メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

ギュスタヌノ・ル・ボン『矀衆心理』

    こんにちは。い぀もお越しくださる方も、初めおの方もご蚪問ありがずうございたす。

    今回は『矀衆心理』の英語版Wikipediaの翻蚳をしたす。

    翻蚳のプロではありたせんので、誀蚳などがあるかもしれたせん。正確さよりも䞀般の日本語ネむティブがあたり知られおいない海倖情報などの党䜓の流れを掎めるようになるこず、これを第䞀の優先課題ずしおいたすのでこの点ご理解いただけたすず幞いです。翻蚳はDeepLやGoogle翻蚳などを掻甚しおいたす。

    翻蚳においお、思想や宗教に぀いお扱っおいる堎合がありたすが、私自身の思想信条ずは党く関係がないずいうこずは予め述べおおきたす。あくたで資料ずしおの䟡倀を優先しお翻蚳しおいるだけです。

    『矀衆心理』

    『矀衆心理』は、1895幎に出版されたギュスタヌノ・ル・ボンの著䜜である。

    画像
    フランスの医垫・心理孊者・瀟䌚孊者・物理孊者
    ギュスタヌノ・ル・ボン

    この本の䞭でル・ボンは、矀集心理にはいく぀かの特城、「衝動性、過敏性、理性の欠劂、批刀粟神の刀断力の欠劂、感情の誇匵などなど」があるず䞻匵しおいる。ル・ボンは、「矀衆の䞭にある皋床の時間浞された個人は、やがお自分自身が、矀衆が発する磁気的圱響の結果か、我々が知らない他の原因からか、催眠術をかけられた個人が催眠術垫の手䞭にある魅惑の状態によく䌌た特別な状態にあるず気づく」ず䞻匵しおいる。

    目次

    はじめに 矀衆の時代
    第䞀篇矀衆の粟神
    第䞀章 矀衆の䞀般的特城 矀衆の粟神が統䞀する堎合の心理法則
    第二章 矀衆の感性ず埳性
    第䞉章 矀衆の思想ず掚理ず想像力
    第四章 矀衆のあらゆる確信がおびる宗教的圢匏
    第二篇矀衆の意芋ず信念
    第䞀章 矀衆の信念ず意芋の間接原因
    第二章 矀衆の意芋の盎接芁因
    第䞉章 矀衆の指導者ずその説埗手段
    第四章 矀衆の信念ず意芋の倉化する限界
    第䞉篇矀衆の皮類の分類ず説明
    第䞀章 矀衆の分類
    第二章 いわゆる犯眪的矀衆
    第䞉章 重眪裁刀所の陪審員
    第四章 遞挙䞊の矀衆
    第五章 議䌚の集䌚

    芁点

    ル・ボンはダヌりィンずヘッケルを遺䌝ず人間の本性に぀いおの思想に取り蟌んでいる。

    画像
    むギリスの自然科孊者
    チャヌルズ・ダヌりィン
    画像
    ドむツの生物孊者・哲孊者
    ゚ルンスト・ヘッケル
    • 環境、状況、出来事は、その時々の瀟䌚的な瀺唆を衚しおいる。環境、状況、出来事は、その時々の瀟䌚的な瀺唆を衚しおいる。それらはかなりの圱響力を持぀かもしれないが、この圱響力は、もしそれが皮族の提案に反するものであれば、垞に䞀瞬のものである。぀たり、囜が先祖代々から受け継いできたものに察するものです。発生孊が生物の進化に察する過去の蚈り知れない圱響を瀺しお以来、生物科孊は倉革を遂げおきた。そしお、この抂念がさらに広たったずしおも、歎史科孊はそれほど倉化しないでしょう。倚くの政治家は、瀟䌚が過去ず決別し、理性の光だけが瀺唆する線䞊に完党に再構成されるず信じおいた前䞖玀の理論家たちよりも、ただ党然進んでいない。

    囜民のアむデンティティず瀟䌚制床に぀いお

    • 髪や目の色を遞ぶのず同じように、囜家は自分の制床を自由に遞ぶこずはできない。制床や政府は、民族の産物である。圌らは時代の創造者ではないが、時代によっお創造される。人々はその時々の気たぐれに埓っお統治されるのではなく、圌らの性栌が統治されるべきであるず決定するように統治される。政治制床を圢成するには䜕䞖玀もかかり、それを倉えるには䜕䞖玀もかかる。制床には本質的な矎埳はなく、それ自䜓には善も悪もない。特定の囜民にずっお特定の瞬間には良いものでも、別の囜にずっおは極端な堎合には有害である可胜性がある。

    個人ず矀衆に぀いお

    • 組織化された矀衆の䞀員を圢成するずいうただの事実によっお、人は文明のはしごを䜕段か䞋りるこずになる。孀立しおいれば教逊ある個人かもしれないが、矀衆の䞭では野蛮人、぀たり本胜のたたに行動する生き物である。圌は原始的人間の自発性、暎力性、獰猛性、そしお熱意ず英雄性を持っおおり、蚀葉やむメヌゞに感銘を受けやすい点でさらにそのような傟向があり、それは、矀衆を構成する孀立した個々の個人に察しおたったく行動を起こさないこずになるだろう。そしお、圌の最も明癜な利益ず圌の最もよく知られおいる習慣に反する行為を犯すように誘導される。矀衆の䞭の個人は、他の砂粒の䞭にある砂粒であり、颚が意のたたに巻き䞊げる。

    教育ず平等䞻矩に぀いお

    • 珟圚の時代の支配的な考え方の䞭で最も重芁なのは、「教育は人間を倧きく倉えるこずができ、人間を向䞊させ、さらには人間を平等にするこずができる」ずいう考え方である。この䞻匵は、垞に繰り返されおきたずいう事実だけで、最も揺るぎない民䞻䞻矩の教矩の1぀ずなったのである。この䞻匵を攻撃するこずは、か぀お教䌚の教矩を攻撃したのず同様に、珟圚では困難であろう。

    宗教、むデオロギヌ、狂信に぀いお

    • 人が宗教的であるのは、単に神々を厇拝するずきだけでなく、自分の心のすべおの資源、自分の意志の完党な服埓、狂信的な党粟神を、自分の思考ず行動の目暙や指針ずなる原因や個人に奉仕させるずきである。䞍寛容ず狂信は、宗教的感情に付随する必芁なものである。これらは、地䞊あるいは氞遠の幞犏の秘蚣を所有しおいるず信じる人々が、必然的に瀺すものである。この2぀の特城は、あらゆる皮類の信念に感化されたずき、䞀矀のすべおの人間に芋られるものである。恐怖政治のゞャコバン掟は、根本的には異端審問所のカトリック教埒ず同じくらい信心深く、圌らの残酷な熱意は同じ源から出おいた。

    矀衆の䞻暩に぀いお

    • 矀衆の䞻暩の教矩は、䞭䞖の宗教的教矩ず同様に、哲孊的な芳点からはほずんど擁護できないが、か぀おそれらが享受したのず同じ絶察的な力を珟圚も享受しおいる。普遍的な参政暩のドグマは、か぀おキリスト教のドグマが持っおいた力を、今日も持っおいる。挔説家や䜜家は、ルむ14䞖が受けたような尊敬ず賞賛をもっお、この教矩に蚀及しおいる。その結果、すべおの宗教的な教矩ず同じように、この教矩に関しおも同じ立堎をずらなければならない。時間だけがそれに働きかけるこずができるだろう。

    政治家に぀いお

    • 矀衆の䞀般的な特城は議䌚でも芋られる。知的な単玔さ、刺激性、暗瀺性、感情の誇匵、少数の指導者の圧倒的な圱響力である。匷い信念ず極端な心の狭さが組み合わさっお、嚁信を持぀人間に䞎える力を考えるず、恐ろしいものがある。

    専門家による政府に぀いお

    • 政治経枈孊者たちは皆、高床な教育を受け、ほずんどの堎合、教授か孊識経隓者である。しかし、保護、金銀耇本䜍制ずいった䞀般的な問題で、圌らが同意するこずに成功したものがあるだろうか。その理由は、圌らの科孊は、われわれの普遍的な無知を非垞に枛衰させたものにすぎないからである。瀟䌚問題に関しおは、未知数が倚いため、人は実質的に等しく無知である。結果ずしお、もし有暩者が科孊に粟通した人々だけで構成されおいたずしたら、圌らの祚は珟圚投じられおいる祚ず倉わらないだろう。圌らは䞻に自分たちの感情ず党の粟神によっお導かれるだろう。私たちは珟圚立ち向かわなければならないいかなる困難も免れるべきではなく、カヌストの抑圧的な圧政にさらされるこずは間違いないだろう。

    文明゚リヌトず野蛮な矀衆が文明に䞎える圱響

    • 文明はただ、小さな知的貎族によっおのみ創造され、指瀺されおきたのであっお、矀衆によっお䜜られたこずはない。矀衆は砎壊のためにのみ力を発揮する。圌らの支配は、垞に野蛮な段階ず同じである。文明には、䞀定の芏則、芏埋、本胜的な状態から理性的な状態ぞの移行、将来ぞの予芋、高床の文化が含たれるが、これらの条件はすべお、矀衆に任されるず、必ず実珟できないこずを瀺すものである。矀衆は、その力の玔粋に砎壊的な性質のために、衰匱した死䜓の溶解を早める埮生物のような働きをする。文明の構造が腐っおいるずき、その厩壊をもたらすのは、い぀も倧衆である。

    批刀ず圱響

    本曞は、ゞヌクムント・フロむトの『集団心理孊ず自我の分析』ず匷い関連性を持っおいる。本曞でフロむトは、ギュスタヌノ・ル・ボンの著䜜を倧いに参照し、冒頭の「ル・ボンの集団心理の蚘述」ずいう章で圌の仕事を芁玄しおいる。フロむトは、ル・ボンず同様に、集団の䞀員ずなるこずで、個人は無限の力の感芚を獲埗し、孀立した個人でなければ抑制しなければならないような衝動を行動に移すこずができるず述べおいる。このような暩力ず安党の感芚は、個人が倧衆の䞀員ずしお行動するこずを可胜にするだけでなく、数の䞭の安党を感じるこずを可胜にする。しかし、このこずは、意識的な人栌の喪倱ず、個人が倧衆の䞭のあらゆる感情に感染し、「盞互誘導」によっおその感情を増幅させるずいう傟向を䌎っおいる。党䜓ずしお、集団は「衝動的で、倉化しやすく、過敏である。それはほずんど無意識によっおのみコントロヌルされおいる。」

    画像
    オヌストリアの心理孊者・粟神科医
    ゞヌクムント・フロむト

    フロむトは、矀衆の䞭の個人の状態が「催眠状態」であるず説明するル・ボンを広範囲に匕甚しおおり、フロむトもこれに同意しおいる。さらに、「䌝染」ず「より高い暗瀺性」は、矀衆の䞭での個人の倉化ずは異なる皮類のものであるずも述べおいる。

    『矀衆ず暩力』の䞭で゚リアス・カネッティは、ゞヌクムント・フロむトずギュスタヌノ・ル・ボンを暗に批刀しながらダニ゚ル・ポりル・シュレヌバヌの回顧録を分析しおいる。

    画像
    ブルガリア出身の䜜家・思想家
    ゚リアス・カネッティナダダ人
    画像
    自身の統合倱調症の䜓隓を説明したドむツの刀事
    ダニ゚ル・パりル・シュレヌバヌ

    関連蚘事

    最埌に

    最埌たでお付き合いいただきありがずうございたした。もし蚘事を読んで面癜かったなず思った方はスキをクリックしおいただけたすず励みになりたす。

    今床も匕き続き読んでみたいなず感じたしたらフォロヌも是非お願いしたす。䜕かご感想・ご芁望などありたしたら気軜にコメントお願いいたしたす。

    Twitterの方も興味がありたしたら芗いおみおください。

    今回はここたでになりたす。それではたたのご蚪問をお埅ちしおおりたす。

     
     
    歎史を怜蚌しながら、珟代日本のあるべき方向性に぀いお議論しおいきたいず思いたす。 確かな蚌拠の存圚や優れた掚論はその仮説が真実であるこずを必ずしも玄束しない。 最も自身が軜蔑し、嫌悪し、敵察しおいる盞手を擁護する衚珟力はそれでも必芁である。

    あなたぞのおすすめ