
【第2回】母に「こんなのあったらいい?」と聞いた。それが「ここいしゃ」の始まりでした。
54歳の私が、ChatGPTと一緒にWebサービスを作り始めた話。
第1回では、「知識ゼロの私が、なぜWebサービスを作っているのか」を書きました。
今回は、そのサービスが生まれた本当のきっかけを書いてみようと思います。
きっかけは、母との何気ないLINEでした
ある日、母にこんなLINEを送りました。

母から返ってきた答えは、たった一言でした。
「医者だけMAP」
最初は、「病院を探せる地図があったら便利ってことかな?」くらいに思っていました。
でも、話を聞いていくと、母が欲しかったのは、ただ病院を検索するものではありませんでした。
でも、話を聞いていくうちに、私はある出来事を思い出しました。
実は、私には40年近く会っていなかった実の父がいました。
父と母は離婚していて、私は育ての父と暮らしてきました。
その育ての父が亡くなったあと、ふと実の父のことが気になりました。
「今、どこで、どうしているんだろう。」
そう思って、父を探し始めました。
そして、やっと見つけることができました。
約40年ぶりの再会でした。
長い間会っていなかったので、最初は何を話したらいいのか、少し戸惑いました。
それでも、「会えてよかった」と思いました。
40年という時間を、すぐに埋めることなんてできません。
でも、これから少しずつ父との時間を取り戻していけたら。
そんなふうに思っていました。
ところが、再会してから半年ほど経ったころ、父は認知症になりました。
病院へ行くにも、一人では難しくなっていきました。
そこで初めて利用したのが、
「介護タクシー」でした。
それまでの私は、「介護タクシー」という言葉は知っていても、実際に利用したことはありませんでした。
いざ必要になって探してみると、
「どこに頼めばいいの?」
「車いすでも大丈夫?」
「病院まで連れて行ってもらえる?」
分からないことばかりでした。
父のために調べながら、私は思いました。
必要になった時に、必要な情報がすぐ見つかる場所があったらいいのに。
そして、母が言った「医者だけMAP」という言葉。
父のことで経験した「病院まで行く大変さ」。
この二つが、私の中で少しずつつながっていきました。
病院を「探す」だけじゃなく、
病院へ「行く」ところまで助けられるものにしたい。
そうして「ここいしゃ」に、病院検索だけでなく、看護・介護・福祉タクシーなどの「移動を助ける情報」も入れていくことになりました。
もちろん、この時の私はWebサービスの作り方なんて知りません。
そこで、またChatGPTに聞きました。
「これ、私にも作れる?」
ここから、本当の試行錯誤が始まりました。
今振り返ると、この時の私は、Webサイトを作るために何が必要なのかさえ知りませんでした。
ドメイン?
サーバー?
SEO?
聞いたことはあっても、意味はほとんど分かりません。
それでも、分からないことが出てくるたびにChatGPTに聞いて、一つずつ進めていきました。
もちろん、順調だったわけではありません。
ボタンが動かない。
現在地が出ない。
検索できない。
直したら、今度は別のところがおかしくなる。
「えー!また?😂」
そんなことの繰り返しです。
でも不思議なことに、少しずつ画面が形になっていきました。
54歳、Web制作の知識ゼロ。
それでも、本当にWebサービスは作れるのか。
次回は、ChatGPTと私の「ここいしゃ」づくりの試行錯誤を書いてみようと思います。
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