
【CP+2026参加レポート】CP+2026で登壇した日の話
日本の写真家なら9割9分9厘の人が知っていると噂の、カメラと写真のワールドプレミアショーことCP+(シーピープラス)内のイベントにて登壇しました。
嘘じゃないですよ。きっちり "登壇" してきました。

経緯を話すと、私が普段視聴している写真系Youtuberの「ゆ~とび」さんがInstagramで、NiSiというメーカーのフィルターを使った写真の募集をされていたのを目にしたので「私の写真なんか選ばれるわけないけど無料だし応募するか♪」と軽いノリで送ってみたら採用されてしまったのだ。
取り上げていただいた写真はこちら。
この写真を撮った日の日記は別の記事にまとめているので、気になる人は読んでみてください。
NiSiさんからいただいた入選の連絡のメールでは「CP+のNiSiのブースで、ゆ~とびさんとお話いただければ幸いです」と書いてあった。
普段から視聴している動画を出している本人と話すことなんて、そうそうない機会なので嬉しかった一方で、かなり緊張もしていた。
CP+ 当日
迎えたCP+の当日。
横浜の方まで行くのだからせっかくならどこかで写真を撮り歩きたいなと思ったので、新宿に1時間ほど立ち寄って少し写真を撮った。




外国からの旅行者と思しき人が記念撮影をしていた

一通り新宿で写真を撮ったら横浜に向かった。
横浜のような普段来ない場所に訪れた時には、ここぞとばかりに写真を撮って回ることが多いのだけど、横浜はいい感じに写真に納めることができないことが多い。
横浜に対してなんとなく小綺麗かつ人工的な印象を受けることが多く、私の現在の趣味に合致していないのだと思う。


この日は桜木町駅近くの展望台にも上った。
みなとみらいのエリアが360度一望できた。しかも人が少なかったので快適だった。




桜木町の近辺で写真を撮っていたら程よい時間になっていたので、CP+の会場に向かった。
実はCP+のようなカメラおよび写真のイベントに参加するのは初めてだったのでどんなものかと気になっていたが、会場に近づくにつれカメラを手に持って歩いている人の数が急増した。
私自身、カメラを持っている人とすれ違う時には毎回えも言われぬ緊張感を感じるタイプなので、会場に足を踏み入れる前からなんだか落ち着かない気分になっていた。
なによりの証拠が、ここから先の写真がほとんどないことだ。カメラを取り出すのが恥ずかしくて全く写真を撮れなかった。
実際に会場に入場してみると、そこかしこに名の知れたメーカーのブースが構えられていて、来場者の方々が思い思いに各社の製品を触って性能を吟味している様子を見受けられた。
私はどうだったかというと、結局一つも製品を触ることはなかった。
本当は、普段手にすることのないメーカーのカメラやレンズでどんな写真が撮れるか見てみたかった。
ただ、お店で店員さんに話しかけられるのが苦手な私からすると、メーカーのスタッフさんが待ち構えているカメラが置かれているエリアに突っ込むことは、学校で先生のことを「お母さん」と呼んでしまうことと同じかそれ以上に恥ずかしいことなので無理だった。
友人が隣にいれば恥ずかしく感じにくい気がしたので、今度CP+に参加する時には誰か友人を誘って行こうと思う。
そんなこんなでカメラもレンズも触らずに会場をぶらぶらしていると登壇するステージの集合時間だったのでNiSiさんのブースに向かった。
NiSiさんのブースではすでにゆ〜とびさんがいらっしゃって、スタッフの方と雑談をしていた。
動画の中でしか見たことがなかったので、実は存在していない可能性も僅かにあるかと思っていたが、そんなことはなかった。安心した。
ついにステージの開始時間を迎えた。

続々と私以外の入選者の方々の作品が紹介され、私の出番が近づく。あー、落ち着かない。
そして私の出番が回ってきた。私が応募した、上野で撮影した写真が会場のスクリーンに映し出されて、私もステージに上がる。
ゆ〜とびさんと写真やそれ以外のことも含めて楽しくお話をした。
話の流れで、ゆ〜とびさんから「この写真はSigmaのレンズで撮ったんですか?」と聞かれた。
ん?この写真を撮ったのはSONYのレンズのはずだけど… と考えていると、客席から「スクリーンに出ている情報が違いますよ」と声が上がった。
登壇した直後は全然気づかなかったのだけど、スクリーンに映し出されている私のInstagramのアイコンとプロフィール文が他の入選者のものに差し変わっていて、私が使用しているレンズがあたかもSigmaのものであるかのような表示になっていたのだ。
そのことに会場のみんなが気づいたときに、おそらく資料の作成を担当されたであろうNiSiのスタッフの方が漫画のように口をあんぐりと広げ、顔全体で「やっちまった」という気持ちを表現されていた。
私自身、これで気分を害したかというと全くそんなことはない。
いや、「私は聖人なのでこれしきのことで腹は立てませんよ」みたいなことが言いたいのではない。
もう2年ほど前の話になるが、私は当時とあるプログラミング言語のカンファレンスの運営スタッフを担当していた。そのカンファレンスは日本の名だたるテック系の企業からスポンサーとして出資を受けていて、毎回カンファレンスの最後に全てのスポンサーの名前を読み上げる時間が設けられている。
私がスタッフとして参加したその会では、なんととある企業が名前を呼び忘れられるというちょっとしたハプニングがあった。
呼び忘れられてしまったスポンサー企業からすれば「失礼千万!」と叫びたくなる場面かもしれないが、すぐにカンファレンスのMCの人が「大変失礼しました。株式会社○○様の読み上げが漏れてしまいました。改めまして株式会社○○様もスポンサーとして協賛いただいております」と案内していたのでギリギリ事なきを得ていた。
しかしよく考えてみれば、スポンサーとは基本的に「出資する代わりに、自社の存在をうまく参加者にアピールしてほしい」という立場のはず。
今回で言えば、プログラマーが参加するカンファレンスなので、各スポンサーの狙いとしては、優秀なプログラマーに自社の存在をアピールして求人に応募してもらうことだろう。
そうなると、この呼び忘れられたスポンサー企業は、予期しない形ではあったものの注目を集めることには成功していたとも言える。実際、私自身がその会社の名前だけは今日まで妙に覚えているのも、その一つの証拠と言っていいかもしれない。
そしてCP+に話を戻すと、私自身のアイコンとプロフィール文が他人の物に差し変わっていたという件については、私からすれば腹を立てるどころか嬉々として受け入れるものだった。
まあ、そんな小難しい解釈をせずとも、今後の雑談のタネになるのでどのみち自分にとっては楽しいハプニングだった。こうやって日記にも書けるし。
ハプニングもありつつ、NiSiさんのブースで行われたゆ〜とびさんのステージは大盛況のうちに幕を閉じた。ステージを通して感じたのは、ゆ〜とびさんの話のうまさで、さすが大阪出身だなと思わされた。
やはり、吉本興業のお膝元である土地から輩出される人材には、自然と一定の話術が身につくのだろうか。

まとめ
ミラーレスカメラを購入してから1年3か月ほどが経ったが、写真についてはまだまだ学び足りないことばかりだ。
そんな私の作品を取り上げてくださったゆ〜とびさんとNiSiさんには、感謝の気持ちしかない。
そして次回のCP+では、友人を連れて参加し、カメラの試し撮りを少なくとも一つは体験することを目標にしたい。