
第27回|328事業者を追加して気づいた。「分からない」を勝手に埋めないということ
「ここいしゃ」を、全国でもっと使いやすくしたい。
そう思って、少しずつ地域の情報を増やしています。
今回、新しく追加したのは、
東京都320事業者。
岐阜県8事業者。
合計328事業者です。
これまでの掲載分を合わせると、
移動支援は347事業者になりました。
数字だけを見ると、
「一気に進んだ‼️」
と言いたくなります。
でも今回、私が一番勉強になったのは、件数を増やすことではありませんでした。
それは、
「分からないことを、勝手に分かったことにしない」
ということです。
⸻
公開されている情報にも「書いていないこと」がある
今回使ったのは、東京消防庁や岐阜市消防本部などが公開している、再利用可能な情報です。
利用条件を確認しながら、ここいしゃの検索につなげました。
でも、公的な資料だからといって、利用者が知りたい情報が全部そろっているわけではありません。
たとえば、
・車いすに対応しているのか
・ストレッチャーに対応しているのか
・看護師さんが同乗できるのか
・医療ケアに対応できるのか
資料に書いていない場合があります。
そんな時、
「たぶん対応しているだろう」
と勝手に補うことはできません。
逆に、
書いていないからといって、
「対応できません」
と決めるのも違います。
今回、この違いをかなり考えました。
⸻
自動テストは117項目すべて合格。でも……
第183版を公開。
自動テストも117項目すべて合格しました。
そして、いつものように最後は自分のiPhoneで確認します。
移動支援
↓
東京都
↓
足立区
と進んでみると……
個別の事業者が出ません。
画面には、
「掲載のない地域は情報整備中」
という案内。
「あれ?」
東京都には320事業者も追加したのに。
本当に足立区にはないのかな?
制作側へもう一度確認をお願いしました。
すると、
足立区には26事業者ありました。
⸻
原因は「足立区」の表記ではなかった
最初は、
「東京都足立区」と「足立区」の表記の違いかな?
と思いました。
ところが、原因は別でした。
東京消防庁の資料には、車いすやストレッチャーなどの設備情報が載っていない事業者があります。
そして、ここいしゃ側の検索では、その情報が確認できない事業者が目的別の絞り込みから外れてしまっていました。
つまり、
「対応できない」のではなく、
「対応できるか確認できない」
だけなのに、検索結果から消えていたのです。
ここで、
「あ、これは直さないといけない」
と思いました。
⸻
「不明」と「不可」を分けることにしました
第184版では、表示方法を変えました。
対応条件が確認できている事業者は、条件に合う事業者として表示。
一方で、
設備などの詳細が確認できない事業者は、
「地域の相談候補」
として区別して表示することにしました。
もちろん、
「車いす対応」
「看護師同乗」
などを勝手に付け足すことはしません。
でも、
分からないからといって検索から全部消してしまうこともしない。
「不明」と「不可」は同じではない。
今回の修正で、これはここいしゃの大切なルールになりました。
⸻
「介護タクシー」と一括りにしない
もう一つ修正しました。
今回追加した東京都のデータは、
患者等搬送事業者
として公表されている情報です。
それを全部、
「介護タクシー」
「民間救急」
と一律に表示するのは違います。
似たように見えても、サービス内容や区分は同じとは限りません。
そこで、
確認できたものだけを、その区分で表示するようにしました。
分かりやすくしたい。
でも、分かりやすくするために正確さを失ってはいけない。
これも今回すごく考えたところです。
⸻
第184版、もう一度iPhoneで確認
修正した第184版。
自動テストは、今度は119項目すべて合格。
そして、もう一度iPhoneで確認しました。
東京都
↓
足立区
今度は、
26事業者がきちんと表示されました。
詳細ページも、選んだ1事業者だけ。
一覧へ戻っても、
東京都・足立区の選択はそのまま残っています。
別の区の事業者も混ざっていません。
これで実機確認もOKです。
⸻
Webサイトって、公開したら完成じゃないんですね
私はWeb制作の専門家ではありません。
最初は、
「作って公開したら完成」
という感覚もありました。
でも実際は違いました。
データを増やしたら確認する。
実際のスマホで触ってみる。
おかしいところがあれば原因を調べる。
そして、また直す。
その繰り返しです。
だから今は、
公開=完成
ではなく、
公開=実際に使いながら、より良くしていくスタート
だと思っています。
⸻
情報は変わる。だから「最新です」と言い切らない
医療、介護、移動支援、生活支援の情報は変わります。
営業時間が変わることもある。
サービス内容が変わることもある。
連絡先が変わることもある。
今回の東京都の情報にも、2023年に公表された資料があります。
だから、ここいしゃでは、
確認していないことまで「現在もその通りです」とは扱いません。
公的情報や公式情報をもとに掲載しながら、
変更されている可能性があるものは、必要に応じて各事業者へ直接確認していただけるようにする。
そして、古い情報は少しずつ照合していく。
100点です、と言うためのサイトではなく、
確認できることを正確に積み重ねていくサイトにしたい。
今はそう思っています。
⸻
全国展開って、47都道府県を埋めることじゃなかった
以前の私は、
全国向けにするなら、
47都道府県の情報をどんどん入れていけばいい。
そんなイメージを持っていました。
でも今は少し違います。
全国向けサイトにするということは、
件数だけを増やすことではなく、
地域が変わっても、
同じように探せる。
同じように読める。
同じ基準で表示される。
そして、
分からないものを、分かったことにしない。
その積み重ねなのだと思っています。
⸻
AIなら速く作れる。でも、判断まで任せない
今回も、
ChatGPTに相談
↓
制作側へ渡す指示を整理
↓
修正
↓
iPhoneで確認
という流れで進めました。
AIを使うと、作業は本当に速くなります。
でも、
この情報をどう扱うのか。
どこまで表示するのか。
この言い方で誤解されないか。
それを決めるのは、やっぱり人間です。
AIができることが増えるほど、
最後に確認する人間の役割も大きくなる。
今回、328事業者を追加して、そんなことを感じました。
⸻
54歳から始めたAIでの事業づくり。
第183版で気づき、
第184版で修正。
また一つ、ここいしゃのルールができました🌿
「分からない」を、勝手に埋めない。
これから全国の情報がもっと増えても、この考え方は大切にしていきたいと思います。
さて、次は第185版。
まだまだ続きます‼️
🌿最初から読みたい方へ
「54歳からAIで事業づくり」
ここいしゃをゼロから作ってきた過程を、第1回から残しています。
▶︎ 第1回から読む
🌿前回第26回はこちらから
#54歳からAIで事業づくり
#ここいしゃ
#ChatGPT
#AI活用
#50代からの挑戦
#事業づくり
#Webサイト制作
#医療
#介護
#移動支援
#高齢者支援
#全国展開