
Day251 《こころとからだ》朝から「おー、おー!」で目が覚めた話
こんにちは( ^^) _U~~
ありそらです。
今朝のことなのですが・・・。
目が覚めたものの、
まだ頭は起動していない
ありそら。
顔も洗っていない。
もちろん、朝の身支度もまだ。
ただ、ぼーっと座っている。
人間、目が覚めたからといって、
すぐに活動できるとは限りませんからね。
体は起きた。
でも、頭はまだ夢の中。
そんな、エンジンのかかっていない私の耳に、
外からなにやら聞こえてきたのです。
「おー、おー……」
なんとも太くて、低い声。
初めて聞いたら、
いったい何事かと驚くところですが、
実は私、何度か耳にしたことがあります。
そう、托鉢(たくはつ)をして回る
お坊さんの声です。
我が家の近くには、紅葉の名所
「東福寺」もあるので、
もしかしたらそこのお坊さんかも?ですが、
托鉢というのは、
お坊さんが鉢などを持って
家々や町を歩き、
食べ物やお布施をいただく修行のこと。
単に何かをもらいに
歩いているわけではありません。
お坊さんにとっては、
欲や執着を手放し、
謙虚さを養う修行でもあります。
そして、施す側にとっても、
誰かに与えるという行為を通して、
自分の心を見つめる機会になるんですね。
つまり、受け取る側にも、
差し出す側にも学びがある。
うーん、なかなか深い。
私なんぞは、
朝からぼーっと座っているだけで、
まだ何ひとつ学んでおりませんが(笑)。
そのお坊さんたちは、
一軒一軒の家の入り口に立って、
「おー、おー……」
と声を出していらっしゃいます。
私はというと、
戸を開けてお布施をしたことは、
まだありません。
外から聞こえる声を、
家の中でありがたく拝聴しております。
いやいや、それでいいのか?
なんて自分に
ツッコミを入れたくもなりますが、
今のところは、
まず声を聞かせていただくところから。
それにしても、この声がすごいんです。
口先だけで出している声ではないんですよね。
お腹の底から、
体全体を使って響かせているような声。
よく「腹をくくる」なんて言いますが、
まさに腹の底にある力を
使っているように感じるのです。
丹田というあたりでしょうか。
お腹の奥から声が生まれ、
体の中を通って、外へ響いていく。
そんな感じ。
もちろん、
実際にお坊さんの体の中で
何が起きているのか、
私にはわかりません。
でも、聞いているこちらの体にまで
響いてくるんです。
そして、その声を聞いているうちに……。
あら、不思議。
さっきまで、
頭の中に霧がかかったように
ぼーっとしていた私が、
だんだんシャキッとしてくるではありませんか。
お坊さん、すごい!
私の頭の目覚まし時計より、
よっぽど効果があるかもしれません。
目覚まし時計は「ピピピピ!」。
お坊さんは「おー、おー!」。
うーん、
どちらも目を覚ますためのものだったのか?
いや、目的が違うでしょう(笑)。
そんなことを思いながら、
私もようやく一日の活動を開始。
洗濯をして、掃除をして。
気がつけば、
ちゃんと動いているではありませんか。
ありがたいことです。
朝の私に必要だったのは、
あれこれ考えることでも、
気合いを入れることでもなく、
体の奥まで届くような、
ひとつの声だったのかもしれません。
人間、頭で「さあ、やるぞ!」と思っても、
なかなか動けないことがあります。
そんなとき、
頭ばかりを働かせようとするのではなく、
体に働きかけてみるのも
いいのかもしれませんね。
さて、今日はお坊さんの
「おー、おー!」に助けられた朝。
この調子で、これからの時間も
シャキッと活動していきましょう。
……と言いながら、
午後になったらまたぼーっとしている
可能性もありますけれど。
そのときは、心の中で叫んでみようかしら。
「おー、おー!」
ご近所迷惑にならない程度にね(笑)。