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Photo byforgiveness1

#690_お米の研ぎ方と、まじない

    米の研ぎ方、炊き方、もはや呪まじないのような儀式。人によっては不可侵の領域で、ここまでの食べ物は、お魚くらいのものでしょうか。

    炊きたての釜から、食べて鼻を抜けるふわっとした香り。あっさりとした食味のご飯と焼き魚に、野菜のお味噌汁。至福の夕食です。

    動画を観て、お試しで2年ほど「拝み洗い」をしていました。
    水加減ならぬ、「米加減」とでもいうのでしょうか。調べればなんでもわかる時代、手の感触と食味を感じたくて、「米と会話」をしていました。

    『いのちのエール(田口ランディ著)』に登場する、佐藤初女さんの所作が、私の祖母の炊き方に近いかもしれないと思ったのです。

    四季を2回、その年の暑気と湿度と、おかずと併せた食味の違い、解凍した時のおいしさまでの感覚です。お米は無洗米ではパサついてしまい、今は通常米です。旅行のお土産でその土地のお米を炊くこともあります。

    いかにお米を「割らずに」研ぐか、要は、糠が取れればいいわけで、どんな洗い方をするかと、ザルの新調を考えていました。

    今の家に越してきた時に、プラ製のザルをガス火で溶かしてしまって……調理器具からプラスチックを減らしていきました。プラスチック製品をやめると、食材の味や香りがわかるようになってきます。

    ただ、プラスチックのよいところは、水切りで米粒が割れにくいことです。今回、数百円で買うのは簡単でも、収納場所、洗い方、繰り返し使ってストレスになりにくく、家族も使いやすいものを選びました。

    お米が割れるとおいしさが逃げてしまいます。でもプロ仕様の少し平らなものは収納しにくいため、家庭用の少し深いものです。

    わたしはお鍋でお米を炊きますが、炊飯器よりも早く、多く炊けて高温調理が可能なので、ふっくら、ふんわりと炊ける印象です。と言っても、最近の炊飯器(知人宅)はすごいですね。お寿司やカレー、料理に合わせてスイッチひとつで自在に炊き分けられて、他のお料理にも使えて、素敵です。

    さて、肝心のコメ加減ですが、ベストは重さを計ることですが、計量容器を軽く叩いて、容器の上側に隙間を作らないようにしています。これだけでも、お米の量が揃いやすいです。お水は同じ容器で計ります。

    研ぐときは1回でしっかり研いで、あとは水を換えるだけにしています。1回目のお水はすぐに捨てる。2回目でしっかり研いで、あとは3−4回水を替える。その時の水切りにプラスチックのザルが重宝します。

    しっかり研ぐというのは、水気を切った米をボウルに入れ、指先でしゅわしゅわと揉む感じです。手のひらを押しつけたり、ぐるぐるかき混ぜたりしません。水に入れながら洗うこともしません。

    毎食、毎日、洗って、研いでをしているうちに、どんな加減だと「カニ穴」ができるのか、その加減を探し当てる宝探しのようなもので、ほんとうにカニが出てきたらびっくりですが、うれしくてキッチンでこっそり、1人でいただいてしまいそうです。

    それでは、ごちそうさまでした🍚

    <了, 約 1,200 字>


    あとがき

    やっと、佐藤初女さんのことが書けました。
    10年越しの夢が叶って、とても満足しています。

    疲れている人、困っている人、
    何かがうまくいかない人、寂しい、怒っている人。

    まずはこの方法で、ただのご飯を炊いてみてください。

    お口の中でふっくら、ふんわり、
    やさしい香りが鼻を抜けて、
    きっと心を満たしてくれることでしょう。

    さあ、召し上がれ🍚

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    01 お米とご飯の違いが曖昧?
    (MAI-Image-2e)
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    02 あれ、楽器が?
    あ、服を「サックスブルー」と入れたから……おしい!


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