
緊急事態宣言、War Roomと小型ドローン | ショートショート #08
War Roomと呼ばれる司令室で、管理統括官が巨大モニターを見ていた。
表示された日本地図には、黄色と赤のライトが忙しなく点灯している。
監視官のリーダーが説明を始める。
「12時以降、イエローが100件以上増えた区域は全国で5箇所。イエローへの投下は奏功しており、レッドの上昇と医療機関の逼迫は抑えられています」
「作戦は順調だな。今年は緊急事態宣言を回避できそうだ。予備機が必要な場合には、直ちに連絡をくれ」
管理統括官はそう言い、部屋を後にした。
* * *
街の上空には、ドローンが飛び交っている。
青い安全ランプが黄色に変わり点滅を始めると、ドローンは人間に近づきブドウ糖入り塩飴を投下する。
顔認証で個人が特定され、スマホには一番近い給水所の案内が表示される。
赤いランプが点灯すると、即座に医療機関と連携して救急車が出動する。
猛暑が災害となった日本が導入した、命の危険を知らせるドローン。
国民からは、愛称がつけられた。
信号機「ぶどう味」
(416文字)
おはようございます。
ぽていとぽたあとです。
War Roomって、一般の企業でも大規模プロジェクトやサービスのローンチ、障害対応時などに、立ち上げたりしますよね。
文章の最初に持ってくると、物騒な感じがでるかな?と思って書いてみました。
政府機関らしき場所に設けられたこのWar Roomは、夏の間、熱中症が増えすぎて医療機関がパンクしないように、モニタリングに使われるんでしょうね。
ちなみにブドウ糖は、体内でそれ以上分解する必要がなく、速やかに吸収されてエネルギーとして利用されるそうです。
「塩クエン酸入りブドウ糖」のタブレットなどが実際に商品としてあるようなので、参考にしました。
ブドウ糖はぶどうの味がするわけではないので、「信号機ぶどう味」と呼ばれるからには、お子さんでも舐めやすいようにぶどうの味がつけられているのかもしれませんね。
うーん。ちょっと、無理やり?
今回も毎ショのお題、難しかったです。だからこそ、楽しい。
田原にかさん、いつも面白いお題をありがとうございます。
お題:信号機ぶどう味
余談ですが、本記事のタイトルをつける際、出来心でClaudeに案出しを依頼してみました。
それがすごいダサくて面白かったので、ご紹介しますね。
⚫︎ 熱中症対策のヒーロー
⚫︎ 猛暑を乗り越えた年
⚫︎ 空を飛ぶ命綱
⚫︎ 青から赤になるまで
⚫︎ 塩飴とドローン
「空を飛ぶ命綱」「青から赤になるまで」「塩飴とドローン」あたりがお気に入りです。
その点を正直にClaude氏にお伝えしたところ、以下のように返答があったので、最後にスクショを貼っておきますね。

🥔・🥔・🥔
ほかにもショートショートを書いています。
よければお読みくださいね。