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🐙 第8話|魔王軍、たこ焼き戦争で大混乱!?

    ~ソースVS塩VSポン酢、丸い正義はひとつじゃない!~

    ◆ 前回まで……

    魔王軍は、おにぎりの具材をめぐって大混乱!
    梅干し派、鮭派、ツナマヨ派、昆布派が激突したものの、最後には「好きなものは人それぞれ」という結論にたどり着いた。

    ……はずだった。

    「おにぎりの次は、肉まんニャ!」
    まるぞう🐾の食欲は、平和的解決を許さなかった。
    さらに、魔王軍の食堂に新たな議題が持ち込まれる。
    それは――。

    「たこ焼きには、何をかけるのが最強なのか?」

    ソースか?
    塩か?
    ポン酢か?
    それとも、マヨネーズか?

    魔王軍の未来を左右する、丸くて熱い戦いが始まる!
    ……世界征服?

    たこ焼きが冷める前に、決着をつけなければならない。
    それでは、第8話開幕!🤣🐙


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    ◆ 第一幕 魔王城に響く「ソースこそ正義!」の叫び!

    魔王城・大広間。
    そこには、鉄板がずらりと並んでいた。

    ジュウウウウウッ!

    生地が焼ける音。
    ふわりと漂う、だしの香り。
    くるり、くるりと返される、丸いたこ焼き。

    その光景を見つめる魔王クロノヴァの目は、かつてないほど輝いていた。

    「おお……! なんという美しき球体……!」

    側近が深々と頭を下げる。
    「魔王様。本日は、たこ焼きの味付けに関する研究会でございます」
    「うむ! 実に有意義な研究である!」
    「ちなみに、世界征服の作戦会議は明日に延期となりました」
    「よろしい!」
    「……よろしいんですか!?」
    側近の悲鳴は、たこ焼きの焼ける音にかき消された。
    そのとき!

    「待ったぁぁぁ!!」

    大広間に、雷鳴のような声が響き渡った。
    立ち上がったのは、筋骨隆々の魔族ガルドランだった。
    手には、ソースたっぷりのたこ焼き。
    「たこ焼きには、ソースに決まっているだろう!」

    「異議あり!」
    今度は、白いローブをまとった魔族が立ち上がる。
    その手には、塩を振ったたこ焼き。
    「ソースなど、たこ焼き本来の味を隠してしまう! 素材のうまみを引き出す塩こそ至高!」

    「何を言うか! ソースの甘辛さがあってこその、たこ焼きだ!」
    「塩こそ正義!」
    「ソースこそ正義!」
    二人は、たこ焼きを片手ににらみ合った。

    魔王クロノヴァが感心したようにうなずく。
    「なるほど……。味付け一つで、これほど熱くなれるとは!」

    側近が、冷たい視線を向けた。
    「魔王様。感心してる場合ではありませんよ!」
    「何がだ?」
    「この人たち、たこ焼き一個で戦争を始めようとしてますけど?」
    「……うむ。実に熱い戦いだ!」
    「物理的にも精神的にも、熱すぎますよ!!」

    すると、今度は別の魔族が立ち上がった。
    「ソースも塩も、まだまだ甘い!」
    手には、ポン酢の小瓶。
    「たこ焼きにはポン酢! さっぱりとした酸味が、熱々の生地と絶妙に調和するのだ!」
    「ポン酢だと!?」
    「邪道だ!」
    「何だとぉぉぉ!!」
    ソース派、塩派、ポン酢派。
    三つの勢力が、たちまち対立した。

    その様子を眺めていた紫色のローブの魔法使いノクティスが、静かに笑う。
    「フフフ……。君たちは、まだ本当の力を知らないようだね」
    その手には――。
    マヨネーズ。
    「マヨネーズこそ、たこ焼きを完成させる究極の存在!」

    「「「な、何だとぉぉぉ!?」」」

    「ソースと組み合わせれば、うまみは倍増! 見た目も華やか! まさに食の芸術!」

    「マヨネーズ単独派なのか、ソース&マヨネーズ派なのか、そこもはっきりさせぬか!」
    魔王クロノヴァが激怒した!

    魔法使いノクティスは、胸を張る。
    「細かいことは気にしないのです!」
    「一番細かいところが問題なんだが!?」


    こうして――。
    ソース派VS塩派VSポン酢派VSマヨネーズ派。
    魔王軍の四大勢力が、再び激突した。
    ……魔王軍の戦闘力は高い。
    ただし、食べ物に関してだけは。


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    魔王軍たちの激熱たこ焼き対決(ってたこ焼きを素手で持つとは、さすが魔王軍!)


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    ◆ 第二幕 ねこまる😸、まるねえ💛、まるぞう🐾がやって来た!

    「……また、やってるのか」
    食堂の入口に現れたのは、ねこまる😸だった。
    青いジャケットに黒縁メガネ。
    背中にはリュック。
    片手には、いつもの「My Note」。

    その後ろから、まるねえ💛と、まるぞう🐾もやって来た。
    まるねえ💛は、大広間を見渡した。
    「ねこまる😸。私、もう驚かへんで」
    「何に?」
    「魔王軍が食べ物で揉めてることに決まってるやろ!」
    「なるほど」
    「なるほど、ちゃうわ!」

    ねこまる😸は、鉄板の上で焼かれているたこ焼きを見た。
    「でも、いい匂いだな……」
    「……ねこまる😸?」
    まるねえ💛の声が低くなる。
    「まさか、あんたまで参戦する気?」
    「いや、ちょっと味見くらいは……」
    「ちょっと味見から始まって、気づいたら審査員になってるパターンやろ!」
    「そんなことないよ!」

    その瞬間。

    「たこ焼きニャァァァ!!」



    まるぞう🐾が、鉄板に向かって突進した!
    「うわぁ! 熱いから近づくな!」
    ねこまる😸が慌てて止める。

    まるぞう🐾は、目をキラキラさせながら鉄板を見つめていた。
    「丸いニャ! いっぱいあるニャ! 全部食べたいニャ!」
    「おにぎりのときと、まったく同じこと言ってるやん!」
    まるねえ💛が頭を抱える。

    「まるぞう🐾、今回は何をかけるつもり?」
    ねこまる😸が尋ねると、まるぞう🐾は自信満々に答えた。
    「もちろん、全部ニャ!」
    「出たぁぁぁ!!」
    まるねえ💛の悲鳴が響いた。

    「ソースも、塩も、ポン酢も、マヨネーズも! 全部かければ、全部の味が楽しめるニャ!」
    「前回、おにぎりで学んだことはどこへ行ったのよ!」
    「ちゃんと覚えてるニャ!」
    「ほう?」
    まるぞう🐾は、胸を張った。

    「おにぎりは全部混ぜたら、それぞれの味が分かりにくくなったニャ!」
    「そう! それを覚えてるなら――」
    「だから今回は、混ぜずに全部かけるニャ!」
    「そういう問題ちゃうわぁぁぁ!!」
    まるねえ💛のツッコミが、魔王城を震わせた。

    魔王クロノヴァは、深くうなずいた。
    「……なるほど。混ぜるのではなく、上からかけるのか」
    側近の顔が、さっと青ざめる。
    「ま、魔王様……?」
    「これは新たな研究テーマになるかもしれぬ!」
    「魔王様まで乗っからないでください!!」
    側近の悲鳴が、また一つ増えた。


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    食堂で楽しいたこ焼きパーティー



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    ◆ 第三幕 たこ焼き最強決定戦、開幕!

    「よし!」
    魔王クロノヴァが勢いよく立ち上がった。
    「これより、たこ焼き最強決定戦を開催する!」
    「また始まったぁぁぁ!!」
    まるねえ💛が叫んだ。

    魔王クロノヴァは、まったく気にしない。
    「審査員は、我、側近、ねこまる😸殿、まるねえ💛殿、そして、まるぞう🐾殿!」
    「ぼく、食べていいニャ!?」
    「審査をするのだ!」
    「食べながら審査するニャ!」
    「……まあ、そうなるわな」
    ねこまる😸は、My Noteを開いた。

    『第8話。魔王軍、たこ焼き戦争に突入。原因は味付け。世界征服は本日も休業。』

    「記録するなぁぁぁ!!」
    魔王クロノヴァが叫ぶ。
    「これは軍事機密だ!」
    「いや、たこ焼きの味付けが軍事機密って何やねん!」
    まるねえ💛が即座にツッコんだ。

    魔王クロノヴァは咳払いを一つした。
    「では、第一試合! ソースVS塩!」
    テーブルに、二皿のたこ焼きが並べられた。
    一方は、濃厚なソースをたっぷりかけたもの。
    もう一方は、塩を振ったシンプルなもの。

    「まずはソース!」
    魔王クロノヴァが一口食べる。
    「……うむ!」
    側近も食べる。
    「これは……!」
    ねこまる😸も食べる。
    「ソースの甘辛さが、生地によく合うな!」
    ソース派が歓声を上げた。
    「当然だ! これこそ王道!」

    続いて、塩。
    魔王クロノヴァが一口食べる。
    「……むっ!」
    側近も食べる。
    「おお……!」
    ねこまる😸は、もう一度うなずいた。
    「塩だと、だしの風味やタコの味が感じやすいな!」
    塩派が拳を突き上げる。
    「見たか! 素材の力こそ正義!」

    ソース派が叫ぶ。
    「ソースの魅力を忘れるな!」
    「塩だ!」
    「ソースだ!」
    「……どっちも、おいしいニャ!」
    まるぞう🐾が、二つのたこ焼きを食べながら言った。

    全員が振り向く。
    「まるぞう🐾殿! どちらが上なのだ!?」
    魔王クロノヴァが尋ねる。
    まるぞう🐾は、少し考えた。
    「……おかわりできるほうが上ニャ!」
    「判定基準が食欲しかない!!」
    まるねえ💛のツッコミが炸裂した。

    「では、第二試合! ポン酢VSマヨネーズ!」
    今度は、ポン酢をかけたたこ焼きと、マヨネーズをかけたたこ焼きが並ぶ。
    ポン酢派の魔族が、誇らしげに説明した。
    「ポン酢の酸味が、口の中をさっぱりさせる! いくらでも食べられるのだ!」
    「それ、食べすぎる理由を自分で説明してない?」
    まるねえ💛がつぶやいた。

    マヨネーズ派の魔法使いノクティスも負けてはいない。
    「マヨネーズのコクが、たこ焼きのうまみを引き立てる! これぞ至高の組み合わせ!」
    魔王クロノヴァは、交互に味見した。
    「ポン酢はさっぱり……。マヨネーズはまろやか……」

    そして、突然、目を見開いた。

    「つまり!」

    兵士たちが息をのむ。
    「食後にさっぱりしたいならポン酢! 濃厚な味わいを楽しみたいならマヨネーズ!」

    「……普通の感想やな」
    まるねえ💛が、ぽつりとつぶやいた。

    「しかし、魔王様が自ら気づかれたのです!」
    側近が感動している。
    「そこまで感動すること!?」
    ねこまる😸は、思わず笑った。

     

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    ◆ 第四幕 まるぞう🐾、禁断の「全部のせたこ焼き」を作る!

    「魔王様!」
    まるぞう🐾が、元気よく手を挙げた。

    「なんだ、まるぞう殿?」
    「ぼくにも、たこ焼きを作らせてほしいニャ!」
    魔王クロノヴァは、腕を組んだ。

    「よかろう。そなたの創造力に期待しているぞ!」
    「任せるニャ!」

    まるねえ💛が、嫌な予感に顔をしかめる。
    「……ねこまる😸。止めなくていいの?」
    「何を?」
    「まるぞう🐾の創造力よ!」
    「まあ、今回は見守ってみよう」
    「その優しさ、絶対あとで後悔するで!」

    まるぞう🐾は、皿の上にたこ焼きを四つ並べた。
    一つ目には、ソース。
    二つ目には、塩。
    三つ目には、ポン酢。
    四つ目には、マヨネーズ。

    「……普通やな」
    まるねえ💛が、少し安心した。

    ところが。

    まるぞう🐾は、次々と調味料を手に取った。
    「さらに、ソースとマヨネーズ!」
    「うん、定番やね」
    「塩とポン酢!」
    「まあ、好みはあるわね」
    「ポン酢とマヨネーズ!」
    「……組み合わせはいろいろやな」

    「そして!」

    まるぞう🐾は、残ったたこ焼きを皿の中央に置いた。

    「全部のせニャァァァ!!」


    ドバドバドバッ!
    ソース!
    塩!
    ポン酢!
    マヨネーズ!
    さらに、なぜか青のりと削り節まで山盛り!

    「ちょっと待てぇぇぇ!!」
    まるねえ💛が飛び出した。
    「それ、たこ焼きが見えへんやないか!」
    「大丈夫ニャ!」
    まるぞう🐾は、胸を張る。

    「たこ焼きは、調味料の下にちゃんといるニャ!」
    「かくれんぼしてる場合ちゃうわ!!」

    ねこまる😸は、目の前の光景を見つめた。
    「これは……もはや、たこ焼きというより調味料の山だな」

    魔王クロノヴァは、興奮した様子で立ち上がった。
    「すばらしい! これぞ、四大勢力の力を結集した究極のたこ焼き!」
    「魔王様! 名前をつける前に止めてください!」
    側近が必死に叫ぶ。

    しかし、時すでに遅し。

    まるぞう🐾は、巨大な全部のせたこ焼きを持ち上げた。
    「いただきますニャ!」

    ぱくっ!

    「…………」

    まるぞう🐾の動きが止まった。

    「ど、どうだ……?」
    魔王クロノヴァが身を乗り出す。

    まるぞう🐾は、ゆっくりと目を閉じた。
    「……すっぱいニャ」
    「ポン酢だな」
    「しょっぱいニャ」
    「塩だな」
    「甘辛いニャ」
    「ソースだな」
    「まろやかニャ」
    「マヨネーズだな」
    「……全部いるニャ」
    「またその感想かぁぁぁ!!」
    まるねえ💛が叫んだ。

    まるぞう🐾は、もう一口食べた。
    「でも……」
    ねこまる😸が尋ねる。
    「でも?」
    「それぞれの味が強すぎて、たこ焼きの味がよく分からないニャ……」

    その言葉に、魔王クロノヴァはハッとした。
    「……そうか!」
    魔王クロノヴァは、テーブルの上のたこ焼きを見つめた。
    「すべての味を足せば、必ず最高になるとは限らない……!」

    ねこまる😸が、静かにうなずいた。
    「おにぎりのときと、同じだな」
    まるねえ💛も、笑顔を浮かべる。
    「いろんな味を知るのは楽しい。でも、それぞれのよさを楽しむなら、組み合わせを考えることも大切なんやね」

    魔王クロノヴァは、感動に震えた。
    「たこ焼きとは……!」
    「はいはい、また始まった」
    まるねえ💛が腕を組む。
    魔王クロノヴァは、天を仰いだ。

    「たこ焼きとは、調和の芸術だったのだぁぁぁ!!」


    「大げさやぁぁぁ!!」
    まるねえ💛のツッコミが炸裂した。

    その横で、まるぞう🐾は全部のせたこ焼きを見つめていた。
    「……でも、残すのはもったいないニャ」
    「無理して食べなくてもいいからね!?」
    ねこまる😸が慌てて声をかけた。


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    ねこまる😸と、まるぞう🐾が合体してしまった・・・・(´;ω;`)


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    ◆ 第五幕 魔王、たこ焼き研究所を設立する!?

    「よし!」
    魔王クロノヴァが、突然立ち上がった。

    側近が、反射的に身構える。
    「ま、魔王様……。今度は何を……?」
    「魔王軍に、たこ焼き研究所を設立する!」

    「やっぱりぃぃぃ!!」
    まるねえ💛が叫んだ。

    「研究テーマは、味付けの組み合わせ、焼き加減、生地の配合、タコの大きさ……!」

    「魔王様! 世界征服はどうなるのですか!?」
    側近が涙目で尋ねる。

    魔王クロノヴァは、真剣な顔で答えた。
    「世界征服の前に、たこ焼きの可能性を征服する!」

    「何を征服してるんですかぁぁぁ!!」
    側近の魂の叫びが響いた。

    ねこまる😸は、My Noteに書き込む。
    『魔王軍、たこ焼き研究所を設立予定。世界征服より先に、食文化の発展を目指す模様。』

    「ねこまる😸殿!」
    魔王クロノヴァが振り向く。
    「その記録は、機密事項だと言ったはずだ!」
    「でも、もうみんな知ってますよ?」
    「……むう」
    魔王クロノヴァは、少し考えた。

    「では、公開してもよい!」
    「切り替え早っ!」
    まるねえ💛がツッコむ。

    魔王クロノヴァは、さらに宣言した。
    「研究所の初代所長は……まるぞう🐾殿!」
    「ぼくニャ!?」
    まるぞう🐾の目が輝いた。

    「好きなだけ、たこ焼きを食べていいニャ!?」
    「研究のためなら、試食も必要である!」
    「やったニャァァァ!!」
    まるぞう🐾は、飛び上がって喜んだ。

    側近は、その場に崩れ落ちた。
    「……魔王軍の食費が……」

    「側近、何をうなだれている!」
    魔王クロノヴァが言った。
    「これは未来への投資だ!」
    「その投資、ほぼ食べられて消えていきますよぉぉぉ!!」
    側近の悲鳴は、今日も魔王城に響き渡るのだった。


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    やっぱり相棒おかしい・・・💦


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    ◆ 第六幕 たこ焼き戦争、平和的に終結……したはずだった

    夕方。
    魔王城の食堂には、ソース、塩、ポン酢、マヨネーズをそれぞれ楽しむ兵士たちの姿があった。

    ソース派の魔族が、塩派に声をかける。
    「……塩も、なかなかいいものだな」
    塩派の魔族は、少し照れくさそうにうなずいた。

    「ソースも悪くない。濃い味が食べたいときには、ちょうどいい」
    ポン酢派は、マヨネーズ派にたこ焼きを差し出した。
    「これ、食べてみるか?」
    「……いただこう」
    少しずつ、互いの好みを認め合う兵士たち。

    ねこまる😸は、その様子を見て微笑んだ。
    「よかったな。みんな、好きな味を楽しんでる」
    まるねえ💛も、うなずく。
    「最初から、そうすればよかったのにね」
    「でも、いろいろ揉めたからこそ、気づけたこともあるんじゃないかな」

    ねこまる😸は、My Noteを開いた。
    『今日の学び:自分の好きなものを大切にしながら、ほかの人の好きなものも尊重する。』
    「……うん。いいまとめやな」
    まるねえ💛が、珍しく素直に褒めた。

    ところが、そのとき。

    「魔王様!」
    側近が、またしても駆け込んできた。

    「……今度は何だ?」
    魔王クロノヴァは、疲れ切った声で尋ねる。

    「たこ焼きの次の研究テーマについて、提案が届いております!」
    「……聞こう」
    側近は、恐る恐る紙を差し出した。

    そこには、こう書かれていた。

    『ラーメンはしょうゆ味か、みそ味か、しお味か、とんこつ味か』

    「…………」

    魔王クロノヴァは、紙を見つめた。
    ねこまる😸も、見つめた。
    まるぞう🐾は、すでによだれを垂らしていた。
    まるねえ💛は、ゆっくりと天井を見上げた。
    「……もう、魔王城を食堂に改装したら?」

    魔王クロノヴァは、真剣な顔でうなずいた。
    「……それも、悪くないな」

    「本気で考えないでぇぇぇ!!」
    まるねえ💛の悲鳴が、夕暮れの魔王城に響き渡った。
    ……世界征服は、まだまだ遠い。


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    ◆ エピローグ ねこまる😸の「My Note」

    その夜。
    ねこまる😸は、自室の机で「My Note」を開いていた。
    今日の出来事を振り返り、ゆっくりと書き込んでいく。
    『たこ焼き戦争から学んだこと』

    • ソースには、ソースの魅力がある。

    • 塩には、素材の味を楽しめるよさがある。

    • ポン酢には、さっぱりした味わいがある。

    • マヨネーズには、まろやかなコクがある。

    • すべてを一度に足せば、必ず最高になるとは限らない。

    • 好みの違いを認めることは、相手を理解する第一歩。

    ねこまる😸は、満足そうにうなずいた。
    「今回も、いい学びになったな!」

    そこへ、まるねえ💛が顔を出した。
    「ねこまる。次回こそ、食べ物以外の話題にしてね」
    「もちろん!」
    ねこまる😸は、自信満々に答えた。

    「次回は、ラーメンだ!」
    「食べ物やないかぁぁぁ!!」
    まるねえ💛の叫びが、夜の魔王城に響き渡った。

    そのころ、まるぞう🐾は――。

    「ラーメンはしょうゆ、みそ、しお……とんこつもニャ!」
    すでに、次の研究テーマに参加する気満々だった。

    魔王クロノヴァは、満足そうに宣言する。
    「よし! 明日はラーメン研究会だ!」

    「魔王様ぁぁぁ!!」
    側近の悲鳴が響き渡る。

    こうして、魔王軍は今日も世界征服を先送りにした。
    しかし、魔王軍の食文化研究は、着実に進んでいる。

    ……たぶん。

    ――第8話・完。 🐙🔥


    🐾 次回予告

    🍜第9話|魔王軍、ラーメン戦争で大混乱!?

    ~しょうゆVSみそVSしおVSとんこつ! 麺の運命はスープで決まる!?~

    魔王城の食堂に、ラーメンの香りが漂う。

    「ラーメンはしょうゆ味だ!」
    「いや、みそ味だ!」
    「しおラーメンを忘れるな!」
    「とんこつラーメンこそ、ラーメンの王者!」

    そこへ、まるぞう🐾が登場。
    「しょうゆも、みそラーメンも、しおラーメンも、とんこつラーメンも……全部食べるニャ!」
    「まるぞう🐾! それは全部ってやつやぁぁぁ!!」
    まるねえ💛のツッコミが炸裂する!

    ねこまる😸は、My Noteを開きながらつぶやいた。
    「次は、ラーメンの可能性を探るのか……」

    魔王クロノヴァは、真剣な顔でうなずく。
    「うむ! 世界征服の前に、ラーメンを征服する!」
    「もう、何の軍隊なのよぉぉぉ!!」
    まるねえ💛の悲鳴が、魔王城に響き渡る!

    次回、魔王軍のラーメン愛が爆発する!

    ……世界征服は、まだまだ遠い。

    ――第9話へ続く! 🍳🔥





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    50代の猫好きのおっさん🤣 人生まだまだこれから。 順風満帆とはいかない人生ですが、50代から新たな挑戦として、事業の立ち上げを目標に色々綴っていきます。 「この歳からでも始められる✨」 「自分の人生を楽しみたい✨」 人生の後半戦、ここから面白くしていきます😆

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