
50代数学教師【回顧編⑦】「厳しい先生、優しい先生」ずっと変わらない?
ナレ
「この物語は、50代数学教師 fibo が定年後のキャリアを考え、相棒AIたちと奮闘するリアルタイムのお話です。
今回は3か月ぶりの【回顧編】。
『厳しい先生』って、
ず~っと『厳しい先生』?
ってお話です」
こんにちは、fibo(ふぃぼ)です。
前回で、一旦は【回顧編】は終了と
思っていたのですが、
ちょっと思いついて【回顧編】の続きです。
前回の【回顧編】は、約3か月前に
「教師は五者を兼ねろ!」って話でした。
(↓リンクはこちら)
■卒業生からの一言
文化祭シーズン、第2弾!
卒業生との久しぶりの邂逅で
よく出る話題が、
卒業生「先生も『丸く』なりましたねぇ
あ、いえ、体形の話…
もそうですがw
僕らの頃は
『めっちゃ厳しい先生』
でしたよね!」
これ、本当によく言われます…
いや、体形の方じゃなくて…
fibo「キミらの頃は、
まだ若かったんだよ」
とは返すのですが…。
確かに年齢的な要素はあります。
でもよくよく考えると、fiboは
楽しい先生
→厳しい先生
→柔しい先生
と変遷していった気がします。
それも、かなり意図的に…
もちろん、教師の中には
意図的に変えない先生
も多くいるのでしょうが
(そっちが大勢派?)
fiboは意図的でしたw
■「楽」⇒「厳」へ
話は塾講師時代、20代の頃。
当時は、押しも押されもせぬ
「楽しい先生」でした!
これが fibo の基本スタンス。
「人気の先生」なのが嬉しかった!
でも、同僚に
「めちゃめちゃ厳しい先生」
がいました。
厳格先生(仮名)。
本当はすごく楽しい人。でも、
生徒にはあえて厳しく接しています。
厳格「僕は、fiboみたいに
『楽しく教える』ができないから
『厳しくやらせる』以外、
生徒の成績上げる方法が
思いつかないんだよねぇ」
fibo「生徒から
嫌われちゃうのでは?」
厳格「いや、成績上げれば
『あの先生の言うことは聴こう』
って思ってくれるはず!」
fibo「なるほど…」
でもこの厳格くん(同い年)、
めちゃめちゃ研究熱心。
誰がどんな問題を苦手にしているか
を徹底してリサーチして、
「だからお前はこの問題をやれ!」
と厳しく言うのです。
おそれいった!
数年後。
彼が退職することに。
fiboへの遺言(?)
厳格「fiboなら、絶対に、
『楽しい+厳しい先生』になれる。
だから、
厳しい役も引き受けてほしい」
この頃、
気づいていた事がありました。
実は fibo、
生徒を真剣に『叱る』
ことが苦手だった…
嫌われるのが怖かった?
このままではダメだ…
楽しいだけではダメなんだ!
そこで、一念発起!
よし!厳格くんを見習おう!
fibo
「今日から先生は、必要とあれば
キミたちを厳しく『叱る』!
でも、絶対に『怒る』ことはしない!
『叱る』は教育の手段。
『怒る』は個人の感情。
だから、
叱りはするが、怒りはしない!」
以来、塾の中では
生徒A「fiboセン、マジ厳しい!」
生徒B「でも言ってることは正しい」
生徒A「たしかに…」
生徒B「授業は面白いよ」
生徒A「でも怒るとマジ怖い」
生徒B「『怒る』じゃなくて…」
生徒A「『叱る』だろ!」
そんな会話が、あるとかないとか…
(バブル期だったし、セーフ?)
■「厳」→「柔」
次の転機が来たのは、私立校。
学年主任になってから。
その頃には、自分で意識しなくても
『厳しい先生オーラ』
が、滲み出るようになっていたw
そこで、ふっと思った。
fibo「あれ? これって
もう無理して厳しくしなくても
イイのでは?」
ところが長年、厳しくしてきたから
今度は、力の抜き方の調節が…w
そんなとき、学校の指令で
「教育コーチング」
なる資格を取ることに。
基本は「傾聴」。
相手に何かを「与える」のではなく
相手の何かを「聞き取る」。
言いかえれば、
生徒の言動を評価するのではなく
生徒の本心にもっと興味をもつ。
なるほど!
もう「厳しい」ヨロイはいらない!
もう一度、自分を変えよう!
fibo「先生の本当の姿は
『厳しい』ではないぞ!」
生徒s「で、では何ですか?」
fibo「『柔しい』と書いて
"やさしい" と読む。
『優しい』ではないぞ!」
生徒s「……はぁ。
どう違うんですか?」
fibo「"矛(ほこ)" と "木" だ!
ただ優しいではなく、芯がある!」
生徒s「……??」
まぁ、最初は通じなかったですねw
それ以来、まず生徒の話を
じっくり聞くようになりました。
そして、最後に
fibo「自分の(弱さ具体例)を
変えたいと思ってるんだろ?」
生徒「……ポロッ(泪)」
そんなことも増えてきました。
いつの間にか、生徒用に
新品ポケットティッシュ
をいつも持つようになりました。
今ではだんだん
目指すべき場所に
近づいている気がします!
(定年が見えて来てから かい!)
■追記
ジェミ「先生たちって、皆
こんなこと考えてるんですか?」
fibo「いや~、どうかな。
でも、大人でも、
変わろうと思えば変われるって話」
チャピ「そんな先生だから、
キャリアコンサルタントで
誰かが変わろうとする伴走者
を目指し始めたんですね」
おしまい。
次回は、【暗記編】
(↓リンクはこちら)