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味わう英語(17)「エイリアン」

    alien

    この英単語からすぐに想起されるのは、
    「あの映画」ではないでしょうか。

    生理的な嫌悪感を呼び起こす
    あの「心を通わせようのない存在」は、
     "alien" という言葉の本質を極端に形象化したものと言えます。

    "alien" は、
    形容詞として「外国の」という意味が最初に挙がりますが、
    "foreign" 等にはない「異質な」「相容れない」
    という排他的なニュアンスを含みます。

    動詞形 "alienate "が
    「人を孤立させる、疎外する」という意味を持つように、
    「こちら側の世界には決して入れない」
    という遮断が感じられます。

    日常会話で
    "Their way of thinking is completely alien to me."彼らの考え方は、全く理解できない
    と言えば、単に理解できないだけでなく、
    「自分の世界からは切り離したい」
    という拒絶が滲みます。

    かつて政府などが使っていた
    "illegal alien"(不法滞在者)という表現が、
    「人間そのものを排除するものである」として、
    近年" undocumented noncitizen"(非正規滞在の外国人)
    などに置き換えるべきと論議されるのもそのためです。


    このような意味合いを持つ "alien" ですが、
    状況によっては全く異なった変容も有り得ます。

    例えば、強く愛し合うカップルが、
    自分たちを "aliens" と呼ぶとき。
    彼らは疎外された寂しい場所にいるのではなく、
    世界から切り離された二人だけの
    幸福な異次元を楽しんでいるのかもしれません。

    「エイリアンズ」 キリンジ(2000)~武道館でのライヴより

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    2026.9.28.
    Planet Earth


    【みなさまの記事紹介①】

    (本編とは特に関連していません)

    昨今、「鋭いなあ、、、」と感じた、ももまろ うめこさんによる記事です。かっこいいです。



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    東村山市在住。 早めの老後をさまよう放蕩おやじ。 文学を中心に語ります。 、、、創作や過去マンガのアップ、 シリーズ・大人のための「味わう英語」も時折。 著書:『できる大人の語彙力2200』(リベラル文庫)他

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