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「おしゃべりにも」~ BARカウンターの中から ~

    346号 25/02/23

    ここ最近「この人話しかけるの上手だな~」と感心することが続いた。

    ちょっとした私の趣味の友人で、具体的にどんな話をしていたかは聞こえてこなかったが、まったく初対面と思われる二~三人に対して、ひたひたと寄って行って、構えず声をかけていた。おそらく「どっから来たん? どんな集まり?」的な。相手方の反応は警戒することなく、かけられた問いにこやかに反応している様子、私は小心者なので絶対無理と感服した。

    またもう一人は、グループで飲みに来られて、隣の方に自分が思うこと・考え方を人生の先輩として普通に世間話におりまぜながら話していた。聞き手の方もなかなか聞き上手で、ところどころ相槌と返答も丁度よく和気あいあいと会話が弾んでいた。

    今やセクハラ、パワハラを警戒しながらという時代になってしまったが、気心の知れた仲間であれば、平気で馬鹿にしたりなじりあったりしても、当人同士も、聞いている周りの人たちも、そのじゃれ合いを微笑ましく寛容している様子というのが元々あった。失礼臭いことが少々交じっていても、さらっとお笑いネタにして返せる、そんなジョーク達者な人に出会うことも今後少なくなってしまうのかもしれない。

    ちなみに話している本人全く自覚がなくて困るのが、話が一方的過ぎて、聞かされている方も退屈(うんざり)されているケース。どんなに素晴らしい話でも、聞くばかりではやはり詰まらないもの。大概の場合内容はほとんど頭に残らず、カウンターにいる私たちも早くお会計にならないかなと願ってしまう。

    さて、学校の授業には国語はあっても会話という科目はない。友好的な会話術を学んでおけば、いじめも不登校も少しは減るように思うのだが。

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    地方新聞のコラムを依頼され10年以上寄稿してきたバックナンバーを、さかのぼりながら一日一本アップロードしています。 北海道奥地の小都市でbarのマスターしてます。ローカルネタがほとんどなので「何の話?」って感じでしょうね…

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