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美容外科の現実とルッキズム社会の罠〜高須幹弥先生の警告から見える業界の闇〜

    SNSで完璧に映る人たちを見て、「私も変わりたい」と思ったことはありませんか。
    美容外科への関心が高まる現代、業界内部からは深刻な警鐘が鳴らされています。

    私も以前、現場の外科医の視点から「直美」問題について記事を書きました。

    今回は、その後に明らかになった業界全体の問題も含めて、より包括的に状況を整理してみます。

    高須クリニックの高須幹弥先生が7ヶ月ほど前にYouTubeで「美容外科医の7-8割はろくでもない」という衝撃的な発言をしました。特に「直美(ちょくび)」と呼ばれる、経験不足の医師たちの問題が深刻化しています。

    「直美」という新たな社会問題

    「直美」とは「直接美容外科」の略語です。医学部卒業後の2年間の初期研修を終えると同時に、他の診療科での経験を積まず、美容外科クリニックに就職する医師を指します。

    この現象の背景には、とてつもない経済的魅力があります。時給1万円、年収2000万円も夢ではない世界。一方で、保険診療の現場は激務薄給という厳しい現実があります。

    数字が物語る異常事態:

    • 20-30代の美容外科医が10年で4倍に増加

    • 2008年比で医師全体が1.1倍に対し、美容外科は3.2倍

    • 現在659人の若手美容外科医が存在

    高須幹弥先生は彼らを「埋没、糸リフトだけするマシーン軍団」と辛辣に表現しています。マニュアル化された簡単な施術しかできず、合併症が起きても対応できない医師が増えているということです。

    患者が直面する「情報戦争」

    美容外科を受ける患者側にも大きな問題があります。特に顕著なのが「私は大丈夫」というバイアス。女性に特に強く現れるこの心理が、冷静な判断を妨げています。

     
     
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