
四月歳時記 二十日 「穀雨」 たけのこの姿ずし 一汁五菜
木々は桜色から新緑の若葉色に衣替え
季節は春から初夏へと移り変わる準備をしています。
四月二十日 二十四節気 6 穀雨
春雨降りて百穀を生化すれば也
やわらかな春の雨が降り
芽吹いたばかりの百穀を
潤すころ

たけのこの姿ずし 一汁五菜
昨年初めて作ったたけのこの姿ずしを、今年は穀雨のころに作ろうと決めていました。
たけのこの姿ずしは竹之御所だけに伝わる秘伝の押しずしで、京都・嵯峨野の「竹之御所」と呼ばれる尼門跡寺院・曇華院に由来する尼寺である三光院でも、作り伝えられている料理です。
たけのこの姿ずしに合わせて、穀雨のころの旬菜で作る献立のお昼ごはんをいただきました。

たけのこの姿ずし 一汁五菜
たけのこの姿ずし
わかめの若芽のお味噌汁
春キャベツと人参の糠漬け
甘海老、アボカド、山椒の花の花霞おろし和え
新じゃがサラダ
一夜干しヤリイカ
アスパラガスの玉子焼き

すくっとまっすぐな形の筍を買い、前夜ゆでてから、下味をつけておきました
うちでの献立は精進料理ではないので出汁は鰹削り節と昆布を使い、醤油、酒、塩、ほんの少しの砂糖で、縦半分に切った筍を煮て、一晩冷蔵庫に置き、
甘さをすこ~し控えめに作った酢飯に刻み昆布を混ぜ、大きなおにぎりを作って、
筍の内側にぎゅっと詰め、形を整えてラップできゅっと包んでしばらくおきます
(今年は押しずしの型で押さずにラップに包んでおいておくだけにしました)

1851年製伊万里菊小皿に盛り付けました

レシピではサーモンを使っていますが甘海老に変更
花盛りの朝倉山椒の小花を飾って卯月の情景としました

新じゃがで作った我が家のポテサラは爽やかな味わい
新玉ねぎをたっぷり加えています

スーパーの鮮魚コーナーで買った一夜干しヤリイカ
余計な添加物なしで塩のみ
塩加減もちょうどよく、さっと焼いただけでヤリイカの旨みが凝縮したやわらかな一夜干しです

卯月の玉子焼きにしたかったのでアスパラガス入りにしました
600Wのレンチンでラップなしで30秒→上下を返して20秒加熱
斜めに切る
塩麹+プレーンヨグルト+マヨネーズ+アガベシロップ少々+醤油ほんの少々で調味した卵液を玉子焼き機流し入れ、アスパラガスを全体に置きながら卵焼きを作ります
ぎゅっとアスパラガスの力強い美味しさを味わえる玉子焼き
斜め切りにした生のアスパラガスを塩少々振って油で炒めてから使っても◎

旬味を添えてくれた副菜たち
和やかな穀雨の膳

たけのこの姿ずしをいただきましょう

刻み昆布を混ぜ込んだ酢飯との調和に
清々しさを感じたのでした
藤が四月の空に品よく枝垂れ咲き
二十四節気の暦では
春の最後となる穀雨のころ
たけのこの姿ずしをいただき
心も身体も整ったと感じたのでした。


記事中の画像はすべて筆者撮影画像です。
*レシピです ↯
*たけのこの姿ずしについての記事 ↯