
目覚めた瞬間、「また今日も会社へ行くのか・・・」と憂鬱だった頃の話
言葉を味方に、心に穏やかさを。
こんにちは、
セルフトーク@言の葉童子です。
【目が覚めた瞬間が、いちばんつらかった】
以前の私は、
会社員人生が終わったと思うほどの
大きな挫折を経験しました。
会社での立場が大きく変わり、
それまでとは違う環境で
仕事を続けることになりました。
当時、いちばんつらかったのは、
会社に着いたときではありません。
朝、布団の中で目を覚ました瞬間でした。
また一日が始まる。
また会社へ行かなければならない。
そう思うだけで、気持ちが重くなりました。
このまま布団の中にいたい。
今日は会社へ行きたくない。
そう思っても、
仕事を辞めるわけにはいきませんでした。
生活がありました。
家族がいました。
自分がここで精神的に崩れたら、
家族の生活にも影響する。
それだけは避けなければならないと
思っていました。
【みんなに見られている気がした】
家を出て会社まで来てしまえば、
少し気持ちは変わりました。
腹をくくった、
というほど強いものではありません。
ここまで来たのだから、
もう行くしかない。
そんな諦めに近い気持ちで、
会社の中へ入っていました。
会社に着くと、
みんなが自分に注目しているように感じました。
実際にどうだったのかは分かりません。
ほとんどの人は、
いつも通り
自分の仕事をしていたのかもしれません。
それでも私は、
「今、見られているのではないか」
「自分のことを話しているのではないか」
と、周囲の視線を気にしていました。
疑心暗鬼になっていたのだと思います。
周りの人も、
私にどう接すればよいのか
迷っていたのでしょう。
声をかけにくかった人もいたと思います。
【肩書、座席、呼ばれ方が変わった】
自分の立場が変わったことを
最初に強く感じたのは、
異動の内示に書かれた肩書を見たときでした。
分かっていたことではありました。
それでも、
文字として書かれた肩書を見たとき、
「本当に変わったのだ」
と、
あらためて現実を突きつけられました。
会議で座る位置も
以前より後方になりました。
周りの人が
私を呼ぶときの呼び方も変わりました。
以前は役職名で呼ばれていましたが、
その後は「さん付け」になりました。
呼び方を変えた人たちにも、
迷いがあったと思います。
以前のように呼ぶわけにはいかない。
けれど、
急に呼び方を変えるのも気まずい。
その戸惑いは、私にも伝わってきました。
誰かに悪意があったわけではありません。
それでも、
座る場所や呼ばれ方が変わるたびに、
自分の立場が変わったことを感じました。
【通勤途中に繰り返していた言葉】
家を出る前、
私は自分に言い聞かせていました。
なんとかなる。
きっと、いつかはなんとかなる。
いままでも、なんとかなってきた。
通勤途中には、
次の言葉を繰り返していました。
よかったね。
ありがとう。
大丈夫、うまくいく。
その言葉を口にしたからといって、
会社へ行きたい気持ちになったわけではありません。
立場が変わった現実も、
周囲の視線への恐れも消えませんでした。
ただ、
その言葉を繰り返している間は、
悪いことばかり考えずに済みました。
自分の心を、
それ以上追い詰めないために
使っていたのだと思います。
【目の前の仕事に集中した】
会社にいる間は、
とにかく目の前の仕事に集中しました。
先のことを考えると、
不安になりました。
周囲からどう見られているかを考えると、
自分を責めたくなりました。
だから、
今しなければならない仕事だけを
見るようにしました。
仕事が一段落すると、
オフィスを出て、
近くのコンビニまでゆっくり歩きました。
何かを買うことよりも、
外の空気を吸うことが目的でした。
少し歩いて、会社の外の景色を見る。
それだけでも、
張りつめていた気持ちを
ゆるめる時間になりました。
そして席に着くと、
また目の前の仕事に取りかかりました。
【今日も一日、無事に終わった】
仕事を終えて家に着くと、
安堵しました。
今日も一日、無事に乗り切った。
それだけで十分でした。
家族の顔を見ること。
笑顔を見ること。
家の中で笑い声を聞くこと。
それが本当に救いでした。
会社での肩書や座席が変わっても、
家族との関係まで変わったわけでは
ありませんでした。
一日の終わりには、
「今日も会社へ行けた」
「今日も仕事を終えられた」
と、自分を労っていました。
大きな目標を達成したわけではありません。
それでも当時の私にとって、
会社へ行き、
一日を終えて家に帰ることは、
決して当たり前ではありませんでした。
【今、会社へ行くことがつらい人へ】
朝、目を覚ました瞬間から
会社へ行くことを考え、
気持ちが重くなる人がいると思います。
周囲の視線が気になる。
自分の居場所がないように感じる。
今日一日を過ごすことさえ長く感じる。
そんな朝に、
無理に前向きになる必要はありません。
行きたくないと思いながら
会社へ向かう日があってもいい。
不安を抱えたまま、
一日を終える日があってもいい。
当時の自分に、
今の私から声をかけるなら、
こう言います。
大丈夫。
何とかなったから、大丈夫。
頑張るしかない時期もある。
けれど、それがずっと続くわけではない。
終わりは、ちゃんと来るから。
今日、会社へ行ったこと。
今日一日を終えたこと。
それが精いっぱいだった日には、
それだけでも自分を労ってあげてください。
* * * * *
会社へ行きたくない理由が、
仕事そのものではなく、
会いたくない相手にある朝もあります。
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