
【同人】おしながき関白宣言
おしながきを作る前に 言っておきたいことがある
かなりきびしい話もするが 俺の本音を聞いておけ
枠線を引いてはいけない
下線を引いてもいけない
余計な文章を書くな 角丸は控えめにしろ
できる範囲で構わないから
忘れてくれるな デザインもできない男に
〆切を守れるはずなどないってこと
お前にはお前にしか できないこともあるから
それ以外は口出しせず 黙って俺についてこい
というわけで今回はおしながきデザインの話。
前回のこれ↑くらいの程度感を目標にして最低限やってほしいラインについて書いていく。乗り遅れるなよ!
最低限守ればいいこと
枠線を引いてはいけない
そんなものはきちんと揃っていれば99%いりません。枠線を引きたくなったら配置を考え直しましょう。
下線を引いてもいけない
文字を目立たせるのはフォントサイズ・ウェイトを変えるのが基本で、その他諸々手段はあるものの下線は最悪です。絶対にやらないでください。
余計な文章を書くな
「よろしくお願いします」はおろか「◯◯が××する漫画です」の「です」なんかも削っていい。文字は少なければ少ないほどいい。
角丸は控えめにしろ
角丸なんて角が取れればいいからめちゃくちゃちょっとでいい。特に丸すぎる角丸の内側に本の表紙の角があるとめっちゃバランス悪く見える。
変なフォントを使うな
漫画を描く人にありがちだがアンチック体お前もダメだ!!確かに読みやすいがそれは漫画のセリフのフォントだ!!
また、全体を一つのフォントで揃えるのは正しい考え方だが、デザイン系のフォント(ラノベPOPなど)で揃えるのはやめろ。
ド初心者は基本に忠実に源ノ角ゴシックのウェイト・サイズ変えだけで全部作るように。
中央揃えはやめろ
とりあえず全部左揃えか右揃えにしてください。困ることはありません。中央揃えにしていい例外はバッジだけです。
文字や画像の縦横比を変えるな
やらかしてる人はほぼいないんだけど稀に見かけます。絶対にやらないでください。
余白はきちんと取れ
あなたが思っているより余白は足りていません。ぎゅうぎゅうに詰められるのは上手い人だけです。大人しくありとあらゆる隙間を倍にしましょう。それくらいでいい。それでコケても狭すぎるよりは広すぎるほうがマシ。
オブジェクトは並べろ
ありとあらゆるものの位置は揃えてください。これに関しては例を見てもらったほうが早いかもしれないな。
色は4色までにしろ
これは比較的破っていい……というか、4色(白黒+2色)までにどうにか収めようとしてもうダメです!ってなったときだけ色を増やして良い。余裕がありすぎると人間は安易に色変えに頼りすぎる。色にもメッセージ性があるわけで、デザイン意図(全体の雰囲気)の色とメッセージ意図(重要さなどの表現)が衝突したときに読者が理解不能になる。理想は全体を同系色3色まででまとめる+注意喚起色1色までにすること。
実際にやってみよう
だめな例

いい例

見違えるように見やすくなったのがわかるだろうか? 今回紹介した「最低限守ればいいこと」しか変えていないがこの違いである。基礎がいかに大事か理解いただけたと思う。
おわりに
「いい」おしながきを作るのはとても大変だ。だが、「悪い」おしながきにならないようにするにはちょっとした注意だけでどうにかなることが多い。今回教えたポイントは減点されないようにするポイントなので、ここからどう加点していくかは個々人の工夫によるところも大きい。簡単にできる加点ポイントの解説もやりたいがそれはちょっと大変になるので、この記事の反響が良くてまた機会があれば……。
そんなこんなで、おしながきは私も毎回死ぬほど苦しんで作っているが、かっこいいやつが欲しい人はぜひ依頼してください。


他にも、弊サークル『Ende der Welt』ではお品書きに限らず各種依頼を受け付けているので、同人誌を制作するにあたってサポートが必要な人は気軽にDM(X:@il_hakuho)やメール(hakuho@edw.sakura.ne.jp)で連絡してほしい。
受付可能なことと金額の目安は以下の通り。
表紙イラスト:20,000円
表紙デザイン:5,000円
カバー全体デザイン(表紙デザイン含む):8,000円
お品書き制作:5,000円
本文組版:5,000円
Webサイト制作:15,000円~
他にも名刺・帯等印刷物全般のデザインや入稿データ制作に関しては対応可能となる。
また上記の金額は目安であり、条件と交渉によっては値引きもありうるし、逆に超短納期でも割増で請け負うことができる。
相談するぶんには無料なので「はじめて本を作るんだけど、何をすればいいのか、いくらくらいかかるかわからない……」という人でも気軽に連絡してほしい。