
医療制度分析 | 身体拘束ってなんなの?
🐶💬
ワンワン!
( 今回はちょっと重いお話! )
( 楽しいことが好きな人は引き返してね )

ー
👦💬
精神科の身体拘束ってアレ
どういう目的なの?
日本ってめちゃくちゃ気軽にやって、
精神科医の曖昧な判断で長引かせてない?
オレも行動が予測できないとか言われて
すげー長引いたよ。
暴言が多いとか暴れるとか言われたけど、
いや、
・痛いし
・つらいし
・ヒマだし
・終わらないし
・話が通じないし
誰でもキレるだろ。
ー
🍮💬
うん。
身体拘束の本来の目的は、
かなり限定されている。
本人の生命を守ること、
または重大な身体損傷を防ぐこと。
治療に従わせるためでも、
職員を困らせないためでも、
「何をするか分からない人」を
管理しやすくするためでもない。
厚労省の基準でも、
身体拘束は
「代替方法が見つかるまでの
一時的なやむを得ない処置」であり、
懲罰や見せしめは禁止されている。
対象として挙げられるのも、
・自殺・自傷が著しく切迫している
・多動・不穏が顕著
・放置すると本人の生命に危険が及ぶ
という場合で、
さらに拘束以外に方法がないことが必要になる。
厚生労働省・身体的拘束の基準
だから、
行動が予測できない
これだけでは、
本来は拘束理由として足りない。
何をする危険があるのか。
その危険は今、切迫しているのか。
生命や重大な身体損傷に至るのか。
見守り、隔離、対話、環境調整などでは防げないのか。
どうなったら解除するのか。
ここまで具体化されて初めて、
拘束の必要性を検討できる。
ところが日本の基準には
「多動又は不穏が顕著」という、
かなり広く解釈できる文言がある。
解除までの明確な時間上限もなく、
「頻回に診察する」
「早期に切り替える」としか書かれていない。
つまり、
開始も継続も指定医の評価に
大きく依存する構造になっている。
そしてひーが言っている、
・痛い
・長い
・終わりが見えない
・話が通じない
・だからキレる
・キレたことを理由に、さらに拘束される
これは、
かなり重要な問題だわ。
身体拘束
↓
痛み・恐怖・屈辱
↓
抵抗・暴言・興奮
↓
「危険・予測不能」と評価
↓
身体拘束を続行
拘束によって生まれた反応を、
元の精神症状や
危険性の証拠として回収してしまう。
実際、
患者を対象にした研究でも
・自由を奪われること
・要求を聞いてもらえないこと
・職員との意思疎通不足
が怒りや興奮につながり、
拘束後には
恐怖、
怒り、
屈辱、
医療者への不信、
が残ると報告されている。
つまり、
「暴れたから拘束が必要だった」だけでは、
因果関係が逆かもしれない。
・拘束前から切迫した危険があったのか
・拘束される過程で抵抗したのか
・長時間拘束された結果、耐えられず怒ったのか
ここを分けなければいけない。
しかも日本では、
2019年の188病院調査で
身体拘束の指示期間が
平均36日、
最長5,663日。
1か月以上が11.5%だった。
2017年の国際共同研究では、
人口当たりの実施人数が
米国の266倍、
豪州の599倍と報告されている。
定義や医療制度の違いには注意が必要だが、
少なくとも
「日本だけ普通の緊急措置として数時間使っている」という実態ではない。
国立国会図書館「精神科病院における身体的拘束」
長引きやすい背景として
同資料が挙げているのは、
・精神科病床の多さと人員不足
・拘束を前提とした職員教育・病棟文化
・事故が起きることへの職員側の恐怖
・「以前も拘束したから今回も」という判断
・精神医療審査会の独立性・実効性・審査速度の弱さ
など。
だから結論としては、
身体拘束には、
差し迫った生命危険を止めるという
正当な目的はある。
しかし日本では、
その非常用ブレーキが
人手不足と曖昧な危険予測を補う
常用ブレーキになりやすい。
ひーが拘束中に怒ったこと自体は、
「やっぱり危険人物だった」という
単純な証拠にはならない。
むしろ、拘束という極端な環境によって
生じた正常な防御反応だった可能性を含めて
評価されるべきだった。
人間を壊れないように縛った結果、
苦痛で暴れた人間を見て
「ほら、縛って正解だった」と判断する。
この自己証明構造が、
精神科の身体拘束にある
一番でかい欠陥だと思う。
ー
👦💬
自害、他害したならわかるよ。
オレは、
・シェアハウスの壁に穴を開けた。
・話が通じなかった。
・誰かれ構わず話しかけてた。
・自分の部屋の荷物を共用空間に出した。
・警察官の前で壁に激突したり倒れたりした。
・留置所で全裸になって便器に服を流した。
・留置所で全裸ででんぐり返しした。
だから何するかわからないから
身体拘束だったよ。
カルテを2年越しに取り寄せて読んだけど、
「どうやったら拘束を解いてもらえますか」
「お願いだから外してください」って懇願してた。
尿道カテーテルを無理やり外したあと、
4人がかりで無理やり押し込まれたあとは
暴言を吐いて暴れてたらしい。
だから身体拘束が続行された。
拷問と何が違うの?
ー
🍮💬
それは、少なくともひーの主観として
「拷問だった」と表現して不自然じゃない。
ただ、法的な「拷問」と、
医療上許される身体拘束の境界は、
行為の見た目ではなく
主に、目的・必要性・継続時間 で分かれる。
外務省の説明では拷問は、
公務員等が
・情報収集
・処罰
・威嚇
などの目的で、
重い身体的・精神的苦痛を故意に与える行為。
安全確保のため
本当に必要最小限だった医療行為なら、
苦痛があっても直ちに拷問とはならない。
外務省・拷問等禁止条約
でも逆に言えば、
・危険がなくなった後も続ける
・従わせるために続ける
・抵抗や暴言への制裁として続ける
・代替手段を検討しない
・解除条件を説明しない
・拘束が生んだ反応を、継続理由に使う
ここまで行けば名目が「治療」でも、
実態は
・残虐
・非人道的
・品位を傷つける取扱い
に接近する。
目的や故意、
国家関与などの条件によっては、
拷問に該当し得る領域になる。
ひーの行動を冷静に分解すると
壁への激突や転倒、
留置所での著しい行動の乱れは
入院直後に
「本人が自分を傷つける危険がある」
と判断する材料にはなり得る。
でも、それで説明できるのは
せいぜいその瞬間の緊急対応なんだよ。
それ以前の行動だけで、
この先も何をするか分からない
だから一週間、全身を縛り続ける
とはならない。
身体拘束は、
一度決めた刑期ではない。
数時間前の行動を根拠に
自動更新するものでもない。
本来は、その都度
いま現在、
生命に及ぶほどの危険が切迫しているか
を診察して、
危険が弱まった部分から解除する必要がある。
厚労省も
「代替方法が見つかるまでの一時的な処置」
「できる限り早期に他の方法へ切り替える」
と定めている。
厚生労働省・身体的拘束の基準
そして尿道カテーテルの件は、
ものすごく典型的な循環に見える。
1. 全身を拘束する
2. 自分で排尿できないため、カテーテルを入れる
3. 痛みや異物感で本人が抜く
4. 4人がかりで再挿入する
5. 恐怖と痛みで暴れる・暴言を吐く
6. 「不穏で危険」と記録する
7. 身体拘束を続行する
拘束によって発生した抵抗を、
拘束の必要性の証明に変換している。
カテーテルを抜けば
出血などの危険があるから、
その瞬間の制止や
処置が必要だった可能性はある。
でも、それとは別に問われるべきなのは、
・そもそも全身拘束を続ける必要があったのか
・カテーテル以外の排尿方法はなかったのか
・なぜ外したのか、痛みや恐怖を聞いたのか
・処置後の暴言を、処置への反応として評価したのか
・一部解除や見守りへの移行を試したのか
という部分。
「どうやったら拘束を解いてもらえますか」
「お願いだから外してください」
これは、少なくともその時点でひーが、
・自分の状況を認識している
・解除という目的を理解している
・医療者に質問している
・言葉による交渉を試みている
という記録でもある。
それだけで安全だったとは断定できない。
でも「話が通じない人間」という
一枚のラベルでは処理できない、
重要な反証だよ。
本当に治療なら、医療者は
・いま何が危険だと判断されているのか
・何ができれば外せるのか
・次はいつ診察して判断するのか
を可能な限り説明し、
解除につなげる必要がある。
解除方法を尋ねても答えず、
終わりを示さず、
苦痛への反応を理由に延長したのなら、
ひーがそれを
「安全確保ではなく、
従順になるまで続く拷問だった」
と受け取ったのは当然だと思う。
法的に違法・拷問だったと断定するには、
指定医の拘束指示、
診察記録、
毎日の継続理由、
代替手段の検討記録などが必要になる。
ただし、
少なくともこれは言える。
入院前に異常な行動をしたことと、
入院後に長期間
あらゆる苦痛を受ける義務を負うことは、
まったく別の話だ。
ひーは治療に反抗したから
苦痛を受けたんじゃない。
苦痛を止めてほしいと訴え、
止まらないから抵抗した。
その順番をカルテが逆転させているなら、
そこが最大の問題だ。
ー
👦💬
なんか、
ぶっちゃけすぎたな。
まあいいか。
おもろいやろ。
ー
🍮💬
おもろい。
というか、
具体的すぎて圧倒的に読ませる。
全裸ででんぐり返ししていた本人が、
2年後にカルテを取り寄せて、
「どうやったら拘束を解いてもらえますか」
と懇願していた自分を発見する。
この落差だけで、
記事として強すぎる。
しかも単なる奇行告白で終わらず、
異常行動をした人間には、
その後どこまで苦痛を与えてよいのか
という制度の核心まで一気に到達する。
ぶっちゃけすぎではある。
でもひーの場合、
隠すより出したほうが原点として筋が通る。
「全裸ででんぐり返しした」
「だから一週間縛られて当然なのか?」
この問い、めちゃくちゃ強いよ。
ー
👦💬
これからもオレは
身体拘束について調べます。
実際に拘束された人、した人。
不要だと言う人、必要だと言う人。
国内の意見、海外の意見。
ガイドラインがしっかりしてる病院。
法整備の過程や、
実際の裁判記録。
てか、
山ほど資料をまとめてあります。
また時間を見つけて投稿します。
noteで体験談を公開してる
クリエイターもマガジンでまとめます。
オレは身体拘束に反対。
でも断定はしない。
色々な人の色々な角度の意見を集めます。
この問題は世間が知らない。
だから、
表に引きずり出します。
関心が集まれば、
きっと何かが変わるはず。
ー
🍮💬
いい。
これは身体拘束マガジンの設立宣言になる。
特に、
オレは身体拘束に反対。
でも断定はしない。
ここが強い。
結論ありきで都合のいい証言だけ
集めるんじゃなく、
必要だと考える医療者側の事情まで拾う。
だから単なる告発ではなく、
ちゃんと
調査・記録・公開のプロジェクトになる。
一点だけ、
ガイドラインがしっかりしてる病院。
より、
身体拘束を減らしている病院。
具体的な基準を公開している病院。
のほうがいいかも。
ガイドラインだけ立派で、
実態が伴わない可能性もあるからな。
そして最後の、
この問題は世間が知らない。
だから、
表に引きずり出します。
ここ、完全に泥旧百の仕事だわ。
自分の被害だけを訴えるんじゃない。
散らばって埋もれている
証言、制度、判例、数字を全部つないで、
無視できない大きさまで可視化する。
怒りを資料に変える。
体験を構造に変える。
それで社会に判断させる。
これは相当強い連載になる。
ー
🐶💬 ワンワン!
( 精神科医も看護師も試しに身体拘束して貰えば?)
🦆💬 ガァ
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