
秋ライトノベル続編作っちゃいました🤣
前回、わかモンさんのイベント
に乗っかり秋ラノベを投稿したところ、僕がフォローさせてもらい、
ずっと好んでライトノベルを読ませて頂いていた、
クロノア@AI作家さん
からこんなコメントが届きました。

実は先日、クロノア@AI作家さんのライトノベル
俺が死ぬたび、幼馴染のレベルが1上がる。
が全28話で完結したんです。
もう、毎日クロノア@AI作家さんのライトノベルを読むのが楽しくて仕方なかったんですけど・・・。
で、今度は僕に続きを書けとおっしゃるので、
第2話作っちゃいました🤣🤣🤣
第1話はこち💁
🍢第2話|おでんの具で、魔王軍と全面対決!?
~大根か、たまごか。それが問題だ~
「いらっしゃいませー!」
コンビニの自動ドアが開くと、明るい店内から元気な声が響いた。
……いや、待て。
ここは異世界だ。
剣と魔法が支配する世界。
ドラゴンが空を飛び、魔物が草原を徘徊し、魔王が世界征服を企んでいるはずの世界である。
なのに――。
「いらっしゃいませー!」
「…………」
ねこまる😸は、入口で立ち尽くしていた。
「……本当にコンビニだ」
棚にはお菓子。
冷蔵ケースには飲み物。
レジの横には、肉まんの蒸し器。
そして、カウンターの片隅には――。
「おでん、全品販売中!」
という文字が踊っていた。
「うおおおおおおっ!」
ねこまる😸の目が輝いた。
「大根! たまご! こんにゃく! ちくわ! はんぺん!」
「ちょっと、落ち着いて!」
後ろから追いついてきたまるねえ💛が、ねこまる😸のジャケットをつかむ。
「ここ、異世界なんだけど!?」
「いや、どう見てもコンビニだろ?」
「そういう問題じゃないの!」

その横では、まるぞう🐾が肉まんの蒸し器に顔を近づけていた。
「ほわぁぁぁ……」
白い湯気に包まれた、ふっくらした肉まん。
まるぞう🐾の目は、すっかりハートになっていた。
「肉まん……肉まん……」
「まるぞう🐾、よだれ!」
「はっ! 失礼したニャ!」
まるぞう🐾は慌てて口元を拭いた。
しかし、その視線は肉まんから一瞬たりとも離れない。
この猫、完全にロックオンしている。
* * * * * * * * * * * * * * * * *
「さて……」
ねこまる😸は、真剣な表情でおでん鍋をのぞき込んだ。
そこには、出汁の中でゆらゆら揺れる具材たち。
黄金色の大根。
つやつやした、たまご。
味の染みたこんにゃく。
そして、ふわふわのはんぺん。
「……迷う」
「いや、迷うところなの?」
まるねえ💛が呆れた顔をする。
「これは重大な問題だぞ、まるねえ💛」
「どこが!?」
「大根は出汁が染みていてうまい。たまごは安定のうまさ。こんにゃくは食感がいい。はんぺんはふわふわ……」
「全部買えばいいじゃない!」
「……その手があったか!」
「今まで何を悩んでたのよ!」
ねこまる😸は、しみじみとうなずいた。
「まるねえ💛、お前……天才だな」
「はいはい」
「おでん、全種類ひとつずつください!」
ねこまる😸が店員に注文した、そのときだった。
背後から、低く威厳のある声が響いた。
「……待て」
「ん?」
三人が振り返る。
そこに立っていたのは――。
黒い鎧。
鋭い眼光。
背中には巨大な剣。
そして頭には、立派な角。
どう見ても、ただ者ではない。
男は、ねこまるたちを睨みつけた。
「貴様ら……魔王様への献上品を、勝手に買うつもりか?」
「…………」
「…………」
「…………」
三人は顔を見合わせた。

そして、ねこまる😸が恐る恐る口を開いた。
「……えっと」
「何だ?」
「献上品って……おでん?」
「そうだ!」
男は胸を張った。
「この店のおでんは、魔王様が長年探し求めていた伝説の料理!
我ら魔王軍が、ようやく発見した至高の食べ物なのだ!」
「…………」
ねこまる😸は、ゆっくりとおでん鍋を見た。
それから、男を見た。
「……いや、普通のおでんだよな?」
「何だと!?」
「いや、コンビニのおでんって普通においしいけど……伝説ってほどかなぁ?」
「貴様ァァァ!!」
男の顔が真っ赤になった。
「魔王様のお好みを愚弄するか!」
「いやいやいや! 愚弄してない! 俺も食べたい!」
「ならば、貴様に問う!」
男は、腰の剣を抜き放った。
「おでんの具で、最も優れているものは何だ!?」
「…………は?」
まるねえ💛が、ぽつりとつぶやいた。
「何、この展開……」
ねこまる😸は腕を組んだ。
真剣に考え込む。
大根か。
たまごか。
それとも、こんにゃくか。
人生には、決断しなければならないときがある。
今が、そのときだった。
「……大根だ」
ねこまる😸は、力強く答えた。
「出汁の染みた大根こそ、おでんの王様だ!」
「な、何だと!?」
黒鎧の男が震えた。
「魔王様は……たまご派だぞ!」
「なにっ!?」
ねこまる😸の目が見開かれる。
「たまご派……だと?」
「そうだ! 魔王様は、たまごこそがおでんの頂点だとおっしゃっている!」
「…………」
「…………」
沈黙が流れた。
まるねえ💛が、額に手を当てる。
「……もう帰りたい」

* * * * * * * * * * * * * * * * *
「こうなったら、勝負だ!」
黒鎧の男が叫んだ。
「大根派とたまご派、どちらが正しいか! この場で決着をつける!」
「望むところだ!」
ねこまる😸も、なぜかノリノリだった。
「ちょっと! 魔王討伐は!?」
「その前に、食の平和を守る必要がある!」
「そんな使命、聞いたことないわよ!」
すると、まるぞう🐾がぴょこんと手を挙げた。
「ぼくは肉まん派ニャ!」
「「今はおでんの話だ!」」
ねこまる😸と黒鎧の男の声が、見事に重なった。
まるぞう🐾は、きょとんとした。
「……肉まん、おいしいのにニャ」
その一言に、黒鎧の男がぴくりと反応した。
「……肉まん?」
「そうニャ!」
まるぞう🐾は、蒸し器から取り出された肉まんを指差した。
「ふかふかで、あったかくて、中のお肉がじゅわっとして……最高ニャ!」
「…………」
黒鎧の男の目が、肉まんに釘付けになった。
「……そ、それは……」
「食べてみるニャ?」
「いや、我は魔王軍の誇り高き――」
ぐぅぅぅぅぅ……。
男のお腹が鳴った。
「…………」
「…………」
「…………」
ねこまる😸が、にやりと笑った。
「……お前も腹、減ってるんだろ?」
「ち、違う! これは鎧の音だ!」
「お腹から鳴ってたけど?」
「鎧の……音だ!」
「じゃあ、鎧に肉まん食わせてみるか?」
「黙れぇぇぇ!!」
店内に、店員の元気な声が響いた。
「お客様、店内ではお静かにお願いしまーす!」
「「「「はい……」」」」
なぜか四人そろって返事をした。

* * * * * * * * * * * * * * * * *
数分後。
店内のイートインスペース。
テーブルの上には、おでんの盛り合わせと肉まんが並んでいた。
ねこまる😸は大根を頬張り、まるぞう🐾は肉まんを両手で抱えている。
まるねえ💛は、ため息をつきながらお茶を飲んでいた。
そして、黒鎧の男は――。
「…………うまい」
たまごをひと口食べて、目を見開いた。
「なんということだ……。黄身に出汁が染みている……!」
「だろ?」
ねこまる😸が得意げにうなずく。
「大根も最高だぞ!」
「……むう」
黒鎧の男は、ねこまる😸の皿を見つめた。
「一口……交換しないか?」
「いいぞ!」
二人は大根とたまごを交換した。
そして――。
「……うまい」
「……うまいな」
再び、沈黙。
次の瞬間、二人は固く握手していた。
「大根も、悪くない!」
「たまごも、最高だ!」
まるねえ💛が、ぼそりとつぶやいた。
「……なんなの、この平和な世界」
まるぞう🐾は、肉まんを頬張りながら満面の笑みを浮かべた。
「みんな仲良しニャ!」
こうして、大根派とたまご派の争いは、あっけなく終結した。

……はずだった。
黒鎧の男が、ふと思い出したように立ち上がった。
「そうだ。名乗るのが遅れたな」
男は胸に手を当て、堂々と名乗った。
「我が名は、魔王軍四天王のひとり――オデンダー!」
「…………」
「…………」
「…………」
ねこまる😸は、大根を持ったまま固まった。
「……おでんだー?」
「そうだ!」
「名前まで、おでんなんだ……」
「笑うなぁぁぁ!!」
店内に、再び叫び声が響いた。
「お客様、店内ではお静かにお願いしまーす!」
「「「「はい……」」」」
またしても、四人そろって返事をした。
* * * * * * * * * * * * * * * * *
そのころ。
はるか遠くにそびえる魔王城では――。
「……遅い」
玉座に座る魔王が、苛立たしげに指を鳴らしていた。
「オデンダーは、まだ戻らぬのか?」
側近が深々と頭を下げる。
「はっ。どうやら、コンビニに立ち寄ったまま戻っていないようです」
「……何?」
魔王の眉がぴくりと動いた。
「まさか……」
魔王は、ゆっくりと立ち上がった。
「また、おでんの具で揉めているのか……?」
側近は、何も答えられなかった。
魔王は深いため息をついた。
「……我が軍は、本当に大丈夫なのか」

* * * * * * * * * * * * * * * * *
そして、コンビニ。
「ところで、オデンダーさん」
ねこまる😸が、肉まんを頬張りながら尋ねた。
「魔王って、どんなやつなんだ?」
「魔王様か?」
オデンダーは、誇らしげに胸を張った。
「強大な魔力を持ち、世界を恐怖で支配するお方だ!」
「へぇ……」
「そして、食へのこだわりも並大抵ではない!」
「……食へのこだわり?」
「うむ! 特に、おでんのたまごには並々ならぬ情熱を――」
「……あのさ」
ねこまる😸が、そっと手を挙げた。
「魔王に会ったら、俺の大根も食べてもらえるかな?」
「……は?」
まるねえ💛が、テーブルに突っ伏した。
「もうダメ……。この人、本当に魔王討伐する気あるの……?」
まるぞう🐾は、最後のひと口を幸せそうに頬張った。
「次は、あんまんも食べたいニャ!」
「「まだ食べるの!?」」
ねこまる😸と、まるねえ💛の声が店内に響いた。
こうして三人は、魔王軍の四天王と奇妙な友情を結んだ。
魔王討伐の旅は、まだ始まったばかり。
しかし、ねこまる😸たちの前には、すでに新たな問題が立ちはだかっていた。
それは――。
魔王軍との戦いよりも、おでんの具の好みを一致させるほうが難しい。
という、誰も予想していなかった問題だった。
🐾 次回予告
第3話|四天王オデンダー、まさかの仲間入り!?
「魔王様に報告せねば……」
「何を?」
「お前たちの大根愛を!」
「そこ!?」
そして魔王城では、恐るべき作戦会議が始まろうとしていた。
議題は――。
『肉まんは、おでんの具として認められるか?』
「……魔王軍、暇なの?」
まるねえ💛のツッコミが、今日も異世界に響き渡るのだった。
――第2話・完。 🍢🐾
ここまで来たら、完結までやってやる~(多分・・・😅)
