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#シロクマ文芸部 待つ時間〜ループの余白〜

    待つ時間どのくらい?

    コール2回は早いかな。

    じゃあ、コール4回?

    んー、1回目は留守電に切り替わって欲しい。

    ?

    コールって何回か鳴ったあとに一瞬、間があるじゃない?

    あぁ、あるかも。

    あの間って声が入る前の余白か分からないじゃない?

    (声が入る以外になにがあるの?)
    考えたことないかも。
    …まぁ。考えるとしたら、気づかなかったか、出れなかったのかな?とかー。

    コール鳴って、留守電に切り替わった時は安心する。留守電になれーって願ってる。

    (あぁ、そう言うことか)


    〽 公衆電話で〜 と始まる歌。

    頭の中でループする会話。

    コールが鳴るたびに、指が勝手に折り畳まれていく。

    三回目のあたりで胸の内側の拍子が変わっていく。
    四回目では息を止めた。
    そして、音の切れ目が整数に整うのを待たずに電話に出た。

    中途半端な、でも一番早いところで。

    繋がった直後の君の声は、ずっと欲しかったものをやっと手に入れた人みたいに明るいのに、

    口から出てくるのは、こんにちはの反対の言葉ばかり。

    その落差に胸がざわつく。

    あー、確かに留守電になって欲しいかも。

    えっ?それどっち側?

    もちろん、電話した側でしょ?
    別れを言うのって、なんか辛いじゃん。

    もし、相手も別れを告げようとしてるなら?


    「え?」

    頭の中でループする。



    《作成の裏》
    chevonの「サクラループ」という曲の中のワンフレーズから今回のお題に繋げてみました。

    電話が繋がるまでの「待つ時間」。

    その時間を、ただ電話が鳴るまでの時間ではなく、

    「もし、電話をかける側も、受ける側も、同じことを待っていたら?」

    そんなところから、この話を考えました。

    「待つ」という同じ時間でも、待っている人によって、その意味は変わる。

    そんな曖昧な時間に、二人の気持ちを重ねています。


    本田健さんの「ハッピーライティングマラソン」と言う企画に参加しています。
    今回のお題は「今の自分だからこそ、もう一度読みたい本は?」です。


    皆さんはどんな本を思い浮かべますか?

    「うんちワード」から書き始めました。
    その先はどうなるやらと私が自身も不安の中、作成した記事となります。




     
     
    noteでは、毎週のお題からショートストーリーを書いてます。 ありふれた日常に小さな違和感を。 日常に少しだけ不思議を混ぜてます。

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