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お弁当屋のデザート|ほっこりする『金時豆の甘煮』は人生の先輩とをつなぐ味。

    「金時豆とか。。。やめちゃえばいいよ!お弁当に甘いものとか必要??」
    というのは、まさに働き盛りも男の人(店長)の発言です。
    こんなに優しいく美味しい金時豆を作るのに、本当に作ってる人と同じ人なのか??と疑問に思ってしまうくらい。
    確かに・・・よく売れる!とかそういうお惣菜ではないから、そういう考えもあるのかもしれません。そして、男の人や子どもは『金時豆』にピンとこないものですよね。
    私もお弁当屋さんで働くまでこのおいしさに気づかなかったのです。

    ですが、なんとも言えないこの優しさは日本の煮物ならではというか洋菓子には出せないほっこり感だな〜と思っています。

    歳を重ねるたびにおいしくなる

    たんぽぽには、90歳を超えるお客様が手押し車を押しながらご来店されます。
    「うずら豆ある?」
    その言葉に、「金時豆ならあるのですが・・・」と返事をすると
    「そうそう!それよ。それー!!」と金時豆の甘煮=うずら豆だと教わった。
    調べてみると、実際は別物なのですが90歳を超えているとそういうのは一緒になるのかもしれません。
    ご来店のたびに購入してくれるので、私も「今日うずらさんあるけど、どうする??」ときくようになって
    「あぁーちょうだい。ちょうだい」
    「ここのは、甘さがちょうどいい。何個でもいける」
    こうやって、お客様が欲しいものがわかり会話できるということは、幸せなことです。

    不思議なことを言うけど・・・90歳のお客様が食べる豆と私の食べるお豆の味は確かに同じもの。
    でも、生きてる分量が違う分、きっと違う味を感じているのだろうなと思うのです。
    私は、このお客様との関係を思い浮かべなら味見をする。
    お客様は、私の倍以上生きてきた分の思い出と一緒に食べている。

    お弁当屋をやっているから、金時豆があったから、共通のもので美味しいを分かち合うことができる。
    素敵な存在が『金時豆の甘煮=うずら豆』なのです。

    優しい甘さの『金時豆の甘煮』の作り方

    いまは家で金時豆を煮ることも少なくなりましたが、家で煮るからこそ『自分好み』の味にできるのだと思います。
    冷蔵で5日ほど。冷凍で1ヶ月持ちますので、安心して作ってください。

    <材料>

    作りやすい量は()で表記。
    金時豆 500g(200g)
    塩 3g(1,2g)
    砂糖 230g(90g)

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    こちらの金時豆を使用してます。
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    煮方も書いているので、圧力鍋がない方は参考にしてみてください。

    <作り方>

    ①金時豆を一晩つけておく(8時間以上)

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    500g

    ②圧力鍋で茹でる

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    金時豆がしっかり水に付く量のお水で
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    強火で駒が回るまで待つ
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    くるくるクルクルクルッ!!
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    弱火にして
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    8分圧をかけます。タイマーがなったら火を止めて自然減圧。
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    柔らかくなったか確認。
    お好みの硬さを探ってみてね。

    ③甘さをつけていく
    今回は、ご近所のお菓子屋さんにいただいたグラニュー糖をで作りましたが、お砂糖に関してはお好みのものがあると思うので、そちらを使っていただくことをお勧めします。黒糖とかでも絶対美味しいです。
    だって、お砂糖がなくてもお豆は美味しいのですから!!

    煮汁を捨て新しくお水を入れて煮るともっと綺麗な色になるのでしょう。
    ただ、当店では全部が旨味!!ということで、そのままいきます。

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    砂糖 230g
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    どさっと入れます。
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    塩 3g
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    入れます
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    そのまま温めましょう
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    ぐつぐつ。いい感じ。
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    そこから3分煮る
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    3分経ったら冷やしましょう
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    美味しいお豆が煮えました!

    ぜひ、箸休めでも、おやつでも。お好みの味のお豆さんに煮ていただければと思います。ぜひ、どうぞ!

    最後にお弁当屋の妻のつぶやき

    金時豆って、冒頭にも書いたように領域外いる食べ物というか、食べたいものある??と聞かれて、「はいはーい!!〇〇○がいい!」という中にほぼ登場しないものです。ただ、給食でも地味に登場するし仕出し弁当でも入ってることもある。
    なくなってもいいけど、ないと無性に食べたくなる。
    なんとも地味な存在なのですが、前回レシピを載せたこんにゃく同様に、身体にも優しいとても魅力的な存在でもあります。
    「美味しい!」がわかるようになった今、90歳越えのお客様とつながる大事なお惣菜として、断固として店長の「なくてもいいんじゃない?」から守っていかなけばなぁーと思っています。
    さらに、食って、色々な記憶を思い出すことできますよね。
    私にとってお客様との会話が金時豆とセットなのです。
    『食』で繋がることができるって本当に幸せなことです。

    当店はこちらにあります。
    ご来店の際は、「note見たよ!」とお声がけくださいね。

    今までのレシピの索引はこちらから


     
     
    静岡市・浅間通りで夫婦でお弁当屋「たんぽぽ」を営んでいます。 保育士から、お弁当屋の妻へ。料理のこと、商店街のこと、夫婦で営む小さな店の日常を毎朝綴っています。暮らしと商い、ときどき創作。 2026年note創作大賞にて入選。

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