
「この子は大丈夫」と思えるまでの5つのステップ
前回の記事で、「障害児ママの心の5STEP」を作ったことを書きました。
今回は、その5つのステップについて、どんなふうに変化していくのか、全体像をお話します。
障害児ママの心は、このように段階的に進んでいきます。
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【障害児ママの心の5STEP】
①不安でたまらない(絶望・不安のフェーズ)
とにかく不安でいっぱいで、将来を悲観し、絶望している。
自分を否定しがちで、自信がない。ネガティブな感情に苦しんでいる状態。
②なんとかしなきゃと焦る(怒り・焦りのフェーズ)
怖れや不安から問題を解決しようとする。周りと比較して落ち込む。
自分や周りに怒りがわく。子どもを早く何とかしなければと焦っている状態。
③どんな自分も受け入れる(自己受容のフェーズ)
どんな状態でも「大丈夫」と思えてくる。まだ感情が揺れることもあるけど、落ち着いてくる。自分を責めなくなる。今できることに目を向け始める。
④ありのままを信じる(希望・楽観のフェーズ)
抵抗がなくなり、思い悩むことがなくなる。希望が出てくる。自分で現実創造できると信じられる状態。子どもをあるがままに捉えている。
⑤私には力があると信じる(愛・感謝・循環のフェーズ)
何かがあってもなくても幸せと喜びを感じている。子どもの状況に左右されず、学びを得て感謝がわいている。あふれた愛を人に循環したくなる。
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それぞれのステップの詳しい解説はまた別の記事でお話しますが、実はこの5STEPは、私自身の経験がもとになっています。
そもそも、「障害児ママの心には段階があるんじゃないか」と気づいたのは、重症心身障害児だった次女が天使になって1年半くらい経った頃でした。
ダウン症の三女もまだ生後9か月くらい。
その頃の私は育休中の教師で、今みたいな活動をするなんて全く思いもしてなかった時期でした。
その頃はもう、次女の障害も、早すぎる別れも、三女のダウン症も完全に「受け入れた」と思っていて、悲しみや葛藤も乗り越えて、心が安定してきたと思っていたんですね。
「前はあんなに毎日泣いてたのに、最近泣かなくなったな~。もう障害のことは吹っ切れたな~」
という感じで、心の傷はすっかり癒えたはずでした。
でも、当時小学生だった長男の授業参観に行ったとき、何がきっかけだったか忘れたけど←w
何かのきっかけで心のフタがパカっと開き…
ブラックMAYUさんが炸裂…(*´Д`)
なんでなの!
「もう大丈夫」って思ってたのに!
まだこんな感情残ってたなんて…
突然、他の子への嫉妬とか、次女と三女の障害に対して「なんでわが子だけこんな目に遭わないといけないの!」みたいなネガティブな感情があふれてきて、泣きながら夫に愚痴りまくったのを覚えています。
もうずっとこの悲しみは消えないんじゃないか。もう私は一生このドス黒い気持ちを抱えて生きていかなきゃいけないんじゃないか…私って全然だめじゃん(T_T)
…というくらいまで落ち込んでしまったのです。
そのときに、「悲しみが癒えるまでには、10個くらいの段階があるらしい」という、禅の教え(?)の「十牛図」という情報を夫が教えてくれて(しぶいw)
その「段階」について調べたら、その当時の自分の心の状態とめっちゃリンクしていたことにものすごく驚いたんです。
「そうか、心には段階があるんだ」
「落ち着いてきたと思っても、また時々心が乱れることもあるんだ」
「一つの状態にとどまらずに揺れ動いて移り変わるのが普通のことなんだ!」
これに気づいたときは、心底ほっとしました。(グッジョブ、夫w)
当時の私を思い出してみると、日々の生活の中でふと幸せを感じる瞬間もある。
辛いことなど何事もなかったかのように淡々と過ごす時間もある。
そうかと思えば、ふとしたことがきっかけでどん底に落ちることもあって、悪気のない励ましに傷ついたり、同じ年の子を見て苦しくなったり、何かの曲を聴いたときに心情が重なって泣いたりすることもある。
そう思ったら、心が乱れることがあったとしても、それがダメなわけではない。
「感情は時々乱れるもの」と分かっていればいいんじゃないか
と、腑に落ちたんですね。
私たち障害児ママは、
「24時間、365日、感情が揺れない状態」
がゴールじゃない。(そんなの無理w)
揺れても、ネガティブでも、自分の心の状態をそのまま感じてあげられたら、もうどんなことがあっても大丈夫なんじゃないかと気づいたんです。
こういう風に「心には段階があるんだ」と知っておくだけでも、見通しが持てて安心できる。
だから、時々やってくる「心の不調期」も、復活までにもれなく通る一つのステップに過ぎない。
その先には「心の平穏期」もちゃんと用意されてるから、今はジタバタしないで、安心して、落ちてていいんだ!
当時の私はそのことに気づいて、一気に心が楽になったんですね。
なので、「前向きになろうとしても、余計に嫌な気分になる」という現象も、この段階のおかげで説明がつきました。(私の性格が悪いわけじゃなかったんだ!ってw)
そんな経緯があって、この時知った「悲しみが癒えるまでのプロセス」を「障害児ママがたどる心の段階」にリンクさせて、整理してみたらいいのでは?と思い立ち、試行錯誤を経て現在の「障害児ママの心の5STEP」にたどり着きました。
ちなみに、これは「必ずSTEP5になりましょう」というものではありません。
どのステップが「良いか、悪いか」ではなく、少しずつ感情や思考パターンや行動が変化していく流れを表した、心の地図のようなものです。
ステップが進んだと思っても、過去のステップに一時的に戻ったように感じることもあります。
でも、それは「振り出しに戻った」ということではないということです。
この5STEPは、このような私自身の変化や、これまでサポートしてきた受講生さんたちの変化を見てきた中で感じたことをもとに、整理したものです。
また、エイブラハムの感情の22段階とも重なる部分が多く、そのことについてはまた今後、別の記事で詳しくお伝えしたいと思います。
ということで、今回は障害児ママの心の5STEPの全体像について書きました。次回は、この5STEPを作った理由について、もう少し詳しく書いていきますね。
「私は今、どのステップにいるんだろう?」「どうして大丈夫とすんなり思えないんだろう?」「どうやって、『この子は大丈夫』と思えるようになるんだろう?」
そんなことを知りたい方へ。
この5STEPを使って、ご自身の今の心の現在地を見つめていく体験セミナーを開催しています。
ご自身に当てはめて、自分の場合は何をすればよいか知りたい方は、ぜひお越しください。
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