻では、4年間の意味をどう定義し直したのか、そしてなぜこの破綻が“必然”だったのかを、私自身の性質と人生設計のレイヤーから分解し、最後に答え合わせまで行います。

    👇分割版・第三巻


     
     
    気になったことを考えたり、調べたり、作ってみたりするのが好きです。 なんでもない出来事に引っかかって、余計なことまで考えがち。 ここには、そのとき思ったことを好き勝手に書いています。 たまに毒もはきやす。

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