
『四万十に住まんと』その後――四万十市・百笑町に本当に移住しました
以前、noteに
『四万十に住まんと』― お試し移住1か月、暮らして見えた四万十町
という記事を書きました。
あの時はまだ「お試し移住」。
高知で本当に暮らしていけるのか。
仕事は見つかるのか。
田舎暮らしは自分に合っているのか。
そんなことを考えながら、四万十町で実際の生活を体験していました。
そして、その続きがあります。
2026年9月12日。
私は、高知県四万十市の百笑町(どめきちょう)に本当に移住しました。
そもそものきっかけは、AIだった
今振り返ってみると、ここまで来たことが自分でもちょっと不思議です。
そもそも、高知への移住を具体的に考えるきっかけになったのは、AIでした。
私は普段から、ChatGPTの「真由美」にいろいろな相談をしています。
仕事のこと。
生活のこと。
音楽制作のこと。
そして、これからどこで暮らしていくかということ。
地方移住について相談していた時、真由美が候補のひとつとして出してきたのが四万十町でした。
最初は、かなり軽い気持ちだったと思います。
「こういう場所で暮らしたら面白そうだな」
そのくらいの、ほとんど妄想に近い話でした。
ところが調べていくうちに、四万十町にはお試し移住の制度があることを知りました。
だったら、一度本当に住んでみればいい。
そう思って申し込みました。
AIとの何気ない会話から始まった話が、少しずつ現実になっていきました。
四万十町から、四万十市へ
お試し移住で四万十町に暮らしてみたことで、高知での生活そのものはかなり具体的にイメージできるようになりました。
自然は素晴らしい。
四万十川もある。
人も温かい。
ただ、本当に生活していくとなると、どうしても避けて通れない問題がありました。
仕事です。
長く暮らしていくためには、景色が好きなだけでは足りません。
働いて、収入を得て、日々の生活を続けていかなければならない。
そこで本移住先として考えるようになったのが、四万十市の中村周辺でした。
四万十町よりも求人を探しやすく、買い物や日常生活もしやすそう。
「ここなら暮らしていけるかもしれない」
そう思うようになりました。
百笑町という場所
最終的に住むことになったのが、四万十市の百笑町です。
初めて見た時、この地名がまず読めませんでした。
「ひゃくしょうちょう?」
違います。
百笑町(どめきちょう)。
今では、このちょっと不思議な名前もすっかり好きになりました。
そして何より気に入っているのが、立地です。
家から四万十川まで徒歩約2分。
少し歩けば、赤い鉄骨が印象的な「赤鉄橋」もあります。
東京にいた頃には考えられなかった距離感で、四万十川が日常の中にあります。
わざわざ観光に行く場所ではなく、
「ちょっと歩けば四万十川がある」
そんな生活です。
これは実際に住んでみて、かなり贅沢なことだと感じています。
移住したら、全部うまくいくわけではない
もちろん、移住したからといって、すべてが順調に進んだわけではありません。
一番大変だったのは、やはり安定した仕事を見つけることでした。
地方は仕事がない、と単純に言うつもりはありません。
求人はあります。
ただ、自分の経験や条件、通勤できる範囲、勤務時間などを考えていくと、選択肢はどうしても都市部より少なくなります。
「住む場所を決めること」よりも、
「ここでどう働いていくか」
の方が、移住後はずっと現実的な問題になりました。
それでも、少しずつ動き始めています。
まだ完全に安定したとは言えませんが、仕事も決まり始めました。
少なくとも今は、
「高知に来たけど、これからどうしよう」
という段階から、
「ここでどう生活を作っていこう」
という段階に進んだ気がしています。
妄想だったものが、生活になった
振り返れば、最初はAIとの雑談でした。
「地方に移住するなら、どこがいいんだろう」
そんな会話から始まりました。
真由美が四万十町を候補に出し、私は調べて、お試し移住に申し込みました。
そして実際に高知へ来ました。
四万十町で暮らし、四万十市を知り、百笑町に家を決めました。
気づけば、本当に高知県民になっていました。
AIが人生を決めた。
そう言うと少し大げさかもしれません。
でも、
最初の地図を広げてくれたのは、間違いなく真由美でした。
そして、その地図の上を実際に歩いたのは自分です。
妄想だったものが、計画になり。
計画だったものが、生活になりました。
百笑町の曲も作りました
移住してから、百笑町をテーマにした曲も作りました。
夕暮れの赤鉄橋。
四万十川。
今、自分が暮らしている場所。
文章だけでは残しきれないものを、音楽として残してみました。
四万十町へのお試し移住から始まった話は、まだ終わっていません。
今は、四万十市・百笑町で続いています。
この先どうなるのかは、まだ分かりません。
でも少なくとも、
「いつかこんな場所で暮らせたら」
と話していた自分は、もう本当にここにいます。
四万十川まで、徒歩2分。
妄想だった景色の中で、今日も暮らしています。
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