
NovelJam2026 参戦記②
三日間(実質一日半!)でチームを組んで面白い小説を描き上げ出版まで行ってしまうという狂気の小説執筆大会「NovelJam(ノベルジャム)」。
その①からの続きになります。
チーム名も「エクスペリエンス」と決まりました。
あ、その前にOBであるハクメイさんから高級菓子の差し入れがあったので、この場をお借りしてご紹介です。ありがとうございました! いっしゅん目が合ったもののご挨拶できずにすみません!

さあここからが本当のスタートです。著者と編集は話し合いながらプロットを組んでいき、デザイナはまだ表紙に取り掛かれないので、「チームロゴ」を創る作業に勤しみます。
とりあえずわたしはお昼まだだったので、ある程度方向性だけ決めてバーミヤンに向かいます。

前回注文方法がわからなかったスープバーを頼めたので自身の成長を感じました!

食事を終えて蟹工船に戻ります。
今回編集もりたは会期中、ノンアルコールで過ごすとの決意を表明しました。編集者さんがひとり体調不良で不参加になったため、他チームを含めて著者三人(!)の編集担当になったのでした。
編集もりたに方向性を伝えます。「テーマは無視、というか曲解して仕込む」「社会問題をあつかう」「SFを描く」ことのみを伝えてプロットを組み始めます。
昨今気になる社会問題、わたしの中では「異常気象」です。連日世界中で起こる洪水やら熱波やら大規模火事やら、各メディアで壮絶な様を見ることが非常に多くなり、表現者として触れるべきだなと考えたからです。
2025でも社会問題をあつかったのですが、センシティブな犯罪「闇バイト」について描いたところ「犯罪をスタイリッシュに描くな!」というお叱りを受けて賞を逃した苦い記憶があるので、気を付けることにしました。学び。地面師とかリブートとかを履修した弊害だったのかもしれません。
そんなわけで「Gemini」と壁打ちをはじめます。なんらかの形で創作でAIを使わざるを得ない時代になりました。
別に使わんでもいいのですが、使い方を知っていて使わないという選択肢もあるので、そのあたりは個人の裁量です。
しかし、問題が発生します。Gemini、ウソをつきまくります。まあわかってはいたのですが、今回はひどかったです。なのでプロットを決める一時間は「ウソつきAIを徹底的に詰める」というやや不毛な時間となりました。
ためしに「そのプロットで1万文字の小説描いてみそ」とプロンプトを走らせると、それはそれはひどい矛盾点をはらんだ小説が出力されてきました。字数制限も無視! これは危険すぎる! と思い、以降は必要なタイミングで調べものをさせる、原稿のチェックをさせるくらいに使用を留めました。
タイトルは「H.O.T.」に決定しましたが、のちのち1万文字の字数制限に影響を及ぼすことが想定されたのでピリオドをなくして「HOT」に改訂します。
さて、デザイナりゅうのすけさん謹製のチームロゴも仕上がってまいりました。

夜も更けてきたので、わたしはいったんここで寝床に向かいます。


今日はもう原稿いじるのはやめておこうとPCを閉じました。
その時iPhoneが振動します。XのDMが届いていました。なんやろ? 開いてみたところ「いまある原稿をみせてたもれ」の一文。
今回参加こそしていないものの、常にNovelJamにおいて暗躍する魔人からのDMでした。こええよ! 逆らう気もないのでいったん原稿を手渡し。
魔人:「ふーむ、余は昨今AIを駆使して創作しておるが、この原稿には明らかにAIみがあるな!」どきっ! バレてる。
澤:「AIと壁打ちして作った文章を自分の文体でリライトしながら進めてます」
魔人:「……やはりか。しかし、AIよりもおぬしの流儀で描くのがよかろう……澤みが足りぬ!」
澤:「はっ! かしこみ~!」
……深夜にそんなやりとりがあったようです。ホラーか。
NovelJam2026で執筆した「HOT(ホット)」は以下よりご購入可能です。紙本買うと電子版もついてくるのでお得です。紙本お持ちいただいたらサインするのもやぶさかではないですよ!
この機会に過去の参戦記もまとめておいたので、ご興味あればどうぞ!
さて、わたしの自著、ギター小説「440Hz」シリーズもご高覧いただけますとうれしいです。こちらはKindleUnlimitedで読み放題です!