
買い切りのマーケツールRondoを、6席の店で使ってみた正直な話|Windowsでの導入記つき
心斎橋でカウンター6席の海鮮料理店「貝と海老そして蟹」をやっている、えびかにひろしです。
先に結論です。AIやWebの知識がある程度ある人なら、Rondoはかなりいいツールです。しかも本体は買い切りです。
ぼくは8月から、お店のメルマガをRondoで配信しています。公式サイトの言葉を借りると「LINEも、インスタも、メールも。ひとつの画面で。」という道具です。
ぼくが感じているメリット
本体は買い切り。Rondo自体に月額はありません。ただし運用費はかかります(詳しくは後述します)。うちはCloudflareの有料プランが月5ドル、メール送信のResendは無料枠から始めて、送る数が増えると有料プランが必要になります。送信用のドメインも年10ドルほどかかります
発信の道具が1つにまとまる。メール、LINE、Instagram、Threads、YouTubeの配信や返信、予約、お客様の一覧まで、1つの管理画面で扱えます
LステップやIステップに代わるツールになる。LINEのステップ配信やタグ・分岐、Instagramのコメントへの自動DMも、公式サイトに機能として載っています。Lステップからの移行手順も、付属の資料にあります。すべての機能を比べたわけではないので、今お使いの方は、必要な機能があるか確かめてください
中身とデータが自分のもの。サービスの利用権ではなく、システムの中身一式が届いて、自分のCloudflareで動きます
店に合わせて作り変えられる。うちはお店の売上や経費も、AIに頼んで同じ画面に足してもらいました
AIが数字を見て相談に乗ってくれる。毎週、診断役のAIの結果をもとに次の一手を決めています

価格と、いちばんお得な買い方
発売は2026年11月1日(日)12時、Brainで。公式の案内では、価格は次のとおりです(2026年10月31日に確認)。
通常:29,800円(税込・買い切り)
明鏡の購入者:30%オフで20,860円
マーケティングも一緒に学びたい方は、先に明鏡へ入ってから買うのがお得です。Rondoが8,940円安くなります。明鏡の代金は別にかかるので、条件や割引リンクの届き方は、公式の案内で確かめてください。明鏡は月初の5日間のみの販売なので、11月は今日から5日間、11月1日〜5日です(2026年10月31日にBrainのページで確認)。
▼Rondo(紹介リンク)
▼明鏡(紹介リンク)
どんな人に向いているか
ある程度の知識がある人:Claude CodeかCodexを普段から使えて、CloudflareやResend、独自ドメインを自分で管理できるなら、すぐに力を発揮すると思います。
これから頑張る人:明鏡で学びながらなら、十分届くと思います。ぼくもプログラムは書けない料理人で、明鏡とAIを頼りにここまで来ました。これはぼくの考えで、うまくいく保証はありません。
大事なことも書いておきます。公式には初心者向けではないと明記されていて、サポート窓口はなく、購入者都合の返金も原則できません。毎月の運用費もかかります。おすすめはMacで、Windowsは動作確認が十分ではないとされています。うちはWindowsで動かしていますが、自己責任です。
うちの店でできるようになったこと
メルマガが、勝手に流れるようになった
登録してくれた方に、ステップメール32通が自動で届く。最初の7通は毎日、そのあとは4日おき
以前のメルマガサービスで止まっていた31通の原稿を、AIと手直しして引っ越せた
誕生日・記念日のお祝いメールや、「今月が誕生月の方へ」のような一斉配信もできる
どこから来て、どう読まれたかが見える
登録してくれた方が、ブログ・note・お店のQRコードの、どの入口から来たか
メールが開かれたか、どのリンクが押されたか、解除されたか
ホームページのどこが読まれているか(ヒートマップ)
店の数字が、1つの画面にそろった
Instagram・Threads・note・ホームページの数字が、毎朝自動で集まる
お店の売上や経費も、AIに頼んで同じ管理画面に足してもらった
新しく登録があったら、ぼくに知らせが届く
AIが、その数字を見て相談に乗ってくれる
Rondoには、イケハヤさんのマーケの考え方を入れた診断役のAIが入っていて、「うちのマーケ診て」と言うだけで、集まった数字から改善案を出してくれます
うちでは毎週、そのAIの診断をもとに、次の一手を決めています
カウンター6席の店が、自前のマーケティングの計器盤を持っている。月額の配信サービスでは「プランにある機能」の中でやりくりするしかなかったのが、店に合わせて道具の方を変えられる ようになりました。これがいちばんの変化です。
気になった方へ
▼Rondo(紹介リンク)
▼明鏡(紹介リンク)
ここからは、導入と更新の記録です

Windowsでも、入れられたし、更新もできました。 いまも毎日メールが流れています
決め手は「手順書」でした。AIに手順書を読ませて進めてもらい、自分の番が来たら案内どおりに操作しました
必要なものが、手順書のいちばん最初に全部書いてあります。 Cloudflare、Resend、ドメイン、毎月いくらかかるかまで。途中で「え、これも要るの?」と止まることがありませんでした
初めて入れたときは約2時間。更新にも、確認まで含めると2時間くらいかかります
10月末の2回目の更新は、更新の命令が動いていたのは約30分。ただ、点検の報告を読むところから最後の確認まで含めると、やはり2時間くらいかかりました。これから入れる方は、この更新は要りません
Windowsならではのつまずきは少しありました。でも、どれもAIがその場で原因を見つけて片づけてくれました
ただし、配布元のおすすめはMacのままです。この点は最後に正直に書きます
決め手は「手順書」だった
Rondoには、セットアップの手順書がついています。これがとにかく、しっかりしています。
まず、人が読むためではなく、AIに渡すための手順書 なんです。冒頭に「AIに『この手順書のとおりにセットアップして』と渡すためのもの」と書いてあって、人がやるのはログインや支払い、秘密の値の入力、「進めていいか」の判断だけ、と役割まではっきり分けてあります。
8月にAIへ送ったのは、手順書を全文読んで、そのとおりに進めてもらう指示です。「コマンドは全部AIが実行する」「質問は1つずつ」「料金がかかる操作は直前に確認する」といった進め方も、文章にして渡しました。最初はクラウド上のAIで始めたのですが、通信の制限で動かず、手元のパソコンで続きをやり直しました。
コマンドはAIが実行してくれます。ただし、全部おまかせではありません。プログラマーではないぼくが、AIの案内を見ながら自分でやったことは、次のとおりです。
CloudflareとResendのアカウント作成
ドメイン購入の支払い
Resendの画面で、ドメイン追加や計測の設定
Google側のログイン設定(1画面ずつ案内してもらいました)
APIキーを作って、AIが開いた入力用の窓に貼り付ける

必要なものが、最初に全部書いてある
手順書のいちばん最初には「始める前に揃えるもの」の一覧があります。いまの版(v1.0)だと、こんな感じです。
Cloudflare(Rondoが動く場所)。有料プラン月5ドル
自分のドメイン(メールの送り元に使う)
Resend(メールを送るサービス)。試しのうちは無料枠で足りる
Googleアカウント(管理画面へのログイン。2段階認証つき)
Node.js と git(パソコンに入れる道具。版の条件まで書いてある)
開発AI(Claude Code か Codex)
発行者情報のページ(メールの下に載せる、特定商取引法などの情報)
それぞれ「何に使うか」「何分かかるか」まで書いてあって、毎月かかる費用の目安 も載っています。Rondo自体に月額はなく、各サービスに直接払う形です。
ぼくの場合、店のホームページのドメインは別の人が管理していて触れなかったので、メール送信専用のドメインを新しく取りました(年10ドルほど)。手順書に「ドメインが無ければ先に取る」と書いてあったので、迷わずに済みました。
ちなみに8月のベータ版のときは「Cloudflareは無料プランで動く」という案内で、正式版から有料プラン前提に変わりました。ぼくも更新のときに申し込んでいます。こういう変更も、手順書の一覧を見れば分かるようになっています。
つまずいたときの本と、更新の本もある
手順書のほかに、つまずいたとき用の資料(よくあるエラーと直し方)と、更新のしかたを書いた資料 もついています。Windowsでの違い(PowerShellで止まったときの対処、フォルダの置き場所、ARM版のパソコンの注意など)も書かれていて、Windowsを置き去りにしている感じはしませんでした。
うちの環境
Windows 11 Home(ノートパソコン・メモリ32GB)
Node.js 22
作業はAI(Claude Code)。ブラウザはいつものChrome
8月:ベータ版を初めて入れたとき
かかった時間は、手元のパソコンで約2時間
8月13日の13時50分に始めて、15時20分に公開。15時41分に、テスト登録した自分のアドレスへ1通目のメールが届きました。解除のテストまで終えたのが16時前。だいたい2時間 です。
その日の夜までに、InstagramとThreadsを画面につなぎ、以前のメルマガサービス(メール商人)の原稿をステップメール32通として移しました。
Windowsならではのつまずき
① Node.jsの版が少し古かった
入っていたNode.jsは古めの版で、Rondoのテスト(正しく動くかの自動チェック)が何件も失敗しました。中のデータベースの部品が、新しい書き方に対応していなかったのが原因です。AIがすぐに原因を突き止め、Node.jsを新しい版に上げたら全部通りました。いまの手順書には、おすすめの版がはっきり書かれています。
② 秘密の値を入れる窓で、文字化け
APIキーなどを入れる窓を開いたとき、日本語の案内が文字化けしました(保存自体はできていました)。AIが日本語を使わない形に変えて解決。Windowsの黒い画面と日本語は、たまに相性が悪いです。
③ 作業するフォルダがずれて、命令が失敗
1回だけ、Rondoのフォルダではない場所で命令を実行して失敗しました。フォルダを移って打ち直して解決。いまの手順書には「命令の前に、必ずRondoのフォルダへ移る」と書き足されています。
④ アプリの中のブラウザが落ちた
AIのアプリの中のブラウザを開いた直後に、アプリごと2回落ちました。いつものChromeに切り替えて進めました。
意外とすんなりいったこと
Cloudflareへのログインは、ブラウザで「許可」を1回押すだけ
データベース作りや公開は、AIが命令を打って数分
「OneDrive\ドキュメント\…\メルマガ」 という 日本語の名前のフォルダ に入れていたWordの原稿31本も、そのまま読み込めた
Resendのドメインの確認は、自動設定で3分ほど
Rondoの中には、Windowsのメモ帳で保存した原稿でも読める仕組みや、Windowsでの動きを確かめるテストが最初から入っていた
Resendやグーグル、Metaの管理画面は、AIが直接さわれないので、AIが1手順ずつ案内して、ぼくがクリックしました。時間はかかりますが、言われたとおりに押すだけです。
手順書の外でつまずいたこと
1通目が「失敗」:配信する原稿をデータベースに入れ忘れていました。入れたら自動の再送で届きました
配信のペース:うちは「最初の7通は毎日、そのあとは4日おき」。ベータ版の標準の設定では表せず、AIに本体を作り変えてもらいました
3日後に配信が約20時間止まった:別の場所から古い中身を公開してしまいました。「公開するフォルダは1つだけ」と決めて直しました
どれも、手順書から外れて自分で何かをしたところで起きています。手順書どおりに進めた部分は、つまずいても手順書とAIで片づきました。
10月:正式版v1.0へ更新したとき
更新にも手順書がある
正式版には、ベータ版から更新する人のための手順もついていました。ぼくはそれに沿って進めるようAIに頼み、念のため次の約束も渡しました。そのまま使えるので置いておきます。
コマンドはすべてあなたが実行し、私には打たせないでください。
適用の前に、いまのフォルダのバックアップとデータベースのバックアップを必ず取ってください。
私の設定ファイルと原稿は、新しい版のサンプルで上書きしないでください。
テストが全部緑になるまで、本番への反映はしないでください。
終わったら、版の番号が新しくなったことと、管理画面と配信が更新前と同じであることを見せてください。
AIはまず、本番には触らず、別のフォルダで新しい版にうちの改造を移す ところから始めました。
かかった時間
18:13 新しい版を渡して、点検を頼む
〜19:23 別のフォルダで、うちの改造を新しい版へ移してテスト(約1時間10分)
19:54 Cloudflareの有料プランと保存場所(R2)をぼくが申し込む
19:56 本番へ反映開始(その前に、フォルダとデータベースのバックアップ)
20:13 管理画面に入り、売上・経費などのお店の画面を一緒に確認
〜21:52 守りの点検10項目(利用料の監視、送信数の上限、予算の知らせ、ログインの強化など)
本番への反映そのものは約20分。最初の依頼から反映と画面の確認までは、約2時間でした。そのあとの守りの点検まで含めると、夕方から夜の4時間弱です。有料プランの申し込み、Cloudflareのトークン作成、Resendの上限の入力、パスキーの登録は、案内を見ながら自分でやりました。読者のデータの件数は更新の前と同じで、配信も止まりませんでした。
つまずいたこと:テストが5件だけ赤
配布のままのv1.0をWindowsで動かすと、全6,000件あまりのテストのうち 5件が必ず赤(失敗) になりました。
原因はRondo本体ではなく テストの書き方 でした。Windowsのファイルの場所は 「C:\…」 という形で書きますが、テストの中にそれをそのまま渡している所が2か所あり、Windowsだけで失敗していたんです。
うちではその機能(会員サイトの動画)を使っていなかったので「既知の赤」として扱って更新を進め、原因と直し方を配布元に報告しました。すると、それを取り入れた版が翌日には配布されました。 Windowsの利用者が声を上げると、ちゃんと道具が良くなっていく。これはうれしかったです。
意外とすんなりいったこと
ベータ版のときに作り変えてもらった部分が、ほぼそのまま引っ越せた。 正式版には「自分用の改造を置いておく場所」ができていて、そこに移しておけば次の更新からは自動で残ります
「最初の7通は毎日、そのあと4日おき」も、正式版では設定で書けるようになった
本番のデータの写しで、先に予行演習ができた
バックアップは毎晩自動になった
10月28日:2回目の更新(v1.0.15)は、全体2時間くらい
正式版のあとも、Rondoは細かく更新されています。10月28日、v1.0.0からv1.0.15へ上げました。
今回は、正式版から入った 「更新の命令」 を使いました。手順書の「更新の適用」の章に、点検、バックアップ、新しい版の取り込み、テスト、本番への反映、確認までが一続きで書いてあって、AIはそれを1つの命令として後ろで動かしてくれます。
AIに頼んだのは、これだけです。
新しい版のフォルダにある手順書の「更新の適用」の章を全文読んでください。その手順で、まず点検だけの報告を私に見せてから、いま運用中のRondoへ新しい版を適用してください。
前回の5つの約束も、そのまま付けました。ポイントは 「新しい版の手順書を読ませる」 こと。いま動いている古い版の手順書ではなく、新しい版についてくる手順書の方が、その版の更新に合っています。
流れ
まず点検だけ。「うちの改造とぶつかる所は1か所だけ」「LINE用の保存場所を1つ足す必要がある」という報告を読んで、ぼくがOK
19:47 AIが、フォルダとデータベースのバックアップを取る
19:49 更新の命令を開始。命令が自分でも保存場所(R2)にバックアップを取り、配信を一時停止
ぶつかった1か所は、AIが新しい版の仕組みとうちの言い回しを両方残す形で直して、続きを再開
テスト6,452件、失敗0
20:19 本番へ反映して、配信を再開
更新の命令が動いていたのは約30分。点検の報告を読むところから最後の確認まで含めると、全体では2時間くらいです。読者の数や送信の記録は更新の前と同じで、管理画面も配信もいつもどおりでした。
Windowsの赤5件が、消えていた
前回、Windowsだけで赤になっていた5件のテスト。今回の版では、うちのWindowsでも 全部通りました。報告したことが、ちゃんと形になっていました。
前回とくらべて
前回は、別のフォルダでうちの改造を移すのに1時間10分。今回は、改造が「自分用の置き場所」にあるので自動で残り、ぶつかったのは1か所だけ
前回は、分かっている赤5件を抱えたまま進めた。今回は全部緑
前回は点検まで含めて4時間弱。今回は、全体で2時間くらい
前回よりは楽になりました。それでも、更新のときは確認まで含めて2時間くらい見ておくと安心です。
Windowsで入れる・更新するときの心得
1. 手順書を最初から最後まで、AIに全部読ませる。 自分の判断で順番を飛ばさない
2. Node.jsは手順書のおすすめの版にしておく。 うちのつまずきの一番はここでした
3. Rondoのフォルダは、OneDriveの外に置く。 Windows 11は、デスクトップとドキュメントが最初からOneDriveの中にあります(手順書にも書かれています)
4. テストは時間がかかる。 WindowsはMacより何倍も長く、20分前後かかることもあります。AIには後ろで回してもらい、待つ間は別のことをします
5. 赤のテストは、AIに勝手に直させない。 「どれが前から分かっている赤か」を分けて、本番へ出すかは人が決めます
6. 本番の前に、別のフォルダとバックアップ。 これさえ守れば、失敗しても戻れます
7. 更新するときは、新しい版の手順書を読ませる。 いま動いている古い版の手順書ではなく、受け取った新しい版の方です
正直な注意書き
ここまで書いておいて何ですが、配布元のおすすめはMacのままです。Windowsは手厚いサポートの対象ではない、という立場だと理解しています(2026年10月時点。最新は公式の案内で確かめてください)。
なので、こんな方向けだと思います。
うまくいかないとき、AIと一緒にエラーを読んで進められる
本番の前にバックアップを取る、という手間を惜しまない
パソコンの操作そのものが不安な方は、Macの方が素直に進むと思います。
それでも、プログラマーではない飲食店の店主が、Windowsで、手順書どおりに入れて、正式版への更新まで済ませて、毎日メールが流れている。「Windowsだから無理」ではなかった という一例として、読んでもらえたらうれしいです。
もう一度、リンクを置いておきます
▼Rondo(紹介リンク)
▼明鏡(紹介リンク)
うちの店がAIとRondoで、発信と集客の体制をどう作ってきたかは、無料の実践記(全8回)にまとめています。
▼6席の店主のAI実践記 第1回
https://note.com/ebikani_ai/n/n3c2dbbfda37a
カウンター6席から、Windowsのあなたの背中をすこしでも押せますように。
えびかにひろし🦞🦀
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