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「『Across the Universe』を見直して感じた、時代と人の心のざわめき」

    先日投稿した「心がざわついた大会と、静かに響くビートルズ」でも触れた映画『Across the Universe』を、もう一度じっくりと見返しました。

    The Beatles の楽曲をミュージカル調に再構成し、激動の1960年代のアメリカとイギリスを描いた作品です。
    イギリスの静けさと、アメリカの混乱が対比される中で、力強く自由に生きようとする人々の息吹が感じられます。
    しかし同時に、時代の影がどこか暗く、恐ろしくも映りました。
    その空気を、流れるビートルズのナンバーが幻想的に包み込んでいく。
    そんな作品です。

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    映画を見て感じたこと

    ◆ 映像でしか知らない時代と、今と重なる感覚

    私は生きていない時代ですが、映像を通して見る60年代の世界には、「強制」と「自由」がぶつかり合い、社会が荒れていく様子がありました。

    戦争に勝った国でさえ、こんな混乱があった。
    起きた出来事は違うとしても、今の世界と重なる部分が多いと感じてしまいました。

    ◆ 集団心理と、自分の経験が重なる瞬間

    芸術家や革命家を気取る人々が集まり、やがて崇拝され、扇動し、異なるものを敵とみなしていく。
    自由を求めたはずの集団が、いつしか新たな不自由を生み出してしまう。

    この構図が、私自身が学生時代や社会人時代に見てきた光景と重なりました。
    学校でも企業でも、似たような集団心理が働くことがあります。
    「自由」を掲げるほど、内部で不自由が生まれるという矛盾は、時代を問わず繰り返されるのかもしれません。

    ◆ 暴力と自由の衝突は、今も続いている

    デモが起きれば強制で抑えつける。
    自由や平和を求めても、暴力で押さえつけられる。
    やがて暴動へと変わっていく。

    この構図が、今回のワールドカップで起きた選手同士・サポーター同士の乱闘騒ぎと重なって見えました。
    時代が変わっても、人の感情が集団の中で増幅されると、同じ現象が起きてしまうのだと感じます。

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    映画と過去の自分と

    ◆ 定着しない生き方への憧れ

    主人公ジュードや、プルーデンス、マックスのように、どこにも定着しない生き方に憧れていた時期が私にもありました。
    誰も知らない土地で生きたいと思っていた頃の自分を、映画を見ながら思い出しました。

    ◆ 人間関係の断絶と、修復への問い

    映画の中では、考え方の違いや行動のすれ違いから争いが生まれ、別れていく場面があります。 人
    間関係とはそういうものなのかもしれません。

    私はこれまで「分かり合えなければそこまで」と割り切ってきたところがありました。
    でも、映画を見ながらふと気づいたのです。

    私は、誰かとの関係を修復するために、きちんと努力をしたことがあっただろうか。
    そう自分に問いかけてみると、静かに「No」という答えが返ってきました。

    物語の中では、登場人物たちがすれ違いながらも、何かしらの行動を起こし、もう一度つながろうとします。
    その展開を理解しているつもりでいましたが、実際の私はどうだったのかと考えると、胸の奥が少しざわつきました。

    関係をつなぎ直すには、やはり自分から一歩踏み出す行動が必要です。
    そして私は、その一歩を踏み出す勇気を持つことができなかったのだと感じています。

    その気づきは、少し痛みを伴いながらも、今の自分にとって大切なものになっています。

    ◆ 人は時代を越えて、情と愛と縁の中で生きている


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    願い

    映画を見終えたあと、強く感じたことがあります。

    どの時代でも、人は世の中と自分の軸の差に戸惑いながらも、情や愛、縁に支えられて力強く生きているということ。
    そして人々の幸せと世の中の平和そんな願いも込められているかのように感じられました。

    家族や恋人、仲間がいて、美術や音楽がそばにある。 争いが起きることもあるけれど、互いにWIN-WINな関係で、世界中が愛に包まれたものになればと願わずにはいられません。

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    お読みいただきありがとうございました。
     
     
    書く・描く・作る・撮る・読む。静かな営みの積み重ねが、私の世界をやさしく形づくる。 非HSS型HSPでINFJ。ひとりでいる時間にこそ息づく50代の感性。喧騒の外側でそっと灯る光を、自分の歩幅で綴る創作手帖。

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