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個別株投資において、暴落時に最悪のアクションとは

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    連日株価が下落していますね。

    今回の下落の理由は、こんなところでしょうか。

    「米国がこれほど関税をかけることを想定していなかった」
    「日本の輸出系企業を中心に、利益に大きな影響を及ぼす変化が起きた」
    「今後、この状況がどのようになるか、”分からない”」

    トランプさんがすぐに関税を撤回するかもしれません。分かりません。
    マーケットは、「どうなるか分からない」ことを嫌います。悪いことであっても、出口が見えてくれば、もう出口の後を考え出すのがマーケットです。ただ、今回は、まだどうなるか分からない要素が大きい。

    これが、現状認識です。

    各人の見解や見通しの違いはありながらも、この変化を受け取っている最中といったところです。

    ここでまずNGなことは、「努力して、だれも知らない秘密の未来をいち早く知って、儲けるんだ!!」というアプローチ。
    …かなり遠回りすると思うので、根本的に考え直したほうがいいです。

    その話はさておき、、、

    「株価を根拠に」するトレードの大いなる罠

    「うぉぉ株価下がった!!やべー」 「ここで勝負!!」 「さすがに安すぎ!!」
    と叫んで勝負しても、なにひとつ投資の役に立ちません。

    「株価が下がったからさすがに買い」という、イベント発生前の株価と比較してのトレードは大変危険です。

    例えば、半年前に8,000円だった製造業の株が、今6,000円まで下がったとします。「2,000円も下がったから買い時だ!」と考えがちですが、関税が上がり、工場の稼働率も下がり、利益予想が半減すれば、それは同じ価値をもっていません。少なくとも今は、そういう未来をマーケットが見ています。

    株価は、企業の利益成長の見通しやビジネスの強みを反映するものです。

    「半年前に比べて下がったからさすがに買い」という意見は、半年前に戻ることが「普通」という前提に立っています。しかし、利益に影響が起きうる事象が発生したのであれば、半年前に戻るほうが「イレギュラー」です。

    「本来の株価」というものが常に一定で「下がったらさすがに戻る」という発想でトレードすることが根本的な間違いです。
    (デイトレードレベルの短期であれば、その自然反発はあります。…ところで、あなたはそういうトレードスタイルなのでしょうか)

    よく「80年代の日経平均を抜くとさすがに…」といった比較も、私は全く意味がないと考えています。当時と今では物価、構成銘柄、利益額があまりにも違います。

    暴落時の最悪の選択とは

    暴落時、多くの投資家が犯す最大の過ちがあります。

    「最も下がらなかったセクターの銘柄を『損が少ないから』という理由で売って、最も下がったセクターの銘柄を『得だから』という理由で買い向かう」

    これこそが最悪の行動です。

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    セクター別の動向を見ると、食品セクターが踏ん張り、銀行や海運の下げ幅が大きい。この傾向が1週間続くなら、これは市場全体の判断です。
    「みんな」が今後悪影響が小さいと判断したセクターは下がらず、悪影響が大きいと判断したセクターが下がっているのです。

    あなたはどちらのセクターの銘柄をホールドすべきでしょうか?
    答えは明白です。
    「みんなが悪影響が小さいと判断したセクター」です。

    しかし、多くの投資家は「暴落時に一番お得に売れる」という感情から、最も下がっていないセクターの銘柄を売ってしまいます。
    同様に、本来売るべき「みんなが悪影響が大きいと判断したセクター」として最も下落した銘柄を、「今売ると一番損だから」という理由で売らず、「安いからチャンス」と買い向かってしまうのです。

    この判断が正しいレアケース

    あなたがトランプ政権事情に極めて精通しており、関税問題が早期に劇的な改善を見せるシナリオに賭けているなら、ありうる選択肢です。
    いわゆる「未来を当てて儲ける」というトレードスタイルであれば、一番下落しているセクターを売った人こそ間違っていたことになります。
    ただし、「未来を当てて儲けている人」は、あなたが想像しているより、プロの中でも少数派です。あなたはそんな天才なのでしょうか?

    もっと言えば、その変化が起きてからポジションを戻しても、決して遅すぎるほどに致命的ではないです。

    暴落時にすべき問い

    暴落時には、以下の問いを自分に投げかけてます:

    1. どの銘柄が、今後悪影響を受けやすいのか?

    2. どの銘柄が、今後影響を受けやすいと市場が考えているのか?

    3. 逆に「受けにくい」ものはなにか?

    適正株価は一定ではないです。
    1か月前に比べて、いま世界で起きている事象を受けて、適正株価は動いたとみるべきです。その規模がわからない。だから株価も揺れる。着地点を探している。そのような状態になっている。

    ここで一番的外れなのは、各企業にこれから起きる変化を無視して、「今なら損が少ないから売る」「前よりも一気に安くなったから買う」といった短絡的な行動だと分かるはずです。

    ただし!

    もちろん、「その企業には変化が起きないのに、株価だけがマーケットに連動して極端に動いた」ということであれば、本当に割安になった可能性があります。

    今は初動なので急いで買う必要はありませんが、上記のパターンに陥って落ちている銘柄をじっとウォッチするターンにはなったと思います。まだ早いですが。

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