『薄商いの急騰』で売るのはなぜか?
先月『7094 NexTone』を買いました。
そして、今月、売りました。

レンジのブレイクでのエントリー。
売った理由メモ
この1~2週間、小型の人気株が、どれもボラティリティが高い。マネーゲーム感のある雰囲気です。メタプラの値動きが荒い、ドローン株が荒い、AI株が荒い。
NexToneも、その影響を感じました。
象徴的なのは、なんの材料もないのに、10/20は、人気株の全面上昇につられて、うすーい出来高で6%も上昇。
『出来高が小さいのに、大きく上がる』
自分のトレードスタイルにおいては、良い傾向とは見ていません。
『たくさん買った人がいた』というサインではありません。
上昇の主要因となる『大口の買い』のサインではありません。
『一定上昇して利確した人』と『さらなる評価と期待を持つ人』がバトンタッチして、新たな高値期待を持った状態。でもありません。
出来高が少ないが株価が大きく動く。
それは、マーケット全体の資金流入に合わせたリスクマネーだけで株価が動いてしまっているサイン。誰も本気で売っておらず、本気で買ってもいないサイン。
そして、そんなリスクマネーの熱狂は、冷めるときも一瞬です。何かあるとパニックを起こします。
そして、本気の買い手は少ない。そうなると、パニック売りが出ると、どんな株価にもなってしまう。
出来高の少ない急騰は、理不尽な急落にひっくり返りやすい。
自分のトレードスタイルの場合、大きな出来高を作ってたくさん買ってくる人が出てくることが最重要です。
出来高が小さいのに株価だけが急騰すると、下手に慎重派が売りに回って、硬いホルダーが減ります。右往左往する柔らかいホルダーの売買が中心となります。
そこで、運悪くマーケット全体が荒れると、勝手に期待して勝手に絶望しての投げ売りとなります。
結果、妙な急騰と急落だけがチャートに残ります。
高値を付けて戻ったチャートの記録だけ作ってしまいます。
こんな状況で、自分だけが、下がってしまった株を握らされたまま、置き去りにされてしまうのです。
皆さんも身に覚えがないでしょうか?
よくあるダメな展開です。
理不尽に、下がってしまう前に売りたいな、と考えました。
期待値が「1:1」になった
エントリーした時は、明確な理由がありました。
1800~2000円のレンジを上に抜けたから買いました。

2000円で買い。損切りは1940円。期待する株価上昇は2400円。 これは『とても期待値が良い賭け』でした。(上図)
(詳細は以下の記事)
しかし、株価が2150円まで運よく上がりました。
人気株が全面高となる中で、たまたま上がったとみています。
ここからだと、損切り(1940)まで約210円。 ここから、ターゲット(2400)まで約250円。
リスクとリワードが、ほぼ「1:1」になっていました。

不安定なリスクマネーのおかげで、たまたま、上がった。
今時点だと、『とても期待値が良い賭け』ではなくなった。
撤退するには良いタイミングだと、判断しました。
重要なのは結果ではなく、期待値の高い勝負ができているか
結果は、+7%の利益(+14万)でした。
一時は+18%(+45万)までふくらんだ利益です。
残念かというと、そうではありません。
大事なのは、ひとつの結果ではなく、『期待値の高い賭け』を続けてゆくことです。
このトレードは、良い構造をしていました。
(A)うまくいけば、+45万。
(B)失敗しても、-7万(損切り)。
(C)途中で雲行きがあやしくなり、+14万(今回のような撤退)。
BとCは負けです。しかし、許容できる結果です。Aは、大きな勝ちです。 この構造をくりかえす。それが理想です。
ニュートラルな判断
『期待値の高い賭け』をすると、心がニュートラルになります。
途中で撤退するか、継続するかの判断も、お金をもらって撤退ならば、判断はつらくありません。
良いエントリータイミングは、結果的に成功しなくても、冷静な判断をするメンタルまでプレゼントしてくれます。
それを体現するトレードになりました。