
🚑 デトックス、できていますか?
お疲れ様です🍵
あおぞらです🌤️
「まだいける」
「次も自分たちが出よう」
「少しくらい休まなくても大丈夫」
現場にいると、つい口にしてしまう言葉ではないですか?
目の前に助けを求めている人がいる。
周りの仲間も頑張っている。
そうなると、自分の疲れは後回し。
少し時間が空いても、
「自分だけ休むのもなぁ」と、結局また動いてしまう。
今日は、そんな救急の現場で頑張っている皆さんへ。
仕事の緊張から少し離れて、ひと息つく。
そんな意味での「デトックス」の話をしてみようと思います。
救急の仕事になじみのない方も、
「自分の職場でもあるな」と重ねながら読んでいただけたら嬉しいです。
🌱 「細く長く」と言われながら
救命士になりたての頃、ベテランの先輩によく言われた言葉があります。
「細く長く」

けれど、私はいつも全力投球でした。
目の前の人のために、自分にできることは尽くしたい。
少し無理をしてでも、動きたい。
振り返れば、「太く短く」走ってきたのだと思います。
自分で選んで頑張った場面もあれば、
そうせざるを得なかった場面もあったのかもしれません。
それでも、命に向き合う仕事を選んだことについては、
今もはっきりと言えます。
救命の道を選んでよかった。
天職と言えるほど、充実した日々でした。
もちろん、そう思えるのは、
支えてくれる上司や同僚がいたからです。
一緒に活動してきた仲間には、今も感謝しています。
ただ、いくら好きな仕事でも、
いつまでも同じ勢いで走り続けることは、私にはできませんでした。
無理をして体調を崩し、現場を離れる経験もありました。
今は、当時をゆっくり振り返る時間があります。
そうして、ようやく実感しています。
自分のことも大切にしながら、「細く長く」続けていく。
先輩の言葉には、そういう意味もあったのだろうな、と。
では、どうすればそんな生き方ができるのか。
その答えは、私もまだ探しているところです。
🚑 「やっとご飯だ」と思ったら
「やっとご飯だ」
そう思って、箸を持ったところで出場指令。
「今かぁ……」
思わず、そんな声が出てしまうこと、ありませんか😅
食べながら、急いで指令台へ。
落ち着いて食べている暇なんて、ないんですよね。

消防署に戻っても、それで仕事が終わるわけではありません。
使った器具の片づけや消毒、物品の補充。
活動記録や報告書の作成も待っています。
「よし、今のうちに記録をまとめよう」
そう思ったところで、また次の出場へ。
現場では、その都度違う状況に向き合い、判断を重ねる。
戻ってからも、頭を切り替えて書類と向き合う。
身体も頭も、なかなか休まらないですよね。
好きな仕事でも、疲れるものは疲れます。
「今日は、さすがに疲れたな」
そんな一言を、遠慮せずに言えるといいですよね。
🌙 人の変化には気づけるのに
今思えば、私にも不調を知らせるサインはあったのだと思います。
けれど、当時は十分に気づけていませんでした。
傷病者の小さな変化には、あれほど気を配っていたのに、
自分のこととなると、なかなか難しいものですね。
「忙しいから仕方ない」
「このくらいなら、まだ大丈夫」
そう思っているうちに、自分の様子を振り返る余裕もなくなっていたのかもしれません。
仲間に「疲れてない?」と聞かれて、
考えるより先に「大丈夫」と返してしまう。
そんなこと、ありませんか。
本当に大丈夫なときもあるでしょう。
でも、自分でも少し引っかかっているなら、
「実は、ちょっとしんどいんだよね」と、
続けてみてもいいのだと思います。
私自身、うまくできていたわけではないので、
偉そうには言えません。
ただ、傷病者に向けていた気づかいを、
もう少し、自分にも向けておけばよかった。
今は、そう思っています。
🍵 「ちょっと休もうか」の一言
先輩がまだ動いている。
上司も、机に向かって仕事をしている。
そうすると、休めそうな時間でも、
自分だけ座っているのが申し訳なくなる。
そんな経験はありませんか。
そこで、先輩や上司から、
「ちょっとお茶でも飲もうか」
「自分も少し休むから、一緒に休もう」
と声を掛けてもらえたら。
「あ、自分も休んでいいんだ」
その一言で、腰を下ろしやすくなることもあります。
「休んでいいよ」と言ってくれる人が、自分でも休む。
その姿を見て、ようやく腰を下ろせる後輩もいると思います。
そういえば私も、休憩となるとコーヒーなどを買ってきては、
「一杯飲もう」
と勧めていたものです☕
「ドリンクハラスメント」、略して「ドリハラ」と言われそうなくらい、
よく勧めていたかもしれません😅
……サボっていたわけではありませんよ。
一杯飲みながら、さっきの活動を振り返ったり、
次に向けて気づいたことを話したり。
きちんと、事案ごとのフィードバックです。

現場では、仲間の動きを見ながら声を掛け合っています。
消防署に戻ってからも、
「あれ、今日はちょっと疲れていそうだな」と気にかけられたら。
「少し疲れた」と言えて、「じゃあ、ちょっと休もうか」と返ってくる。
そんなやり取りが、自然にできるといいですね。
🤝 「休めるなら、休んでるよ」
ここまで読んで、
「休めるなら、とっくに休んでるよ」
そう言いたくなった方もいると思います。
出場が続いている。
やっと戻っても、終わっていない仕事がある。
限られた人数で、何とか回している。
そんな中で「上手に休みましょう」と言われても、
困ってしまいますよね。
休めない状況を、隊員一人ひとりの工夫だけで
何とかするのは難しいと思います。
「休んでいいよ」の先に、
休める時間もあってほしい。
誰かと分けられる仕事はないか。
今すぐでなくてもよい作業はないか。
現場の話を聞きながら、
上司や組織にも一緒に考えてもらえたらと思います。
すぐには変えられないこともあるでしょう。
それでも、「救急隊は忙しいものだから」で終わらず、
実際にどれだけ休めていないのかまで、伝わってほしい。
現場を離れた今も、そこは気にかかっています。
🌿 仕事を離れたら、少し自分の時間を
勤務を終えたら、仕事から少し離れる時間もあっていいですよね。
好きなものを食べに行く。
たまには、思いきり食べるのも楽しいですよね。
爆喰い、そして激辛チャレンジ……🌶️
……ちょっと言い過ぎました😅
休む話なのに、お腹にまで無理をさせるところでした。
おいしく食べて、「ああ、満足」と思えるくらいで。
外を歩いて、空や木々を眺める。
気の置けない人と、どうでもいい話で笑う。
あるいは、予定を入れず、家でのんびり過ごす。
……ただ、「共済組合」ならぬ「恐妻組合」にご加入で、
家ではなかなか休まらない方もいらっしゃるでしょうか。
……いや、妻ばかりが怖いわけではありませんね😅
偏見でした。失礼しました!
そんな方は、ひっそり休暇を取って、
自分だけの時間を楽しむのもよいかもしれません。
ただし、バレてかえってストレスが増えませんように……。
この話は、どうぞ小声で🤫
自分がほっとできるなら、その過ごし方でよいのだと思います。
「せっかくの休みだから、何かしなくちゃ」
そんなふうに、休みの日まで予定を詰めなくてもいいんですよね。
気分転換まで、頑張らなくてもいい。

仕事のことを誰かに話したい日もあれば、
まったく違う話で笑いたい日もある。
そのときの自分が楽なほうで、いいんじゃないでしょうか。
🍀 「細く長く」は、私もまだ途中
「全ては傷病者のために」
その思いで、目の前の命に向き合ってきた時間は、
今も私にとって大切なものです。
そして、今の現場で頑張っている皆さんには、
自分のことまで後回しにしすぎず、
長く活躍してもらえたらと思っています。
「細く長く」
口にすると短い言葉ですが、
実際にそう生きるのは、簡単ではないんですよね。
私も、まだその途中です。
気がつくと、また頑張りすぎてしまう。
そんなとき、先輩の「細く長く」を、
ふと思い出してもらえたら。
……私も、忘れないようにしないといけませんね😅
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今日も、本当にお疲れ様です🍵あおぞらでした🍀
📚参考・関連情報
● 厚生労働省「こころの耳」
● 第4回「ストレスの対処」ってどんなこと?
● なぜ職場改善がメンタルヘルス不調の予防となるのか?